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340号 2014年7月24日

374万1953番目の雪

■おはようございます。紀藤です。

梅雨が明けて、
より夏らしくなったように感じます。

寝苦しいのがちょっと辛いですが、
夏を楽しんでいきたいものです。

■さて、本日のお話ですが、
あえて「冬」の季節の、
二羽の鳥の物語をご紹介いたします。

それではどうぞ。


【二羽の鳥】

冬の細い樹木の枝に、二羽の鳥がとまっている。

「雪のひとひらの重さはどれくらいかな」

シジュウカラが野バトに聞いた。

「重さなんてないよ」

ハトが答えた。

「じゃあ、おもしろい話をしてあげる」

シジュウカラが言った。

「モミの木の、幹に近い枝にとまっていると、雪が降り始めた。
 激しくはなく、吹雪の中にいるような感じでもない。
 そんなのじゃなくて、傷つくことも荒々しさもない、夢の中にいるような感じの雪のふり方だった。 
 ほかにすることもなくて、ぼくは小枝や葉に舞い降りる雪をひとひらずつ数えた。
 やがて、降り積もった雪の数は正確に374万1952になった。
 そして、374万1953番目の雪が枝の上に落ちたとき、
 きみは重さなんてないと言うけど・・・・
 枝が折れた」

そういうと、シジュウカラはどこへともなく飛んでいった。

ノアの時代以来その問題に関してとても詳しいハトは、
今の話についてしばらく考えていたが、
やがて独りつぶやいた。

「もしかしたら、
 あともう一人だけ
 誰かが声をあげれば・・・
 世界に平和が訪れるかもしれない」

「シンクロニティ」/ジョセフ・ジャウォースキー著


■いかがでしょうか。

この雪の話が象徴するように、
社会に対しても、また会社という組織に対しても、
その強大さゆえに、

「自分が動いても、何も変わらない」

と感じてしまうこと、
しばしばあるのではないでしょうか。

そして、

「本当はこうあったらいいのに…」

と思いながらも、
「行動をしても意味がない」と結論づけてしまうことは、
多かれ少なかれあるようにも思います。

しかし、先ほどの話を見て、
たとえ微力で、地道な個人の行動だったとしても、
それを積み重ねることは、見えないところで影響を与えている。

そして、最後は雪が枝を折るように、
物事を変えうる力を持つのかもしれない、
そのように感じました。


■「7つの習慣」では、全ての習慣の基礎となる、
「第一の習慣 主体的である」において、

【”影響の輪”に集中すること】

が人を巻き込み、物事を成し得る上で大切である、と言います。

自分が影響を与えられないことを気に病むよりも、
自分が影響を与えられることに集中すること。

影響を与えられることに集中すると、
やがて大きな影響力を持つようになります。

つまり、”影響の輪”が広がります。


■始めは何の変化もなくとも、
毎日毎日継続して発信し続ければ、
気が付く人は気が付くのでしょう。

先ほどの”二羽の鳥”の話では、
374万1953番目の雪で枝が折れました。

継続、そして行動し続けることの大切さ。

あと一歩でやめないために、
日々愚直に、着実に雪を降らせ続けたいものですね。


今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日も素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 努力しない天才よりも、
努力する鈍才の方が
よけいに仕事をするだろう。

               ジョン・オーブリー

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