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1672号 2018年9月14日

理想の生き方・働き方を知るには、”「鍵穴」に「鍵」を差し込みまくる”こと

(本日のお話 2008字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は1件のアポイント。

ならびに、週末のワークショップに向けて、
社内にて企画・プログラム開発でした。

また夜は、従兄弟と、
官公庁で働く友人と共に、会食。

「自分にベストフィットした仕事はあるのか?」

という議題を、新卒の従兄弟と共にお話しましたが、
これはなかなかに難しいテーマだな、

と改めて考えさせられました。



さて、本日のお話です。

現在、「個別コンサルティング」というサービスを、
(ひっそりと)行っています。

(自分で決めた定員が、いっぱいになっているので、
今のところ増員の予定はないのですが、またそのうちに、、、)

クライアントには、

会社の役員もいれば、
フリーターの方もいれば、
専門職の方もいる。

男性もいれば、女性もいて、
年代も上から下まで幅広いです。


その中で気づいたことが、

”人は、『自分にベストフィットした生き方・働き方』を
 いくつになっても探している”

ということでした。

そして、その中で、


「どうすれば、自分にベストフィットした、
 生き方、働き方が見つかるのか?」


に議題ついて、その答えを指し示すような、
ある面白いお話を聴きましたので、
本日、そのお話を皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【理想の生き方・働き方を知るには、
 ”「鍵穴」に「鍵」を差し込みまくる”こと】。


それでは、どうぞ。


■しばしば、こういうご相談を受けます。


「どこかに自分にぴったりの職場があるのではないか」。

「自分にぴったりの素晴らしいパートナーがいるのではないだろうか」。

「自分を活かしてくれる、
 理想的な環境があるのではないだろうか」。


、、、と。


こう考えることは、不健全なことでもなんでもなく、
「人間がより良くなっていこうとする」以上、
いつ、いくつになっても、考え続けるテーマである、
と私は思います。

特に、今の環境が満足できていなければ、
その思いは強くなって当然。


もちろん、

「自分にピッタリの環境なんて、
 そんな甘いハナシはない!」

と、言うことも一つの事実でしょう。

しかし、とはいいつつも、

「ナチュラルな無理しない自分が重宝される環境」

というのも間違いなくある、
とも同時に思うのです。

そして、実際そうだと思います。


、、、では、どうすればその、


「(自分にとっての)理想的な環境」


を知ることができるのでしょうか?



■その話を考えるにあたって、
ある友人から、こんな例えば話を聞きました。

それが大変分かりやすく、
興味深いお話だったのです。


それは、


【理想の生き方・働き方を知るには、
 ”「鍵穴」に「鍵」を差し込みまくる”こと】。


という話でした。



■この「鍵穴」というのは、比喩です。

言うならば、

”外部の環境”

とまとめると、わかりやすいかもしれません。

「外部の環境」なんていうと、かなり幅広いのですが、
外の世界は『鍵穴』のようなもので、

・ある会社でも
・ある女性/男性でも、
・あるお客様でも、

様々なタイプの価値観やニーズ、文化がある。
すなわち、様々なタイプの『鍵穴』があるのです。


人と人のお付き合いにも似ていますね。

ある素敵な男性と付き合っても、
全然フィットしなかった。

でも、別の男性とお付き合いしたら、
すごくフィットして、自然体でいられた、

そして相手も喜んでくれた、

みたいに。



■もちろん、誰にでも当てはめられような、
「マスターキー」的な人も中にはいるのでしょう。


しかしながら、原則としては、
人は、持っているスキルも、才能も、性格も、価値観も、
それぞれ違うもの。


ですから、

”鍵穴に当てはまる鍵もあれば、当てはまらない鍵もある”

というのが一つの原則です。


とするならば、自分という「鍵」が
「ある鍵穴」に当てはめようと頑張ったものの、
それでもなかなか当てはまらない、、、

ということであれば、

”別の違う「鍵穴」に当て込んでみる”

というのは、

己の”理想の生き方・働き方”を探す、
然るべき、聡明な戦略の一つになりうるのでしょう。


■ただ、一つ難しいこともあります。

それは、人は

”自分がどんな「鍵」なのかわからない”

ということ。

加えて、


”「鍵穴」も色々種類がありすぎて、
 どれと自分が合うのかわからない”

ということです。


「まあまあ、今の自分にあっているけど、
 ちょっと違うような気もする」 とか、

「5年前の自分はベストフィットだと思ったけど
 ちょっと違ってきた気がする」 ということもあれば、

「本当は合っている型なのに、
 自分という「鍵」を磨くことを忘れて、
 サビついて入らなくなっている」

という”自分に原因があるパターン”も
ありえるのでしょう。

だから、難しい。


■しかし、一つ言えることは、
「理想の生き方・働き方」を求めるのであれば、


『自分という「鍵」を磨くこと』

そして、


【いくつもの「鍵穴」に、
 自分という「鍵」を差し込み続けること】


というトライ&エラーは、
絶対的に必須となってくるのです。


いずれにせよ、確信して言えることは、


「鍵穴の中は見えないから、
 差し込んでみないとわからない」


ということです。


だから、ある程度「これかなー」とあたりをつけてみたら、
まずは「鍵を差し込んでみる」のです。

その環境にはめ込んでみるのです。
試して、飛び込むのです。

そうすることで、
初めて見えてくる世界もあるのでしょうし、

その繰り返しの中で、

「(自分にとっての)理想の生き方・働き方」

が見えてくるものである、


そのように思う次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

自分自身であることに、
人間の偉大なる誇りがある。

ウォルト・ホイットマン

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