メールマガジン バックナンバー

260号 2014年3月31日

継続のための、「やる気がなくなる前提」

■おはようございます。紀藤です。

いよいよ明日から4月。
新卒の方々も入社されてきます。

新しい年度の始まり。
気持ちも新たにスタートしたいものです。

■さて、私事ですが少し前から、
「体幹トレーニング」というものを始めています。

これは、体の芯を鍛える、
というもので、安定感や基礎代謝の向上、
または腰痛防止(→これが始めた目的)などなど、
たくさんの効果があるトレーニング。

とても効果的でおすすめです。


■ちなみに一時期、
筋肉を大きくするために
筋肉痛が必ず起きるまで(バーンアウトといいます)
筋トレをがっつりとやっていた時があります。

しかしながら、それは
基本的に辛いトレーニング。

忙しさにかまけて、1日やらなくなると、
そのまま2日、3日と空いてしまい、
結局気付いたら「筋トレの習慣」はなくなってしまいました。


■その時、続けられなかった理由は、

「掲げた目標が厳しすぎた」

からでした。

物を始めるのは、実は意外と簡単。

でも、本当に難しいのは
「継続をすること」に他なりません。

だから、やるぞ!
と燃え上がった気持ちのまま、

”1日1時間 ハードな筋トレをする”

なんて目標を掲げてしまった日には
90%、習慣化の失敗が想定できます。
(鉄のような意志を持つ超人でない限り)


■では、続けるため、
すなわち習慣化のためには何が必要か。

そのキーワードは、

【無理をしない】

こと。

自分が出来るかな、と思う、
やや少なめくらいの目標から始めるのが
ポイントではないかと思うのです。

30分の筋トレをしよう、と思ったら、
敢えて、10分にしてみる。

15分、毎日スケジューリングに時間を取ろうと思ったら、
敢えて、5分にしてみる。

私が身に付けた行動習慣、
日記の習慣も、体幹トレーニングも、
「負荷が軽い目標」から始めることで、
無理なく実現出来たように思います。

そして慣れてきたら、長くしたり、
少し目標を上げればよいのでしょう。


■継続をしようとするならば、
やる気がなくなる瞬間はあるもの。

であるならば、何かを続けようと思う時は、

”「やる気がある今、だから出来ること」でなく
「やる気がなくなった1か月後、でも続けられそうなこと」”

という前提で考えてみることが、
長続きのポイントなのではないでしょうか。

「7つの習慣」では、”習慣化”のためには、

【「知識」「スキル」「やる気」】

が大切だと言っていますが、
「負荷が軽い目標から始める」
「やる気がない時でもできそうなことを掲げる」
という発想も一つの「習慣化のスキル」として
活用するのがよいのでは、
と思った次第です。


■今日のお話は、

・体幹トレーニングを始めた。
 筋トレを一時期始めたときは続かなかったが、
 今は習慣になっている。

・以前、筋トレをしても続かなかったのは、目標が厳しすぎたから。

・厳しい目標はやる気があるときはできるが、
 やる気がなくなったり忙しくなったら出来ない。

・「習慣化」で難しいのは、「始めること」でなく「続けること」。

・であるならば、「やる気があり始めようとした今」を基準にするのでなく、
 「やる気がなくなった1か月後」でもできそうなことを
 目標として掲げることが継続のポイントではないだろうか。
 
という内容でした。


今日も皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 人は繰り返し行うことの集大成である。
だから優秀さとは行為でなく、
習慣なのだ。

                  アリストテレス

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