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58号 2013年5月27日

三浦さんのエベレスト登頂から学ぶ「原則」

■おはようございます。紀藤です。

先週からニュースを賑わせている三浦さんが
エベレストを登頂後、先日無事下山されました。

世界7大陸最高峰においてスキーで滑降し、
三浦さんのお父さんは99歳でスキー滑降など、
ユニークな人生を歩まれてきた三浦さん。

冒険家として、7大陸スキー滑降を制覇した後、
その後目標を失って、生活習慣病、いわゆるデブになったと
ご自身がテレビで言っていました。

そんな中、80歳を迎え、
「人生で最高の挑戦をしたい」、
「80歳でもここまでできるということを伝えたい」、
という想いが募り、今回の挑戦に踏み切ったそう。


■エベレスト登頂には、30キロを超える荷物を背負って
歩き続ける体力が必要で、そのために激しいトレーニング重ねる必要があります。

体力の衰えにも関わらず努力をし、
そしてその結果得た、世界最高齢での登頂。

色々な意見があるにしろ、
本当に素晴らしく、多くの方が賞賛でき、
感動を覚える偉業ではないでしょうか。

こういったニュースを見ると、
「そんなことができるんだ」と、
少なからず人に影響を与えるものです。


■三浦さんが校長を務める学校の生徒さんも、
「勇気をもらった」と語られていました。

巣鴨のおばあちゃんは、
「私も三浦さんにあやかって、これからでも挑戦をしたい」
と鼓舞されていました。

病床に伏している寝たきりだった闘病中の方は、
「自分も少しでも頑張りたい」と励まされ、
上体を起こそうとしたそうです。

そんな影響の輪が広がっている、
というような内容が各メディアで報道されていました。

三浦さんが挑戦することによって、
三浦さん本人だけでなく、
世界中の人に勇気と希望を与えました。


■もし、私達がエベレストを登頂しようと思っても、
今までの人生や経歴も違うので、無理かもしれません。

しかし、人はそれぞれ「自分にとっての挑戦」があると思います。

例えば、
ダイエットに挑戦する、
毎日走り始める、試験に挑戦する
内気な方が新しい人間関係を作ろうとする、
プロジェクトに立候補する、など、

100人中100人がすごいとは言わなくとも、
少なくともあなたのことをよく知る周りの人は、

「あの人がこんなことをし始めた」
「あの内気な人が変わり始めた」

という事実を目にして、
時に感動し、影響を受け、
「私も何か挑戦してみようかな」と、
思わされる人が必ずいるはず。


■何か勇気をもって始めることは、
自分にはもちろん、周りに影響を与えます。

それは、あなたの挑戦が、
静かな水面に石を投げいれるごとく、一つの衝撃を生み出し、
それが小さな波を生み出し、周囲へと伝わっていくかのよう。

些細な行動でも、自分が変わることで、
周りも影響され、何かが変わり始めます。

このような概念を、『7つの習慣』では
「インサイド・アウト」、という時代や国境を越えて存在する、
原理原則として説明しています。

自分が変わることで、チームが変わる、
チームが変わることで組織が変わる。

これが、世界を取り巻く原則である、
とコヴィー博士は述べており、
『7つの習慣』の書籍でも、全ての内容に先立ち、
その重要性が主張されている大切なパラダイムです。


■三浦さんいわく、

「高齢化社会だが、年齢に負けてはいけない。80歳はまだ、人生のスタートです」

とのこと。

「自分の人生で最高の挑戦」と言えるものに、
自分が挑戦し続け、それが誰かに勇気を与えることができたなたら、
人生の幕を閉じるときに、たとえ志半ばだとしても

「一度しかない人生で、十分にやりきった」

と言えるのではないでしょうか。

エネルギッシュな三浦さんにあやかり、
今週も元気よく頑張りたいものですね。


今日も皆様にとって良い一日になりますように。

【本日の名言】 未来は
自分の夢のすばらしさを
信じる人のものである。

             エレノア・ルーズベルト

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