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2048号 2019年9月30日

今週の一冊『君に友だちはいらない』

(本日のお話 1882字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は、終日企業研修の作成。
色々と立て込んでおり、
泣く泣く週末に申し込んでいたセミナーをキャンセルしました。

ただ夜は、ウガンダの孤児達が集まる、
チャリティーコンサートに観に行ったところ、
子どもたちの歌と踊り、キラキラした目に心が現れました。

これからツアーが続くようですので、
ご興味がある方は、ぜひご覧ください。
お勧めです!(↓)

<ワトト・ジャパンツアー2019>
https://www.watoto.asia/ja/the-choir/see-the-choir/



さて、本日のお話です。

毎週日曜日はオススメの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は、

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『君に友だちはいらない』 瀧本 哲史(著)



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です。


■京都大学客員准教授で投資家の
瀧本哲史(たきもと・てつふみ)さん。

先月の8月、ご逝去され
ニュースにもなられました。
ご存知の方も多いかもしれません。

『僕は君たちに武器を配りたい』、
『武器としての決断思考』なども書かれていますが、

主に20代から30代前半の若者に向けての
メッセージを中心に書かれています。


■そして、今回ご紹介の
『君に友だちはいらない』の一冊。

この本も、手にとって読むと、
「可能性あふれる若者」に向けて届けられた、
そんなメッセージのように感じられます。

テーマは、

”グローバル資本主義を生き抜くための「武器としてのチーム」”

としてされています。

もう少し詳しくお伝えすると、

瀧本氏が、東大法学部を成績優秀者として卒業した後、
東大助手に採用され、その後、
戦略コンサルのマッキンゼー&カンパニーで働き、
そしてタクシー会社の日本交通の再建、
エンジェル投資家として多くの企業に関わる中で得た、
彼自身が体験した「チームとは何か?」の知見が、
凝縮されています。


■ただ、チームについてだけではなく、

多くの企業の事例や、映画の事例、
漫画『ワンピース』を例にもとりながら、

”私達が働き、生きる上での大切なエッセンス”

を伝えてくれているという印象の本です。

そして何より特徴的なのが、

『一つ一つの言葉が、強く、心揺さぶる』

こと、ここがよくある、
「企業事例が紹介されたビジネス書」とは、
一線を画するところである、

私はそのように感じました。


■以下、引用いたします。


”夢を語り合うだけの「友だち」は、あなたにはいらない。
あなたに今必要なのは、共に試練を乗り越え、
一つの目的に向かって突き進んでいく「仲間」だ。

SNSで絡んだり、「いいね!」するだけの「友だち」はいらない。
必要なのは、同じ目標の下で、苦楽をともにする「戦友」だ。”


”「ロマンだけしかない」というのではダメだ。
よくネット上や大学のサークルなどで
「意識だけは高い人」というのを見ることがある。
 
「世の中をよくしたい」「困っている人の役に立ちたい」と
 掲げている志は立派なのだが、それを実現するためにお金や時間、
 人の手がどれくらいかかるか、具体的なことを考えて実行するのは
 苦手な人は少なくない。

 ロマンを実現するには、それと同じくらい
 「ソロバン」(お金、時間、労力のコスト計算)をきちんと考える必要がある。

 多くの人が「お金を払ってでも解決したい」と思えるような
 非効率や満たされないニーズがあるからこそ、ロマンはロマンになりえる。”

(本文より引用) 

など。

冗長な話がなく、一つ一つの洗練されていて、
わかりやすい。

そして、ただの著者の意見ではなく、
全てのエピソードが、

・企業の成功・失敗事例
・日本の歴史
・社会の情勢
・貧困問題
・資本主義
・神話論

など、歴史、経済、教育、文化、、、等
多くの学説を引用し、そこに著者の体験、
企業のエピソードを盛り込み、

非常にわかりやすい比喩を用いて、
怒涛のように持論を展開されていきます。

そのような教養溢れるメッセージを受け取る中で、

『自分の命を燃やして、力強く生きるために必要なこと』

が自分の身に沁み込んでいく、
そんな感覚を持つ本なのです。


■一つ一つの文章から
著者の真剣に思っている想いが伝わり、
背筋がピンとするような力強さを感じます。

私も「ビジョン」や「対話」、
「キャリアの作り方」などの本を色々と読みますが、
まあ、そうだよね…、と
迫力を感じない本も正直多いもの。

(知識としてはそうだけど、
リアルさや生々しさが感じられない、という意味で)

しかし今回ご紹介している、

『君に友だちはいらない』

は、ホンモノだ!と感じる一冊です。


■抽象的ですが、”言霊”というのでしょうか、
その文字の連なりからエネルギーを貰えるとともに、
自分の「生き様」を考えさせられます。

ゆえに20~30代だけでなく、
どの年代の方も感じることがあると思いますし、
ぜひ手にとっていただきたい、と思います。

私も、こんな生き方をしたいと、
憧れにも似た気持ちで思うと同時に、
もっともっと、勉強したい、勉強せねば、

そんなことを強く思った次第です。

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<今週の一冊>

『君に友だちはいらない』 瀧本 哲史(著)


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