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1274号 2017年8月10日

「誰がやる?」「オレでしょ!」的スタンスが、自分を、周りを変えていく

(本日のお話 2253文字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は、“戦略実行” についての
エグゼクティブ向け無料プログラム説明会。

ならびに、夕方からは社内の勉強会。
“「節税」についてみんなで学ぼう!”ということで
見識を深めておりました。

また夜は、とある伝統的企業の人事部長、
かつ、急成長中の不動産会社の人事(友人)とともにお食事会(飲み会)。
これまた、非常に楽しく、充実した場でした。

(Yさん、Hさん、ありがとうございました!
 最高に楽しかったです)



さて昨日の「戦略実行」についてのブログラム説明会を行いました。
そちらについて、少しだけご案内。

「戦略実行」とは、言葉にするとシンプルですが、
そこにはたくさんの要素が必要です。

・リーダーの信頼
・目標の明確さ
・個人の自主性
・モチベーションを高め続ける仕組み
・1人1人のコミットメント

などでしょうか。

すべて必要で、これらを全部一度に伝えるのは難しい。

これを実現するためには、
「”一つの取組み”を通じて、長期的に取り組もうとする仕掛け」

が重要です。

そして、それを実現する「よい施策」の一つが
先日の4Dxのプログラムなのです。

9月にも開催をいたしますので、
「戦略実行」というキーワードにご興味のある皆様、
ぜひ、お越しくださいませ。



さて、本日のお話です。

昨日、ハイボールを飲みつつ、
会社の文化づくりについて2社の人事の方と、
どんな施策をやっているのか、などの情報共有を致しました。

その中で聞いたお話が、
「確かにそうだよな」と思う、非常に共感できる内容でした。

今日はこの話をご共有させて頂くとともに
思うところをお伝えしたいと思います。

タイトルは、


『「誰がやる?」「オレでしょ!」的スタンスが、自分を、周りを変えていく』。


それでは、どうぞ。

■「GPTW(Great Place to Work)」、
という取り組みがあります。

~~~~~~~~~~~~~
Great Place to Work? Institute Japanは、

毎年「働きがいのある会社」の調査を行い、
一定の水準を満たしていると認められたベストカンパニーを、
有力メディアを通じて発表しています。

~~~~~~~~~~~~~~

有名な調査なのでご存知の方も多いかもしれませんね。

要は、
「働きがいのある会社のランキング」
を取っている組織です。


■そして、先日のお食事会での
ご一緒をした人事のHさん。


彼女の会社は、 4年連続、
「働きがいのある会社ランキング」のTOP10に
入り続けている、素晴らしい会社。


そんな彼女から、
「具体的にどんな取り組みをしているのか?」
について、聞かせてもらいました。


(いい話過ぎてここで、
 具体的にご紹介できないのが残念です。
 興味がある方は直接聞いて下さい!)


本当に、あらゆることが行われていて、
「素晴らしい!」の一言でしたが、その中で私が、
特に感銘を受けたのが、こんなエピソードでした。


■Hさんの会社では、
月に1度、社員全体での「総会」をやるそうです。

そこで、

「社長に思っていることを率直に伝える場」

を、設けているとのこと。

それは、
「こうしてほしい」という会社への希望だったり、
「こんなものがあったら嬉しい」というアイデアだったり。

例えば、

・「週休2日じゃなくて、 3日にして欲しい」
・「もっと社員同士の関係が深まるような企画をしてほしい」
・「社員の家族を巻き込んだイベントがあったら楽しい」
・「リモートワークをもっとできるような仕組みが欲しい」
・「働く時間を短くしてほしい」

みたいなイメージですね。


それを社長が直接聞き、答えるのです。
社長は大変前向きで、人格者なので、

「いいね!」
「おっ、それもいいねえ!」
「確かにそれ、あったらいいね!」

と、全面的に受け入れてくれる。


しかし、です。
この話には「お決まりのオチ」があるそう。

そして社員、皆が、それを認識している。

そのオチとは、
社長がいろんなアイデアをどんどん聞き、
「いいね、いいね!」と思い切り共感する。

そして、会の終盤迎えた時、
社長はこういうのです。


「じゃ、これ、誰がやる??」


すると、社員は答えます。


「僕(私)がやります」


■ここで言いたいのは、
「言うだけ言わせて、何もしない経営幹部、ひどい!」
とかいう話ではありません。


そうではなくて、

「むしろ、このお決まりのパターンを
 皆が認識している」

というところが、素晴らしいのです。

そこに、
”素晴らしき自主性の文化”がある、
私はそう、感じました。


■なんとなく、今の風潮で、
「もらって当たり前」みたいな雰囲気が
日本全体にあるような気がしています。


「会社で働く」という事を考えた時、
会社が与えてくれる「権利」に、つい意識が向きがち。

「自分が会社のために(周りのために)何かをしよう」
という意識は、自分で気をつけないと、
つい少なくなりがちなのかもしれません。


しかし、この「働きがいのある会社ランキング」の
上位ランカーのこの会社様では、

日曜のサザエさんの最後のジャンケンポンのような
『お決まりのパターン』として、

それが、


【「誰がやる?」 「自分がやる!」】


という「姿勢」が当たり前としており
その「姿勢」を皆で、共有していることが素晴らしい、

そう思い、非常に感銘を受けたのです。


■しばしば、

“ONE FOR ALL,ALL FOR ONE”
一人はみんなのために、みんなは一人のために

などと言われます。

この最たるアクションの一つが、

「いいなと思ったことを自分が先んじてやる」

ということではないか、
私はそう思います。

そうすることで、
自分自身にとってもプラスになるし、
組織にとってもプラスになる。

だからこそ
改めて大切にしたい姿勢である、
そんなことを思う第です。


ということで、

========================

「いい!」と思った事は自分から始める

========================

こと、大切にしてまいりましょう。

【本日の名言】 他人任せでは物事は好転しない。
「誰かが」ではなく、「まず自分が」という
生き方を心がけたい。

松下幸之助”

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