メールマガジン バックナンバー

1447号 2018年1月30日

「ジョハリの窓」から学ぶ、人間関係を円滑にするヒント

(本日のお話 1936文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。
ならびに夜は会食。

『リーダーが壁にぶちあたった時に読む本』

の著者であり、サントリー酒類販売の役員でいらっしゃる、
神田さんと、渋谷にてお食事をいたしました。

メルマガをお読み頂いていたところからご縁が繋がりましたが、
著書の印象通り、非常にエネルギッシュな方で、
病み上がりなのにも関わらず、お酒を飲みすぎてしまいました。

楽しい時間でございました。



また、風邪もだいぶ回復してきたので、
そろそろまた走り始めようと思います。



さて、本日のお話です。

昨日に引き続き「組織開発」について
学んだことをご共有させて頂きたいと思います。


タイトルは、


【「ジョハリの窓」から学ぶ、人間関係を円滑にするヒント】


それでは、どうぞ。

■「ジョハリの窓」という、

有名な人材開発の場で使われる、
モデルがあります。

(きっとご存知の方も、たくさんいらっしゃるかと)

簡単に説明すると、


”他人とのコミュニケーションを円滑にするためツール(方法)”


と捉えていただくといいと思います。


有名なモデルですが、
改めてこの話を本で見ていて、

「やっぱり便利だよな」

と改めて感じたのでした。

(なので今更ですが紹介しております)


■私は、前職で人材採用に関わる仕事をしていました。

その際に、よく

「離職が起こる理由ってなんなんですかね?」

みたいな話を、企業の人事から聞かれることがありました。

もちろん、一概には言えないのですが、
その中で、上位に挙げられる大きい理由の一つが、


『半径5メートルの人間関係がすこぶる悪い』


ことである、とよくお答えしていました。
(何かのデータで見ました)


考えてみればそうだな、という感じですが
会社全体、というよりも、同じ島で働いている、

・同僚の◯◯さんとのウマが合わない
・上司の△△さんに理解してもらえない
・営業担当の■■さんとの関係が悪い

と感じていることのほうが、
当人にとってはよっぽど辛い。


その人と人との軋轢が、
冷たい関係、ギクシャクした間柄が、
積もり積もって不満、不安となっていく。

そしてどこかのタイミングで、
耐えられなくなり、辞めてしまう。


だから、「離職問題」も、

”半径5メートルの特定の身近な誰かとの関係”

が原因ということ、多いですよ、
なんて話をしていたのでした。


■人は、”人との繋がり”を無視することができません。

私(紀藤)はあまり気にしない方ですが、
それでも、やっぱり良くない関係があると、
気になりますし、憂鬱になります。


そんな中、もし職場の中の人間関係が


「あの人は、本音を言わない」

「あの人は、腹の中にイチモツ持っている」

「あの人とは、距離を感じる」


という人”だらけ”だったとしたら。


そして、自分自身も組織の中で、


・「常に本音を隠している」という状態

・「自分の状況を理解してもらえていない」という感覚ばかり

・「上司・同僚の気持ちも状況もわからず真意も見えない」状態


だとしたら。


きっとまるで、
真っ暗闇で格闘技をしている如く、

不安で、孤独で、
無意識に人を傷つけてしまったり、
または自分が傷ついたり、

ということにも、
なりかねないのでしょう。


■「ジョハリの窓」から、
だいぶ話がハズレてしまいましたが、話を戻しますと、


「ジョハリの窓」は、


”他人とのコミュニケーションを円滑にするツール”


です。


自分や相手の深い部分/本音を、
以下の4つの窓にわけて、整理することができて、
とても便利だと思うのです。

ちなみに、こういった分け方で、
一人の人間で一つずつ、自分の状況を整理するのです。



1 開放の窓(自分にも、他人にも分かっている姿)

2 盲点の窓(他人に分かっているが、自分には分かっていない姿)

3 秘密の窓(自分に分かっているが、他人には見せない姿)

4 未知の窓(自分にも他人にも分かっていない姿)



そして、こういった分け方で、
「自分のこと」「相手のこと」を整理していくと、


「あ、本音ではこう思っていたんだ」

「逆にあなたはこう見えているよ」


というお互いの理解が進み、
コミュニケーションが円滑になっていくきっかけになる、

ということ。


そして、

「1 開放の窓」

が増えていくと、その時、
関係性は大変よくなっている、

などと言われます。


■多くの人が、口に出さずとも、

”お互いを理解し合いたい”

と思っていること、多いのでしょう。

「ジョハリの窓」は有名な話ではありますが、
こういったツールを知っているかどうか、はもとより、


”こういったツールを、
とりあえず使ってみよう、とするかどうか”


ということも、些細なようで、
大きな結果をもたらしうるものである、
そんなことを思ったのでした。


「しっているよ」というのと、
「しているよ」(=やってみた)というのは、
雲泥の違いがあります。


一度試しに身近な組織で、
やってみると面白い気付きがあるでしょうし、

「人間関係を円滑にする一助」

になるかと思います。

ぜひ。

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<今日の未来習慣>

・誰かに協力してもらい、
 自分の「ジョハリの窓」を作ってみる

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最後まで読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 他人の短所を見れば憂鬱になり、
他人の長所を見れば人生が明るくなる。

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