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3410号 2023年6月25日

今週の一冊『女性の視点で見直す人材育成――だれもが働きやすい「最高の職場」をつくる』

(本日のお話 2111字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

さて、毎週日曜日は
お勧めの一冊をご紹介する
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は

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『女性の視点で見直す人材育成――だれもが働きやすい「最高の職場」をつくる』

中原 淳 (著), トーマツ イノベーション (著)


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です。

■今週の日経新聞で

”男女平等、達成率68% 政治・経済の壁なお”
世界の格差指数 日本、過去最低の125位”
(2023/6/22号)

という記事がありました。

曰く、

世界経済フォーラム(WEF)が発表した
2023年の男女平等の度合いを示す
ジェンダー・ギャップ指数で、
日本は146カ国中125位と過去最低になった、

という内容です。

特に経済分野での課題は、

「女性管理職比率の低さが足を引っぱる」

と指摘されていました。

■どんなルールもその場にいると
それが当たり前と感じられるものです。

私も日本でしか働いたことが
ありませんが、

・男性管理職が主に活躍している
・仕事にバリバリ精を出している

みたいな状況は見慣れています。

でも、やはり
上の立場の人になるほど、

「家庭に時間を割くことができていない」

という人はよく見聞きします。

少し前に
ある伸び盛りの会社で働く
知人から聞いた話だと

「上層部の人は、
なぜだかほとんど離婚をしている」

という話を聞いた時は、
なんだか複雑な気持ちになりました。。。

■そして、やはりこの状況は

世界的な基準からすると
遅れていると言わざるをえないようです。

それにはいくつかの複合的な
理由があると思うのですが、

その中で、経済的な側面での
ジェンダー・ギャップの足かせになっているのが

「女性が働きやすい職場の環境が
整っていないこと」

なのでしょう。

■では、何に焦点を当て、

何を理解して、
何をどうすれば、
女性の視点から働きやすくなるのか?

、、、このことについて

立教大学の中原教授と
トーマツイノベーションの研究で
7400人のリサーチを含めて

”職場の科学”

として解き明かした本が
この一冊になります。

組織を変えるためには、

1、現状を知る(見える化し)

2,対話をする

3,未来をつくる

というステップが必要と
組織開発の大きな流れとして
語られますが、

まず第一歩は「現状を知る」こと。

今の職場の現状について、
データを元に科学しているのが
本著書の魅力であると感じます。

■どのようなデータかというと、

例えば、まさに上述の
日経新聞でも語られていたような
「女性管理職比率の国際比較データ」

はもとより、

・女性管理職がいたほうが
企業としても好業績な傾向がある

という事実、そして

・男性・女性の比較で、
働く上で重視していることはなにか?
(→女性のほうがより「やりがい重視」である)

・女性にはロールモデルがいないから
問題とする議論は正しいのか?問題
(→実際は7割の女性が「ロールモデルがいる」と回答)

・女性が昇進を諦める理由

・女性には「引き上げてくれる上司」が乏しい傾向

などなど

女性の視点でみた
職場のヒントが事実と解説を含めて
わかりやすく語られています。

■本著書を読むことを通じて

「憶測で課題を見て、
憶測で対策をする」

のではなく、

「事実に基づいた対策」

が見えてくるとおもいます。

そしてそれは、

女性だけではなく
これからの人たちが働きやすい
長く人が活躍できる職場づくりを目指すことと
同じことを意味するように思います。

・「遅くまで頑張っているのが偉い」

・「給与など報酬が高まるとやる気が出るはず」

・「女性は分析や戦略立てが苦手」

というような、

我々にいまだ根付いているであろう
無意識のバイアス(アンコンシャス・バイアス)に
気づくきっかけを与えてくれるのでしょう。

以下、著書の紹介です

(ここから)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【7400人の徹底リサーチ × 人材開発の研究・理論】

「優秀な人材が辞めていく…育たない…」と悩む
マネジャー・人事担当者・経営幹部必携!!

あなたの「育成力」を高め、
最高のチーム力を引き出す「職場の科学」!

■「女性のため」だけの本ではありません!

本書は「スーパーウーマン」個人の成功体験に依拠して、
女性の活躍を「応援」するだけの本ではありません。

スタッフ、リーダー、マネジャー、ワーキングマザーという
「4つのトランジション」に注目しながら、
世界最大規模のリサーチ結果をもとに、「女性の働く」を徹底的に科学!

■掲載した分析データ・図解はなんと80点超!

→「なぜ昇進したがらない女性が多いのか?」
→「仕事の重視ポイントに男女の違いはあるのか?」
→「女性マネジャーはどこに課題を感じやすいのか?」
→「ワーキングマザーを部下に持つ管理職はどこに注意すべき?」
豊富な分析結果からは、「意外な事実」も見えてきます。

多様性の時代、「勘・経験・度胸」に頼る人材育成は、もはや通用しません。

女性を含め、だれもが働きやすい「最高の職場」をつくるために
「これからの人材育成」のエッセンスを凝縮した一冊です。

※Amazon 本の紹介より
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ここまで)

■こうした認識を多くの人が持ち

対話がされることが
まず持って必要なことなのかもしれない、、、

今週の新聞も併せて
そんな事を思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<今週の一冊>

『女性の視点で見直す人材育成――だれもが働きやすい「最高の職場」をつくる』

中原 淳 (著), トーマツ イノベーション (著)



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