メールマガジン バックナンバー

1325号 2017年9月30日

一度負けると、リセットされる。
「積み上げる」ことは大変だが、得るものも多い、という話”

(本日のお話 1781文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。

土曜日は、9月よりコミットしている
「サムライ塾」のDAY2でした。

朝から打ち合わせが始まり、
そして懇親会(飲み会)までノンストップ。

最近、色々とやること、やろうとすることにまみれて、
お酒を飲む機会が少なくなっていましたが、
しこたま飲んで、家に帰り、失神するように気を失い、
今しがた、目を覚ました次第です。(現在、午前4時30分)



さて、本日のお話です。

現在、私はメルマガを書いています、
そして、暦では10月1日です。

ですが、この号は9月30日の号です。
そして今日のお話のポイントでもありますが、

私の中では、今は

「9月30日の28時30分」

と、しています。

なぜ、このようにこじつけるのか、

そして、

「続けているという感覚」を、
なぜゆえに、しがみついてでも持たねばならないのか、

このことについて、
思うところをお伝えさせていただきたいと思います。


タイトルは、


【一度負けると、リセットされる。
 「積み上げる」ことは大変だが、得るものも多い】。


それでは、どうぞ。

■私は昔、ゲーム少年でした。

中学、高校までは、
スーパーファミコン、プレイステーション、
セガサターン、メガドライブ、などなど、

あらゆるゲーム機を揃え、
それに没頭しておりました。


その中で、特にハマったゲームで、

『トルネコの大冒険』

というゲームがあります。


そして、このゲームの特徴は、
こんな内容なのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「トルネコの大冒険 不思議のダンジョン」とは(wikipediaより)

主人公は人格を持つ一人の人間「トルネコ」である。
目的は、不思議のダンジョンの地下27階にある「幸せの箱」を獲得し持ち帰ること。

力尽きて冒険に失敗しても死亡するのではない。
倒れて気絶し、”身ぐるみを剥がされて”ダンジョンから追い出され、
同一人物が再挑戦する設定である。

ただし同一人物ながら一度冒険が終了すると、
”経験値はすべて失い、レベルも1に戻される”。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

要は、その設定の中で、


「一度負けると、“リセット”される」


という設定があるのです。

一生懸命、100時間プレイをしたとしても、
一度負けると、


獲得したアイテムも、
強くしてきた経験値も、
鍛えてきた武器も、
覚えてきた魔法も、

負けたその瞬間に、
全て“ゼロ”へとリセットされる。

レベル1から再スタートとなる。
そんな設定があるのです。


「一度でも負ける」ということは、

『死にはしないが、リセットされる』

のです。


■少し話が変わりますが、
私の友人で、私と同様、
メルマガ、ブログを更新している方がいます。

エッジが聞いた切り口と、
独特の言い回しで他と一線を引く、
面白い記事を書いているブログ。

しかし、彼は最近、
しばらくお休みをしていました。


そんなメルマガ著者の彼が、こんなことを言っていました。


「一度(メルマガを)やめると、元に戻れなくなるね。

 あんなに当たり前に毎日更新していたのに、
 全然できなくなる。

 気づいたら、自信がなくなり、
 他のこと(マラソンなど)でも、負けることが多くなり、
 あらゆることに対して、”負けグセ”がついてしまった。」


そんなお話でした。



この話で着目したいところは、

「あんなに当たり前に更新していたのに、
 一度やめると、戻れなくなる」

という”くだり”です。


「たった1回」の敗北くらい、いいじゃん


そう言ってしまえば、それまで。
そうかもしれません。


しかし、その1回の敗北が、

「トルネコの大冒険の1回敗北→全てリセット」

に非常に近い感覚があると思うのです。


その「たった一回」という例外を作ると、
全てが瓦解した感覚を覚えてしまう。


だから、岩にしがみついてでも、
「継続する」「継続している」という感覚を持てているからこそ、

続けていることに、こだわりが生まれ、
続けていることに、誇りが生まれ
続けていることから、自尊心が作られ
続けていることから、自信が生まれ、

積み上げてきたものが、
自らの強く硬い軸を作ってくれる、

そんなものだと思うのです。


■暦では、10月1日(日)の
4時30分を指しています。


でも、私の中では、

「9月30日(土)28時30分」

です。

「自らの軸を作る」という文脈で考えれば、
重要なのは、

”事実ではなく、解釈“

です。


続けているという感覚、
積み上げているという感覚。

これを得ることは、
想像以上に、大事なのです。

一度の敗北、妥協は、
「一度負けると全てを失う」
ということを意味します。

それくらいのリスクをはらんでいるからこそ、

「続けている」

という感覚は、自らにかけがえのない、
強い軸、自信を与えてくれる。

だから大切にしたいし、
こじつけても大切にしたい、

そんなことを、思うのです。


(という壮大な言い訳でした。
 でも、それでいいのです)

【本日の名言】 現実とは、あなたの外側にあるだけでなく、
あなたの内側にもあるのです。

ドロシー・ロー・ノルト”

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