メールマガジン バックナンバー

147号 2013年10月2日

「手相で性格が決まる」というのは、本当のこと

■おはようございます。

朝から、胡散臭いタイトルのメールですみません。

いつからでしょうか。

私は、
「自分の強みは行動力だ」
と思うようになりました。

そして、そう周りにも宣言していました。

ですが、あるきっかけでよーく考えてみると、
確かに、かつては人見知りで、
内弁慶で、特に行動的な性格ではなかったことを思い出しました。

「はて、では、いつから私は自分を
「行動的」と言うようになったのだろうか?」

疑問が浮かびます。


■その答えをたどると、
それは学生時代にありました。

ブックオフで出会った一冊の「手相本」。

そこにはこう書かれていました。

【生命線と知能線(生命線の上の線)の起点が離れている人は、
 行動的であらゆることにチャレンジしていく】

そして私の手相は、起点が離れていました。

当時の素直で、自分に自信が持てない私は、
すぐに影響を受けてしまいました。

「俺って、もしかして行動的なのか!」、と。

何だか嬉しくなり、その本を購入。
そして何かの拍子につけてその本を見ていました。

「俺には行動的な手相がある、だから行動的なはずだ」
と、ことあるごとに妙な自己暗示をかけていました。


■それから、時間が経ち、大学4年になりました。

学生らしく「一人旅」にチャレンジしました。
すると、後輩の女の子が、

「先輩って、行動的ですね!」
と言いました。
やっぱり妙に嬉しくなり、そして思ったのです。

「やっぱり俺は行動的なのだ」、と。
(良く考えれば、一人旅なんて、あらゆる大学生がやっているのに…笑)


■そして、社会人になり、仕事が始まります。

営業の仕事で頑張るわけですが、
そこでも、上司に言われるのです。

「キトウ、お前は行動量が素晴らしい!」

単純に、やっぱり嬉しくなるのです。
そして、更に思うわけです。

「行動的なことこそ、俺の強みだ!!」、と。


■・・・つまり、何が言いたいかというと、
私は元来「行動的」だったわけではないのです。

きっかけは、

【手相本に「行動的である」と書いてあり、信じたこと】

にルーツがあったわけです。

それが「自分は行動的かも」というメガネをかけることになりました。

その後、様々な「行動的な」体験を繰り返すたびに
そのメガネの色は濃くなっていきました。

どんどんどんどん濃くなり、
最終的には「そうに違いない」とまで思うに至ったのです。

そんなわけで、タイトルを「手相で性格はできるのは本当だ」といたしました。
(注:もちろん色んな要因がありますので、これでだけではありません)


■私達の自分自身に対する「考え・見方」(=パラダイムと呼びます)も
実は、「些細な出来事」から生まれているのかもしれません。

・子供の頃、友人に言われたふとした一言とか、
・新卒時代に体験した成功体験とか、
・昔好きだったテレビやマンガ、などなど。

知らず知らずに影響を受けているだけで、
もしかすると思い込みにしかすぎないのかもしれません。
特に幼い頃に偶然かけたメガネ(パラダイム)は
本人が忘れていても残っていくもの。

と考えると、特に
「お父さん、お母さん」の影響は多大なものがありそうです。

ご両親からの些細な言葉が、
一生の宝になるような「自信」や「自分への可能性」を
感じさせることも可能になるのかもしれません。


■今日のお話は、

・私が学生時代に見た手相で、「自分は行動的」というメガネをかけた。

・それから「行動的なこと」が起こる度にメガネの色は濃くなっていった。

・些細なことがきっかけで「〇〇かも」となると、
 それ以降、近しい出来事が起こる度に、その見方(パラダイム)は
 意識せずともどんどん強くなっていく特徴がある。
 
・自分自身がどんなメガネをかけているのか、
 また、特に子供にはメガネをかけさせるきっかけを作っていると
 まず認識することが大切なのでは、
 
という内容でした。


今日も皆様にとって良い一日になりますように。

【本日の名言】 子供を利口に育てたいと思ったら、
利口であると言い続けなさい。
否定的なことを言ってはいけません。

              ジョセフ・マーフィー

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