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1369号 2017年11月13日

「任せて安心」という『信頼』を獲得して初めて、大きなチャンスは訪れる

(本日のお話 2100文字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は1日、テニスで汗を書き、
カフェでひたすら読書の1日。

土曜日は、ほぼ朝までフルスロットルだったため、
日曜日は若干ガス欠気味でしたが、頭を休ませ、復活いたしました。

皆さま、今週も頑張りましょう!




さて、本日のお話です。

最近はずっと「新入社員研修」の導入検討とのことでご相談をいただき、
色々な会社に訪問をする日々です。

この時期、多くの人事の方が、
新入社員研修について検討されていること、
強く感じております。


さて、その中で、私達が提供している
「新入社員向け」の研修プログラムで、


『新入社員研修「ディスカバリー」』


というものがございます。


今日はこのプログラムの中身を引用しつつ、
「社会人として大切である」、と思うことについて、
共有させて頂きたいと思います。


タイトルは、


【「任せて安心」という『信頼』を獲得して初めて、大きなチャンスは訪れる】。


それでは、どうぞ。

■「信頼」という聞き慣れた言葉。


“「信頼」なんて必要ない”、
という人など恐らくいないくらい、
原則的で、大切な言葉です。


この「信頼」があるからこそ

営業と顧客であれ
上司と部下であれ
夫と妻であれ、
友人同士であれ、
仕事のプロジェクトメンバー同士であれ、

その深い関係が成り立ち、
「チームとしての力」が発揮されるものでしょう。

(信頼がなかったら、疑ってばかり、
 確認次ぐ確認で、遅々として前に進まないですよね)


■そんな「信頼」を考えつつ、

「新入社員」がいつ何時も大切すべき、
頭に置いておきたい言葉がある、

と思うのです。


それが、


【「任せて安心」という『信頼』を得る】


という言葉。

新入社員研修「ディスカバリー」で伝えている言葉です。



これは、新入社員に限ったことではなく、
全ての社会人に必要なことですが、

特に、まだ独り立ちを出来ていない新入社員にとっては、
ものすごく重要な言葉である、と思うのです。


■仕事を覚えている最中の新入社員は、
当然ながら、「経験」がありません。

しかし、どこかのタイミングで、


「よし、そろそろこの仕事を任せてみるか」


と上司や周りが思い、役割を、
仕事を得ていきます。


“仕事が(新入社員に)任される”

という時が訪れ、
何かにチャレンジをする機会が得られるのです。


■そして、その背景には言うまでもなく、

(よし、◯◯を任せてみるか)

という誰がしかの「判断」がある。

「何かの判断基準」を持って、
任せる、任せないを決めているのです。



「彼女には、この顧客を任せてみよう」

「彼は、まだまだだから、もう少し簡単な作業から任せてみるか」

「彼は、頑張っている。この重要なプロジェクトを任せてみるか」


“普段の行い”を、
見えないメガネを掛けて見つつ、
そして、任せる範囲を決めている。



そして、

【「任せて安心」という『信頼』を得られているどうか】

が、影響の小さい仕事なのか、
チャレンジフルな仕事なのか、
同期の中でも1人か2人くらいしか任せられない
会社にとって大切な案件なのか、

が決まってくるのです。


だからこそ、

【「任せて安心」という『信頼』を得られているどうか】

が、新入社員の成長の角度を決める、
大切な要素である、と思うのです。


■では、その

“「任せて安心」という『信頼』”

は、どのようにできているのでしょうか。

米国のCEOが選ぶNO1本にも選ばれた、
『スピード・オブ・トラスト』
によると、以下の4つの要素で出来ている、といいます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<「信頼性」の4つの核>

(能力)

1,結果 ・・・ 「成果」を出しているか
2,力量 ・・・ 「基礎力(知識・スキル)」があるか

(人格)

3,意図 ・・・ 「目的・意義」を持って仕事をしているか
4,誠実さ ・・・ 「言行一致」しているか、「尊敬」できる人物か
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



イメージで言えば、

「1‚結果」、「2‚力量」は、
目に見える部分、木で言えば「葉や幹」にあたり

「3、意図」「4,誠実さ」は、
目に見えない部分(でも感じる部分)、
木で言えば「根」にあたります。



これらの4つの観点を持ち、
私たちは誰もが、見えないメガネをかけて、


「彼女は、任せられた仕事は結果を出してきただろうか」(結果)

「彼は、スキルを持っているだろうか?」(力量)

「彼女は、仕事に真剣だろうか?逆境でもあきらめないだろうか?」(意図)

「彼は、嘘がない人物だろうか?」(誠実さ)


などを測っているのです。


そして、その上で、

「彼は信頼できる」
「彼女にこの仕事預けて大丈夫だ」
「この営業に仕事を任せれば成果を出してくれる」

という“見えない判断”を下しているのです。


「信頼」が十分にあれば、
言わずもがな、「大きな仕事」を任せられることなります。
それは「チャンス」なのです。

そして「チャンス」を得るから、
ますます人は成長をすることができるのです。



だからこそ、

【「任せて安心」という“信頼”を獲得して初めて、
  大きなチャンスは訪れる】

といえるし、それこそが、

まずは受け身、学びから始まる新入社員が
常に持っておくべき大切なキーワードである、

そう思う次第です。""

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