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509号 2015年4月6日

「現代版・ミニ松下村塾」のごとく、場の力を活用してみる

■おはようございます。紀藤です。


日曜日に、テニスの試合予定だったのですが、
あいにくの雨でした。残念(涙)

自宅にて読書、また、
現在最終段階に入っている
メルマガサイトの作成に勤しんでおりました。

改めまして、ご感想を頂いた皆様、
本当にありがとうございました。

本日は富山へと出張。
噂の北陸新幹線に乗車してまいります!

■さて、皆さまは、

大河ドラマはお好きでしょうか。

今は、『花燃ゆ』が放映されていますね。

吉田松陰が講義した私塾、
「松下村塾」が舞台のお話です。

私は恥ずかしながら、
あまり詳しくは知らなかったのですが、
高杉晋作、久坂玄瑞、吉田稔麿、入江九一、伊藤博文・・・などなど、
日本の歴史を動かした人が数々排出された
学び屋でした。

■なぜ、山口の片田舎(失礼)にも関わらず、
たった一つの、ごくごく小さな私塾で
このようなことが起ったのか。

もちろん、吉田松陰の影響力を始め、
色々な理由があると思うのですが、
大きな要因の一つに、

【場の力】

というものがあるのではないか、
と思ったのです。

「場の力」とは読んで字のごとく、
その場に所属することで沸いてくる、
力や、何かに突き動かされるような感覚、
そんなエネルギーのことです。

■もしバラバラでいたら、
偉大な可能性を持ちながらも、
芽を出すことがなかった個々の能力が、
一つの場所に集まったことで、
互いが互いを刺激し合うようになり
そして、その刺激によって、
新たな刺激が生まれ、
そして更にお互いを刺激し、
連鎖反応のようにエネルギーが高まっていく。

松下村塾も、もしかしたら、
そのような「場の力」が働いて、
数多くの偉人が誕生したのではないか、
と、ふと思ったのです。

■そして、この「場の力」は、
まるで原則のようです。

この原則は
幕末だけでなく、
もちろん現代にも働きます。

例えば、「進学塾」などは
良い例かもしれません。

私のいとこで、「ようくん」という、
早稲田大学の大学一年生がいます。

年はだいぶ離れていながら、
尊敬している人物なのですが、
彼は、高校二年の時の学年順位は、
300人中、中の下(160位くらい)だったとのこと。

しかし、高校3年の時、
ふとしたきっかけで「東進ハイスクール」に入学し、
そこから1年足らずで、学年1位に上り詰め、
早稲田大学に現役入学しました。

そんな彼に、
「なぜそんなに急激に伸びたの?」
と尋ねたところ、その答えが、
「勉強するっていう”場所”があったからだと思うよ。
それがなかったら、自分は勉強しなかったし、
早稲田にも入れていなかったと思うよね」

実際に、東進ハイスクールでは、
かなりの数の生徒さんたちが、
早慶始め、有名な大学に合格しているようですが、
それもそのカリキュラムの良さだけでなく、
「朱に染まれば赤くなる」
かのごとく、お互いがお互いを影響する
「場の力」もあるのではないでしょうか。


■と、するならば、

もし何かをしようと決意をする際には、
このような「場の力」を積極的に活用すると、
多大な利益を得られるのかもしれません。

・資格取得の勉強をする
・ダイエットをする
・運動の習慣を作る
・英語の勉強をする
・会社を良くする提案をする

一人でやるのではなく、
賛同してくれそうな仲間を集めること。

お互いの想いを刺激し合う、場を作ること。

または、そういう人たちがいる環境(勉強会や学校)
に飛び込んでみること。

最初は面倒くさいかもしれませんが、
一旦「場」を作れば、あるいは「場」に入ってしまえば、
「場」が自分を育ててくれ、
1人でやるよりも断然達成率も高くなることでしょう。

■「7つの習慣」では、

”第六の習慣 シナジーを創り出す”
において、自立した一人一人が協力をし合うことで、
【1+1 = 3、10、100】
というような、
大きな成果を生み出すことができる、といいますが、
「場の力」も人と人が集まったことで生まれる素晴らしき副産物だと思うのです。

何かしようと思う時は、
共感、共鳴してくれそうな人を見つけ、
とりあえず周りを巻き込んでみること。

【現代版・ミニ松下村塾】的なものを作って、
心強い推進力を得てみる、
意外とよいかもしれません。


最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。

今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 青年は教えられることより
刺激されることを欲するものである。


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