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555号 2015年6月16日

考えろ!考えるな!

(今日のお話 1886文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。

お昼は「7つの習慣」の社内ファシリテーターを
されているS社様と、現在検討中のA社様と共に、
情報交換ランチ・ミーティングでした。
(Mさん、Tさん、Nさん、Sさん、ありがとうございました!)

お話を聞いていて改めて思うのが、
人事の方は、外部の方との交流が少なくなりがちで、
視野が狭くなることに危機感を持っている方、
とても多いですね。

個人的に、フランクリン・コヴィーとしても、
人事の方同志が集まる「人事交流」の場づくりもしています。

ご要望があれば、直接おっしゃって頂いてもいいですし、
色々な人事の方が集まる「無料プログラム説明会」なども
ぜひご活用下さいね。
 
さて、本日のお話です。

■先日、ここ最近、
「日本がやたら暑い原因ではないか?」
とすら言われている松岡修造さんが、
とある名言を語っていました。

聞いたとき、最初はよくわかりませんでしたが、
言われてみれば「確かに」と思わされるお話でしたので、
共有したいと思います。

ちなみに、その言葉とは、こんなもの。

【考えろ!考えるな!】

どっちだよ!

と突っ込みを入れたくなりますが、
この言葉の意味を、次のように語っていました。

「人は、考え始めると、ろくでもないことを考えがち。
 例えば、テニスだったら、
 ”やれ風が強い”だの、
 ”やれ相手の調子がよい”だの、
 ”やれ太陽がまぶしい”というように、
 <自分じゃどうしようもないこと>
 をぐちぐち考えたりしてしまう。
 でも、これはよくない。
 考えてもネガティブなスパイラルに入るだけ。
 だから『考えるな!』」

「その上で、出来ないことではなく、
 <今、自分が出来ることは何か>については、
 真剣に考えて、頭を働かせなければいけない。
 ”相手の強いバックハンドを封じるために、どんな戦術があるか”
 ”相手を調子づかせないために、どんな攻め方をするか”
 など。
 だから『考えろ!』。」

こんな理由で、修造さんは

【考えろ!考えるな!】

という言葉を言ったとのことでした。
(記憶を頼りに書いておりますので、
 正確に上記のように言ったわけではありません。
 悪しからず。)


■このお話、確かにその通りですよね。

松岡さんが言うように、
「自分が考えても変わらないこと」
を考えても、自分をすり減らすだけです。

例えば、
「隣の課の山本さん(仮)の性格が気に食わない」
などと勝手にイライラしたとしても、
それで山本さん(仮)の性格が
変わるはずもありませんし、
それを考えて、ますます腹が立つのは自分だけ。

それこそ、
「百害あって一利なし」
というやつでしょう。

・・・とするならば、
その意識や時間、エネルギーを、
「自分が出来ること・変えられること」
に向けた方が、または向けようと努力した方が
ずっとずっと生産的ですし、
自分のためにもなるでしょう。


■「7つの習慣」では、
”第一の習慣 主体的である”において、
主体的に自らの人生を切り開く人は、
【「関心の輪」(=自分が変えられないこと)ではなく、
「影響の輪」(=自分が変えられること)にエネルギーを集中させる】
ことができる、といいます。

このことはまさしく、
先ほど紹介した修造さんの、

【考えろ!考えるな!】
(できることは考えろ、どうしようもないことは考えるな)

という名言と、全く同じことを言っています。


■松岡修造さんも「7つの習慣」も、
結局言っていることはおんなじ。

彼程とは言わなくとも、
「今、自分にできること」
を自分なりに、アツく、行動していきたいものですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 自分の運命は自分でコントロールすべきだ。
さもないと、誰かにコントロールされてしまう。

               ジャック・ウェルチ

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