メールマガジン バックナンバー

1063号 2017年1月11日

言ったことができていないと罪悪感を覚える生き物

(今日のお話 1443字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。
ならびに電話会議など。

メルマガも今日で1063号になりました。

日々粛々と送っているのですが、
送る時の想い、自分の心境の変化も感じています。

今日は自分の中の一つの懺悔(?)も含め、
私がメルマガを送る中で感じた教訓について、
皆様にご共有させていただきたいと思います。

テーマは、

「言ったことができていないと罪悪感を覚える生き物」。

それでは、どうぞ。

■メルマガが1000号を超えた当たりから、
日増しに強くなる思いがあります。

私は、本を読んだり、
偉い方にお話を聞いたりして、
そして、それをメルマガという形で、
自分の中のフィルターを通して伝えています。

この作業をかれこれ1000回以上、
やってきているため、自分でも書きながら、
「いい話だなー」と思うこと、結構あります。


しかし、書けば書くほど痛感するのが、
「自分もできてないなあ」と、
自らを戒めること数知れず。


■そんなことを繰り返していると、
自らに対して、強烈に苛まれる思いが、


「できていないくせに、偉そうに何をぬかすか」


という自分自身への内なるツッコミなのです。

これがここ最近、急激に増えてきました。


優先順位が大事、といいつつ、
急な案件が増えると混乱したり。

「おいおい、優先順位、といいつつ、
 出来ていないじゃないか。」

という自分へのツッコミ。


また、win-winが大切といいつつ、
利害関係者が増えると、
大切にすべきことが何かを見失ってしまう。

「おいおい、Win-Winと言いつつ、
 捉え方間違ってないか、自分」

という自分へのツッコミ。


メルマガを通じ、
発信する回数が増えれば増えるほど、

「出来ていないじゃないか」

という、恥ずかしさ&葛藤を感じるのです。

(これは自らの懺悔でもあります)


■そんな意味では、
厚顔無恥とも言える行為なのかも知れない。


しかし、それでも、
それだからこそ「気づき」を発信する、
価値があると思うのです。


そんな中でも、敢えて、
一つだけ言えることがあるといえば、


『恥知らずの発信でも、恥を覚えた沈黙よりマシ』


ではないか、ということ。


このメルマガで言った、
幾つもの話も、出来てないことも多いです。

しかし、言い続ける限りは、
意識はしています。

そして、「出来ていない自分」との
ギャップを感じ、胸がキュッとなります。



しかしながら、私の場合、
もし発信を行わなくなったら、更に出来なくなる。

「出来ていない自分」との違いを、
感じる場も少なくなり、焦りを感じる機会も少なくなる、

そう思います。


■不思議なもので、人には、
大なり小なり、


【言ったことはやらないと、なんとなく罪悪感を覚える】


という性質が働いているように思います。

(もちろんそうでない人もいるとは思いますが)


実際に、社会心理学の言葉で、
「一貫性の法則」というものがあります。
これは、

”人は自分の行為に一貫性がないと、気持ち悪さを感じる”

という心理的な働きのことだそう。

つまり、

「言っていることとやっていることが違い、それを自分で認識していると、
 自分の中でも気持ち悪さを感じる」

ということなのだと思います。


■出来ないことに対する、
言い訳や、免罪符にするつもりはありません。

しかし、自分のものにするためには、
第一に、”意識すること”から。

出来なくとも、まずは心がけること、発信すること。

そして、それを少しずつ行動していくこと。


諦めるよりは、
忘れずに葛藤をしたほうが
きっといいのだろう、

そんなことを思った次第です。

自らへの反省しつつ。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

【本日の名言】 自惚れは進歩の障害である。

ディオゲネス”

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