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855号 2016年6月17日

この1日に命を捧げる

■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。

「7つの習慣」を昔お読みになられて、
かつ影響を受けられたという外資系の日本支社長と、
教育について意見交換や、

はたまた「7つの習慣」プログラム説明会
http://www.franklincovey.co.jp/seminar/event/category/series7h/
にお越しいただいた方との打ち合わせなど。


提案依頼をいただく機会が増えており、
動きが早まってきそうな期末です。

さて、本日のお話です。

昨日ご訪問させていただいた、
とある不動産関連の会社にて、

「時間への意識」

について、考えさせられることがございました。

今日はその学びについて、
皆様にご共有したいと思います。


それでは、どうぞ。


■「契約までにかかる日数 平均2日」。


昨日ご訪問した会社様の、
ホームページにこんな言葉が書かれていました。


ちなみにこの会社様、
「働きがいがある会社」でも上位を獲得し、
かつ急成長を続けている会社。

オフィスに入った瞬間に、
なぜかボクシングのリングがあるという、
非常な熱気を感じる、そして少し変わった(良い意味で)企業です。


そこの人事の責任者様と
お話をしている際に、

「2日で契約って、すごいですよね」

と気になっていたキーワードを
何気なく聞いたところ、
その理由について、こんな回答が返ってきました。



『お客様とのご縁は1度しかないと思っています。

 だから、 ”出会ってからの2日間”に

 営業は、持てる限りの全ての力を尽くすんですよ。』


そう、当然のごとく、、
サラリと言われていました。


そして、だからゆえに結果的に、

”平均2日で契約”

という、とんでもない実績につながっており、
そして会社も業績を伸ばし続けている、

そんなことをお聞かせ頂きました。



■このお話を聞いた時に、
同じ営業として、身につまされると共に、
こんなことを思いました。

私たちはともすると、

「仕事でもプライベートでも、
 ”まだ次がある”と、つい思ってはいないだろうか」

、、、と。


ビジネスにおいて、お客様にお時間を作っていただく。

会社の仲間を集めて、ミーティングをやる。

はたまた、プライベートにおいて、
妻、夫、または子供と、旅行へ行く。

久しぶりに親に会い、食事と時間を共にする。



あらゆることに言えると思いますが、

「まだ次があるし」

なんて、どこかで思っていると、

図らずともその時間を
なんとなく雑に扱ってしまったり、

または気が抜けた炭酸のように、
張り詰めた気持ちを持ちきれなかったり、

失敗について鈍感になったり、

そして結果として、
「密度の濃い時間」にならず、
漫然と終わってしまう、

そんなことになり得ると思うのです。



■しかし、考えてみれば当たり前ですが、
「次がある」とは限りません。

次があるとどこかで思っていても、
それがやってこないことだって、大いにある。


次の機会がやってこないことは、

自分の些細な行動(失敗)からだったり、
または不幸な出来事だったり、
タイミングだったり、

理由は様々であるにせよ、
いつか突然、終わりを告げるものです。


だからこそ、よく言われるように、

「今、この瞬間を大切にせよ」

というような姿勢・スタンスこそが、
大変に重要になってくる、そのように思うのです。


■先ほどご紹介した会社様においても、
「契約まで、平均2日」という結果に至るために、
時間に込める重さ、想いがとんでも強く、

まさしく、

【この一瞬に命を捧げる】

くらいのものであるがゆえ、
濃厚かつ、濃密な時間となり、
卓越した結果につながっているのだろう、

そのようにも感じます。


■『人を動かす』という書籍で有名な
成功哲学の祖・デール・カーネギーはこういいました。


『人生とは今日一日のことである』
(デール:カーネギー)


今、この瞬間に、
全力を尽くすことができているか。

まだ次があると思い、
漫然とこの時を過ごしてはいまいか。


そんなことを問い続け、
日々をかけがえのない、
後悔がない素晴らしき積み重ねにしていくよう、
全力を尽くすこと。

さすれば、たとえ上記の会社様のごとく、
契約は2日で取れずとも、
より良い結果、望ましい結果ににつながっていくのではないだろうか、

そんなことを思った次第です。

(宮本さん、素敵な気づきをありがとうございました!)


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。

【本日の名言】 どんなに悔いても過去は変わらない。
どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない。
いま、現在に最善を尽くすことである。

松下幸之助

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