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837号 2016年5月30日

関係のない世界に飛び込む意義

(今日のお話 1384字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は朝から昼までテニス。

そして昼からは会社の同僚の紹介で、
とある勉強会に参加してまいりました。

それが非常に面白く、
かつ大変勉強になり、
テンションがあがりっぱなしでした。

本日は、

「関係のない世界に飛び込む意義」

というテーマで、思うところを
皆様にご共有させて頂きたいと思います。

それでは、どうぞ。

■昨日の勉強会のテーマは、

『AI(人工知能)とIoTについて』

という内容でした。

六本木ヒルズの
49階のアカデミーヒルズなる場所で、
ちょっと贅沢な気分での勉強会。

私は勉強会とか新しい場所は好きな割に、
何となく「六本木ヒルズ」のような、

『THE 意識高い系のシンボル』
『成功を目指す人の象徴』

みたいな場所は少し、
抵抗感を感じていました。
(まあ、私の穿った見方故かもしれませんが)

とはいえ、基本的に

「誰かに誘われる = とりあえず参加」

という”即ポチ効果”、
で得られることは多いもの。

私自身それによって、
失ったもの(お金)も多いですが、
それ以上に色々な経験ができて、
また人生が楽しくなってきたと感じています。

と、いうわけで、
例に漏れず今回も参加してみることにしました。


■そして、昨日の勉強会のテーマは、
”AI(人工知能)”。

今まで私が参加する勉強会は、

「マネジメント系」
「リーダーシップ」
「コーチング」
「コミュニケーション」

など、私が専門としている分野に近い話が多く、
そういった類のものにこぞって興味を持っていたのですが、
今回は、全く畑違いの内容。


「AI」どころか、
理系的な知識も皆無です。

だから、今までの中でも
「大丈夫かなあ。」
という気持ちが大きいイベントでした。


■ですが、結果としてですが、

『想像をはるかに超えるほど、面白かった』

のです。

正直、そこらでやっている

「リーダーシップ勉強会」
「時間管理術 共有会」

などよりも、はるかに学びが多い。

ある意味、衝撃的でした。

そして、思ったのです。

よく”イノベーション”とは、
「異なる分野との融合で生まれる」、
なんていいますが、

知識労働者であり、
より良いものを生み出していこうとするのであれば、


【自分の専門分野と全く違う分野を、敢えて学ぶ】という姿勢


が、大切なスタンスになるのではないだろうか、

そのように思ったのです。


■昨日紹介された、一つの例です。

工事現場の機械などを作っている、
小松製作所は、800億の赤字を出していた状態から、
V字回復を遂げたそう。

それは、福井県の現場のエンジニアが、
当時はやっていた「たまごっち」を見て得たアイデアが
きっかけになったサービスが、爆発的ヒットを生んだから。

”たまごっち”が餌をねだって
ピーピー音を立てたりすることから、

「うちのブルドーザーも、
 ガソリンが減ってきたら、”ガソリンがないよ”と
 自分で言ってくれたり、

 使い方が荒っぽかったら、
 ”それじゃ燃費悪いよ”とブルドーザーが
 教えてくれたとしたら、

 もっと売れるのではないだろうか」

そう考え、そして爆発的な支持を得た。

これも、「ゲーム」という異分野と
「機械」の融合です。


■こういったアイデアは、
もし自分たち自身で生み出せたら、
素晴らしいということは間違いないと思います。

しかしながら、異分野の話とコラボしようとしても、
自分が見聞きしていないことは、
想像することができない。

だからこそ、もしより影響力のある成果を
生み出そうとするのであれば、


【全く違う分野を合えて学ぶ。
 そして、自分の視野を広げる】。


当たり前かもしれませんが、
この姿勢が大変重要なのではないか、
そのように改めて痛感しました。


■「7つの習慣」のコヴィー博士は
このように言いました。


『私たちはあるがまま物事を見ているのではなく、
 私たちのあるがまま物事を見ている』
と。


世界は変わって、時代も変わっている。

決められたことだけルーティンでやっていても、
残念ながら駆逐されていくのが
これからの時代かもしれません。

私たちは今の時代をあるがまま
見られているのだろうか。

そんなことを問いつつ、
自分の視野を広げて行きたいものだ、

そのように思った次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。

【本日の名言】 自分がわずかなことしか
知らないということを知るためには、
多くのことを知る必要がある。

モンテーニュ

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