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480号 2015年2月25日

成果を上げる人は、「エネルギー管理」がバッチリ

■おはようございます。紀藤です。

昨日もお客様(友人?)とのランチを含めて、
午前午後とひたすらご商談。

最近、夜までガッツリと予定が入っており、
体力の消費が著しい今日この頃。
(自分で勝手に追い込んでいるのですが(苦笑))

やっぱり身体は常に絶好調じゃないとイカンですね。


■さて先日、
世界中で展開する業界トップクラスのコスメ企業の方より
私たちの研修についてご感想を頂きました。

「社内ファシリテーター制度」を利用して、
弊社の新人研修「ディスカバリー」を2014年度導入されたお客様です。

新人の方は、有名な理系大学大学院卒なども含み、
知的水準も非常に高い方が対象でした。


紀藤:ディスカバリーを導入されましたが、半年後の効果はどうでしたか?

Oさん(お客様):
 半年後といっても、正直、まだわかりません…
 ただ、そもそも、研修を一回やったからといって、
 人は劇的に変貌するものではないと思います。
 研修は始まりです。
 私たちにとって、新人研修「ディスカバリー」の実施は、スタートでしかなく、
 新人研修「ディスカバリー」は、【よりよいスタートのための道具】だと思っています。
  
紀藤:【よりよいスタートのための道具】とは?

Oさん:
 【記憶に残る「言葉」と「フレーム」】があるという事です。
 「新人研修ディスバリー」の言葉、フレームは、
 「7つの習慣」をベースとしているので、インパクトに残ります。
 忘れないので、共通言語にすることができます。

紀藤:「ディスカバリー」で習った”キーワード(パラダイム、刺激と反応、などキーワード)”
   は皆さん、忘れていないのですか?
   
Oさん:
 はい、皆覚えています。
 もちろん人によって感じることが違うので、皆が皆一様ではありませんが、
 一人一人がそれぞれ持って帰っているところがあるようで、とても面白いです。
  
紀藤: また、具体的にいうと、どんな場面で役に立ったのでしょうか?

Oさん:
 その後の、「人事との面談」に役立ちました。
 弊社では1年間で2~3回ほど、新人と仕事についての面談を行っています。
 その際に、ディスカバリーで習った【言葉】を使って
 「<パラダイム>は変わった?」
 「<意義>を感じられている?」
 「<刺激と反応の間のスペース>意識できてる?」
 と聞くことで、今の課題についてスムーズにコミュニケーションが出来、
 深い話や、アドバイスがしやすくなりました。


■Oさん、ありがとうございました!

確かに私たちの研修では、
【「言葉」と「フレーム」】という、
”記憶に残るための仕掛け”を、何より意識的に作っているので、
その部分をご評価いただくと、とても嬉しくなります。

Oさんの、環境も変わられましたが、
引き続きよろしくお願いいたします。

さて今日のお話。

テーマは、最近の私自身への戒めも込めて、
「疲れと生産性」の関係について、
思うところをお伝えしたいと思います。


■以前、世界的に有名なIT企業の社長が、
「もしグローバルで通用する人になりたいならば」というテーマで、
次のようなことを言っていました。

「圧倒的な成果を出したければ、”徹夜でがんばる” は、いらない。
 家に帰って8時間は寝るべし。」

「グローバルの舞台では徹夜でがんばって成果を出している人などいない。
 皆、夜たっぷり寝て、昼に集中して仕事をしている。」
 
「徹夜して、昼眠くなって会議中に眠る。
 これほど愚かなことはない。」


■その社長は、誰もが知る、
”世界のスーパービジネスマン”の集団の中で
仕事をしてきました。

彼がその中でわかったことは、

【成果を上げる人は、”エネルギー管理”がバッチリだった】

とのこと。

例えば、
世界のトップが集まるグローバルの会議があったとき。

参加メンバー(各国のリーダー)の多くは、
夜しっかり寝て、朝6時からトレーニングルームで
ガンガン走っていたそう。

たっぷり汗をかいて、シャワーを浴び、それから会議に出る。

すっきりした頭だから、仕事もフルスロットルになれる。

だから、難しいことも澄み切ったクリアな頭で判断し、
決断し、どんどん進めていくことができる。

たまに雑誌で見るような話ですが、
まさしくそうであった、とのことでした。


■もちろん、
”朝6時からガンガン走る””8時間寝る”
というのは極端かもしれません。

しかしながら、事実、
もし徹夜などしようものなら、
20代前半のピチピチの若者でない限り、
次の日は、
「頭がぼーっとする」
「眠くて集中できない」
「決断力が鈍る」
などの症状が現れるでしょう。

そして、
そんな状態で1時間必死に働いても、
なぜか絶好調な時の15分程度くらいしか進まない。

このような現象は、
誰しもが一度は経験があることではないかと思います。


■また、極端に”徹夜”とまではいかなくとも、
「ちょっと無理して、今日は睡眠時間を2時間削ろう」
とした場合でも、多かれ少なかれ、
そのツケは払うことになるでしょう。

なんかダルイ、
なんか元気がない、
なんとなく集中できない…

そんな感覚を覚えた時から、
仕事の生産性も気付かないうちにジリジリと下がり
下向きの生産性の螺旋階段、
疲弊の負のスパイラルが始まり、
そしてますます仕事が溜まり、
加速度的に、雪だるま式に
【”燃え尽き症候群”への谷】
に向かって転がり落ちていく、
そんなことにも成りかねません。
(ちょっと極端かもしれませんが汗)


■改めてですが、
日本人は「気合」「気持ち」で乗り越えようとするらしいですが、
どうやらグローバルのビジネスシーンでは異例なようです。

また「7つの習慣」でも
「第七の習慣 刃を研ぐ」において、

<自分の肉体・精神・知性・人間関係をメンテナンスし続けることが
 長期・継続的に成果を出すための必須事項である>、

とも言います。

生産性を下げるリスクを避けるためにも、
また長期的・継続的に成果を出し続けるリズムを作るためにも、

【疲れは翌日に残さない】

ことをモットーに、
”眠る時間を確保するのも仕事のうち”
と考えてみてはどうでしょうか。

そして、一つの工夫として、
・手帳に、”睡眠というタスク”を書き込む
・シャワーでなく、しっかりお風呂につかって、熟睡できるようにする
・アイマスクを買って、すぐ眠れるようにする
・よい枕を買って、眠りを深くする

というような地道な仕組みづくりをすることで
より快適で、楽しい日中の時間を過ごすことができるのではないか、
と改めて思う次第です。

今日の話は、最近の自分への戒めとして(汗)


最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 人生にとって健康は目的ではない。
しかし、最初の条件なのである。

               武者小路実篤

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