早く行きたいなら、一人で行け。遠くへ行きたいのなら、皆で行け。
(今日のお話 1985字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、2年前より全社員で
7つの習慣をご受講いただいた企業様にて、
フォローアップも兼ねた研修の実施でした。
「7つの習慣」というフレームワークは、
いつの時代も、また繰り返し使っても色褪せることなく、
”自分の思考を整理してくれるもの”である、と評価いただきます。
受講いただいた方からも、
「自分を振り返る時間、貴重な時間になった」
「普段考えないことを改めて考えることができた」
というようなコメントも頂き、
皆様にとって大切なことを思い出すきっかけに
なったかと感じております。
(ご参加いただいた皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました!
引き続き、設定された「行動計画」の実行、応援しております。)
そして、その後夕方からは目黒雅叙園にて、
「第8の習慣 公開コース」にご参加いただいた企業の、
取締役の方にご挨拶など。
■さて、本日のお話です。
昨日の研修実施では、
・「自分のミッション」を考える
・実行する「行動計画」を立てる
というワークをいたしました。
しかしながら、あらゆる研修において、
本当に難しいのが、この後者である、
『実行する(実行し続ける)』
というところ。
今日は、この「実行をする」ためのポイントについて、
昨日の研修参加者の皆様への
復習もかねてお伝えさせて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■「言うは易し、行うは難し」。
この言葉に示されるように、
計画を立てることの数倍、
その計画を実行することは難しいものです。
しかしも、それが、
「とっても大事なんだけど、今すぐにはやらなくても問題はない」
というような、いわゆる
”7つの習慣”でいう『第二領域』
的ものであれば、尚更そう。
例えば、
・部下と深いコミュニケーションをとる
・時短をするための仕組みづくりをする
・自分のチームのビジョンを語り合う時間を作る
・1週間の計画を、静かな時間をとって行う
これらは、確かに大事。
でも、やらなくても、
別に誰かに攻められるわけではない。
すぐに問題が起こるわけでは、ない。
だから、“今の忙しさ”に巻き込まれ、
「明日でいいか」となり、そして明日になれば、
「また明日でいいか」となり、そして次は、
「まあ、来週でいいか」となり、
そして気付けば、
その計画自体なかったことになってしまう。
私の感覚ですが、自然に任せていた場合、
残念ながら、70%以上の方がこのように、
”日常の竜巻”
に巻き込まれ、
大切なこと実行ができずに終わってしまう、
そのように感じます。
■では、どうしたらよいのでしょうか。
どうすれば、
「実行の壁」を突破することができるのでしょう。
このことについて、
『戦略を実行できる組織、できない組織。』(キングベアー出版)
では、このように伝えています。
「実行」を成功させるための一つの要素。
それは、
【アカウンタビリティのリズムを生み出す】
ことである、と。
■ちなみに、アカウンタビリティとは、
日本語に直訳すると、こんな意味。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Accountability
[名]説明責任、義務、報告義務
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
すなわち、
「アカウンタビリティのリズムを作る」とは、
”自分がやるといったことを、報告するリズムを作る”
ということになります。
■残念ながら、人は弱い生き物です。
意志もなかなか貫けない。
だから、
誰かと一緒にやる、
誰かから見られている、
というように、
何かしらの「外圧」があることで、
甘えが許されなくなり、実行することができるのです。
こういう話をすると、
「なんだかプレッシャーを感じる」
「そんなに無理してやらなくても」
となりそうですが、
”そもそも自分で決めたこともできない”
というのが、悲しき現実なのです。
だからこそ、
「自分がやりたいと思ったこと」
「自分が決めたことを実現する」ために、
それぞれが、お互いを応援し合う意味で、
『お互いを監視し合う』
こと、これが、一つの強いツール、
また実行のためのスキルの一つとなりうるのです。
■アフリカのことわざで、
こんな言葉があります。
【早く行きたいなら、一人で行け。
遠くへ行きたいのなら、皆で行け。】
急ぎたいなら、一人のほうが良いですが、
より遠くへ行きたいなら、誰かと応援し合い、
励ましあい、助け合うことで、遠くまで行けます。
組織で働いていると、もしかすると、
時に窮屈に感じることもあるかもしれません。
しかし、一人ではなく
チームがあり、仲間があることは、
気付いていないだけで、実は大変な価値なのかもしれません。
共感できる仲間がいるなら、
自分が好きなチームがあるなら、それを最大限活用する。
それぞれの目標、夢に向かって、
お互い応援し合い、励ましあい、そして共に遠くへ行く、
そんな関係を目指して行きたくことが、
個人にとっても、組織にとっても、
プラスになるWin-Winの関係なのではないか、
そのように思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日になりますように。