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1487号 2018年3月11日

『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』

(本日のお話 1876文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は、朝から友人、妻と共に、
池袋にて、お茶を飲みながら、
未来について語らっておりました。

一緒に話をした一人は、
シェアハウスを5棟運営しており、
親友である平岡くん。

今は100人の入居待ちが続くという、
大人気のコミュニティシェアハウスを運営している、

『絆家』

というシェアハウスを経営している彼。

多くの人の人生に多大な影響を与えており、


”シェアハウスにおけるコミュニティづくり”


という点で、
一線を画したノウハウを持っているため、
きっとこれから爆発的な成長を遂げるのだろう、

と確信させられた次第。

本当に心から応援するとともに、
自分も頑張ろう、頑張らねば、
と思った1日でした。


そして今日日曜日は、
これからフルマラソン。
ベストを尽くしたいと思います。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する、
今週の一冊のコーナー。

今週の一冊は

=======================

『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』
佐藤 航陽 (著)

=======================

です。

■一時期、山の手線内などで、
一気に広告が貼られていたこの本。

『お金2.0』

というギラついたタイトルと、
またそのビジュアルから、

「投資でお金、楽に儲けられます!」

みたいな話かと勝手に思っていたので、
食わず嫌いをしていました。

が、友人が、
「とても勉強になる一冊だよ」
と言っていたのを聞き、読んでみたのが先日。



結論から言うと、

”未来を考える上で必読の一冊である”、


この本を読み、
そのように感じ、感銘をうけたのでした。


■いま世間を騒がせている、

・仮想通貨、
・フィンテック
・シェアビジネス
・評価経済などなど、

色んな新しいキーワードが飛び交い、
日々耳にします。

しかしながら、


”それが複合的に絡み合い、
 これからどんな未来を作っていくのか”


については、色んな要素がありすぎて
リアルに想像ができない、という人も、
多くいらっしゃるのではないか、

と思います。


この本では、

”お金、経済を動かす新しいテクノロジーが繋がった結果、
 既存の「お金の価値」をどのように書き換えていくのか”

を具体的に述べてくれます。


■特に、今の世の中で、
違和感を覚えられている現象が、


”消費経済(実体経済)”
(=労働して給与をもらい、コンビニに行ってお金を払うという一般的な経済))



”資産経済(金融経済)”
(=お金からお金を生み出す経済)

の乖離が凄まじい、


ということ。



一生懸命、観光地で接客をして、
美味しいご飯を提供している旅館の
スタッフの時給が800円。

対して、

お金でお金を生み出す、
金融の世界ではお金を右から左へ動かし
ものの一瞬で数十億、数百位億を生み出します。

そこで働く人も、年収1億超え、
なんて人もざら。

資産経済は、消費経済の、
なんと「9倍」もある(!)と言われています。


しかし、この構造、
私はどうしても違和感を覚えます。


直接、笑顔を生み出している人、
汗水たらして、モノづくりに勤しむ人、
伝統工芸品を生み出す職人さん、

そこには、

”「喜び」「感動」「感謝」という感情”が伴い、

その「ありがとうの対価」として、
代替不可の価値があるとう感覚があります。


しかし、
何かを生み出しているのではないのに、
お金がお金を生むって、なんだか妙だ、

しかもそれが、
「実際のモノづくりの9倍もある」なんて、
更に変だ、


と感じるのです。


そして、
そんな違和感を覚える人が、
一部に増えてきているようです。


■そして、この現象についても
『お金2.0』でも触れています。


そんな違和感がある中、


・お金がお金を生み出し、
「お金が余っている状態」になってくる。

・話題になっている
 ”ブロックチェーン”によって
 金融機関を通さず、中央集権ではないお金の仕組みが実現される。

・”クラウドファンディング”など、
 直接、応援したい人にお金を融通させられる仕組みもできる。

・”評価経済”で、本当に価値ある人、モノが、
 適切に評価されてしまう時代になっていく。


すると、


『価値があるモノ・こと』


の方が、お金を持っていること以上に
相対的に価値が上がっていくのではないか、

と述べています。


■世の中を動かしているのは人の感情。

そこにテクノロジーが、
facebookやappleが私達の生活を変えたように、
今の仕組みを劇的に変えていくでしょう。


今確実に発展するだろうテクノロジー、考え方が
これからどのように「お金と経済の未来」を変えていくのか、

俯瞰的に理解する上で、
大変わかりやすく、オススメの一冊です。

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