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1639号 2018年8月12日

今週の一冊『シリコンバレー式 最強の育て方  ― 人材マネジメントの新しい常識 1on1ミーティング―』

(本日のお話 2082字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は、組織人事コンサルタントとして
活躍する友人が主催する、
あるワークショップに参加してきました。

ワークショップのテーマは、

『1on1ミーティング実践セミナー』

というもの。

その主催の友人・世古さんは、
「働きがいがある会社(Great Place to Work)」で
2015、2016、2017中規模部門第一位のVOYAGE GROUPで
人事本部長をやっていました。

コーチング、エニアグラム、NLP、MBTI、EQ、
ポジティブ心理学、マインドフルネス、催眠療法、、、

おそらくよく知られている心理メソッドは、
ほぼマスターしており、独立して、今は経営者をやっています。

尋常じゃない知識と実績を誇り、
そのワークショップも期待通り、
非常に勉強になると共に、実践的で、面白く、
役に立つ内容でございました。



毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する
「今週の一冊」のコーナーですが、

今日は、その「1on1セミナー」の
元になっている書籍をご紹介したいと思います。


今週の一冊は、

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『シリコンバレー式 最強の育て方
 ― 人材マネジメントの新しい常識 1on1ミーティング―』

(著:世古詞一)

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でございます。


■最近、企業内で、

「上司・部下の1on1面談の有効性」

が注目されています。

実際にGoogle、ヤフーなど業績が伸びている会社で
導入が進んでおり、その流れを受けて、
日本の大手企業でも、取り入れる会社が増えています。

背景としては、
現在のミレニアム世代(1980~2000年代生まれ)が
仕事に求めていることが、「自己の成長」など、
お金以外の事になってきていることからも、

”上司の関わり方で求められているもの”

が変わってきている、というのがあるようですね。


上司の皆さまはやることが、
たくさん増えてきて大変ではありますし、

またこの考えにももちろん賛否両論ありますが、

個人的な意見としては、
昔と比べて、

・お金の価値、
・働くことの意味
・会社という組織への考え方

が変わってきている今、

「ただ成果を出して、成長をする」
「去る人はされば良い」

だけで、優秀な人を
その会社に留め続けられる時代でもない、

というのも事実。


だから、時代として、
これからの上司に求められるスキルであるのだろう、
と思っています。


少なくとも、

「あれやっとけ」

だけで動く人は、
ますます少なくなっていくことは間違いないと思いますし、
私もそんな上司、苦手です。

(私、現在36歳=ぎりぎりミレニアム世代です)。



■しかしながら、
よくこんな悩みも聞くのです。


「部下と1on1面談をしようと思います。
 でも、実際にはどうすればよいかわからない、、、」


、、、と。


考えてみれば当然です。

だって、そういう教育
(例えば、50歳の方が、自分の上司から、
 面談の時間をもらってケアされてきたという事実)
はなかったのですから。


ですから、じゃあやろう、と
たとえ思ったとしても、

・そもそも何故必要なのか?
・本当に効果はあるのか?

という”意味”もわからなければ、


・実際にどうやって始めたら良いのか?
・何分くらいかければ良いのか?
・どんなテーマを話したら良いのか?
・どういう状態が正解なのか?

という”進め方”もわからない、
というのが現状なようです。


■「話をする」「話を聞く」というのは、
”誰もが持っている能力”です。

ゆえに、「なんとなくできる(気がする)」もの。

でもその”やり方”には、
やはり「差」が存在しているのです。

だから、

・部下を上手く育てられる人、
・部下を育てられず辞めさせてしまう人

が別れるのであり、
そこには、「考え方」や「やり方」の
明確な違いがあるのです。

そして、その「違い」は、
いくつかのポイントに絞ることができるのです。


そして、その「考え方」「やり方」の
内容をまとめたものが、今週の一冊の、

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『シリコンバレー式 最強の育て方
 ― 人材マネジメントの新しい常識 1on1ミーティング―』

(著:世古詞一)


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なのです。


■本書の内容を一部タイトルだけご紹介しますと、
例えば、こんな内容です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<部下と信頼を構築する>

・部下をオープンにさせるための「自己開示」法
・「4つのレベルの雑談」で意図した雑談をする
・どう「自然に」話を切り出すか?
・「100%受け入れられている」と感じてもらう雰囲気のつくり方


<部下の成長を支援する>

・「お前はわかってないな」から「私に教えてくれないか」へ
・納得感を高めるための「MGC目標作成法」とは?
・評価制度は「理解する」のではなく「活用する」もの
・評価前のマネジャーのチェック事項


<1on1ミーティングを始める>

・最初のスケジューリングですべてが決まる
・はじめは大事なお客様とのアポイントのように丁寧に
・1on1ミーティング実施案内のサンプル

etc、、、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

などなど。

抽象的ではなく、具体的で、
すぐに使える内容がたくさん詰まっています。


、、、ということで、
部下・メンバーとの対話に悩まれる管理職の方などには、
特に役立つ内容かと思いますし、

それ以外にも、
家族、友人などと、関係を深めるたい、と思われる方には、
対話の仕方において参考になるでしょう。


ここでは書けませんが、
誰もが知る有名企業で、

「部下との面談の教科書」

として使っている会社もあるそうです。

ご興味がある方は、ぜひご一読くださいね。


============================
<今週の一冊>

『シリコンバレー式 最強の育て方
 ― 人材マネジメントの新しい常識 1on1ミーティング―』

(著:世古詞一)

http://amzn.asia/3Csv8vG

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