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1497号 2018年3月21日

成長とは「意志決定の数」である

(本日のお話 2239文字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は1件のアポイント。
ならびに、社内ミーティングなど。

宙ぶらりんになっていた件が進み始め、
ここからドライブをかけていけそうです。

素晴らしく刺激的な1年になりそう。
気合を入れて参りたいと思います。



さて早速ですが、本日のお話です。

最近、少し停滞、
というか手数が少なくなっている状態が
続いていたのでした。

そんな中、先日参加した、

「マネジメントゲーム」
http://news.livedoor.com/article/detail/12155259/

のインストラクターであり、
また、公認会計士で資格学院の講師でもある
優秀な友人が放った、ある一言が、大変胸に刺さりました。

今日はそのお話を通じた気づきを、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。

タイトルは、

【成長とは「意志決定の数」である】。

それでは、どうぞ。

■「マネジメントゲーム」という、
物凄く学びになるゲームがあります。

ソニーにおいて40年も前に開発された、
平たく言えば

「経営視点育成のためのゲーム」

です。

曰く、

”マネジメントゲーム誕生は1976年。
ソニー創業者の一人である故・盛田昭夫氏が、後継者育成を念頭に号令をかけたのが発端。

当時のソニーはエンジニアが大多数を占めていました。
そうした中でも次代を担う経営層を輩出しなければならない。

経営に関心が薄く、財務会計の素人であるエンジニアでも、
短期間でマネジメントのノウハウを、
効果的かつ楽しく身につけられるツールが必要とされた”

とのこと。

(※引用:孫正義社長はじめ社員が熱中 「マネジメントゲームMG」とは
http://news.livedoor.com/article/detail/12155259/

あのソニー、そう、
日本を代表する会社、肝煎りのゲームです。

面白くない&学びにならないはずがない。

実際、3月18日(日)、
私(紀藤)と妻と、公認会計士である友人が主催する、
「マネジメントゲーム」に参加して、

「やっぱり超絶に面白く、勉強になるぞこれは!!」

と、3回目の参加にして、
改めて思ったのでした。

■さて、そんな「マネジメントゲーム」。

このゲームを進めるにあたって
絶対的な”目的”があるのです。

”経営のゲーム”ですから、
その目的とは、

「会社の資本を大きくする」
「会社を黒字化する」

こと。

現実の世界でも、
いくら、いい理念を持っていても、
いくら、お客様のためといっていても、
会社が赤字で、存続できなければ、
そもそも話になりません。

だから、

「資本拡大&黒字化する」

というのが、このゲームにおいては目的なのです。

■、、、が、悲しいことに。

初心者(私とか妻)がやると、
ほとんどの場合、黒字にならない。

むしろ、赤字。

いや、赤字すぎて、
「倒産危険企業」というレッテルが貼られたり、
実際、倒産したりします。

対して、上級者は、
「黒字」をひたすら叩き出す。



、、、この違いは、何か。

違いを生み出す、決定的な要因とは、
何なのか。

このことが気になり、
熟達した上級者の人に、聞いてみたのでした。

「なぜ、初心者は黒字にならないんですかね、
上級者との違いは、何なんでしょう、、、?」

そうすると、
その500回以上やっている、
上級者の方はこう言いました。

「まあ、色々ありますが、、、、

一つは、【意志決定の数】、かと思います」

、、、と。

■マネジメントゲームは、
ボードゲーム。進め方は、
”すごろく”みたいなものです。

そんなルールの中、

”上級者”は、サクサク決める。

どんどん回す。

自分が何をするのかを決め、次の手をうっていく。
どんどん意志決定をして、歩を進めていく。

”初心者”は、悩む。

何をすべきか、どうしようか迷う。

その都度止まってしまい、
スピードが遅い。

、、、しかし、
マネジメントゲームは不思議な事に、

『どれだけ、未来に対して、
手数を売ったのかどうか』

というのが、結果に如実に現れてくるのです。

たくさんターンを回さないと
(=意志決定&手数をこなさないと)
黒字になってこない。



その、意志決定があっているかどうか、
にかかわらず、どれだけの
”ボリューム””量”をもって、

・人材を教育したのか

・設備に投資をしたのか

・販売をしようと試みたか

・材料を仕入れようとしたか

・研究開発をしようとしたか

、、、

ということが、結果に影響するのです。

本当に不思議なのですが、

「手数が多い」

ことが黒字に繋がる大きな要因になるのです。

(なぜなのかは、私はまだよくわかりませんが、、、)

■そして、この事を聞き
体感し、思ったこと。

それが、

【成長とは「意志決定の数」(=手数)に比例する】。

ということ。

これは、

「現実世界でも、全く同じことである」、

そう思ったのです。



悩んでいる時間も、時には大切です。

でも、

・”現実の状況”に変化を加えたい、
・ 今を変えたい、成長させたい
・ 今よりもっと成果を得ていきたい

と願うのであれば、

「手数」

がなければ始まりません。

営業なんて、まさしく、そうです。

ああでもないこうでもない、
と戦略を悩んでのみいる

「”手数が少ない”知的な戦略家」

よりも

とにかく、朝から晩まで
お客様のところに足を運び、
とにかくアポイントの数をこなす、

「”手数が圧倒的”だけど不器用な歩兵」

のほうが、成果を上げたりする。

、、

何かを動かそうとすると、

「手数」

がなければ始まらないのです。

■人は、
「失敗したらどうしよう」という

『やるリスク』

の方に注目しがちです。

でも、本当に注目すべきは、

「何もせずに”起こる可能性があったチャンス”を
みすみす逃していく」

という、

『やらないリスク』

を考えることが、
それ以上に大事ではないか、と思うのです。



とにかく、「意志決定」をすること。

そして、「手数」を重ねること。

【成長とは「意志決定の数」(=手数)である】

そう、強く思った次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

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【本日の名言】

リスクを負わないのが、リスクである。

ビル・ゲイツ

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