「リセットする勇気」があれば、いつからでも逆転はできる
(本日のお話 1650字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は朝と夜に、
個別コンサルティングを2件。
また午後は、「東京経済大学」にて
『キャリアデザイン演習』という授業で、
ゲストとして講義をさせていただきました。
まさか自分が大学で教える側になるとは、
想像もしていませんでしたが、
本当に貴重な体験で、私自身とても楽しい時間でした。
(ご参加いただいた学生の皆さま、ありがとうございました!)
*
さて、本日のお話です。
昨日、大学での講義をする中で、
学生の方からの質問などに受け答えする中で、
「学生の皆さんの素直さ、真っすぐさ」
に触れ、かつ、
悩まれている事も聞く中で、
思うことがありました。
本日は、私が思う、
「キャリア(人生)において大事である」
と感じることについて、
皆さまにご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「リセットする勇気」があれば、いつからでも逆転はできる】
それでは、どうぞ。
■しばしば、
「最近の若いもんは甘えておる」
みたいな話を聞くことがありますね。
若いもんがどうか、というのは、
”人による”というのが
現実だと思いますが、
実際、昨日、
学生の方と向かい合って、
「若い世代というのは、すごいよなあ、、、」
と感じたのです。
■何故どう思ったか。
それは、
『一切の既得権がないとこからのスタート』
であること。
この事実を感じ、
そのことはやっぱり大変なことだよな、
と思ったのです。
*
社会人になって、
ある程度役職を持ったり
期間が経つと、そこには、
”人脈”
”権力”
”スキル”
などの、「貯金」が得られたりするものです。
例えば「営業」という仕事もそう。
真面目に働いていた場合、
長くなればなるほど、有利なのです。
”ものすごい努力”をせずとも、
ちゃんと仕事をしていれば、
実は「既得権」が生まれたりする。
その経てきた時間のおかげで、
・「大型クライアントの引き継ぎ」があったり、
・「マネジメントとして会社のリソースを使えるようになる」とか
・「お客さんと共に過ごした時間」で信頼が生み出させる
とか
”期間を経ることで得られるメリット”
はあるのだろう、
と私は、私自身の経験から感じるのです。
そして、それは
他の日本の企業においても、
当てはまることは多いのではなかろうか、
と思います。
■そう考えた時、
そして私自身のキャリアを振り返った時。
やっぱり一番大変だったのは、
『ゼロからイチを作りあげるとき』
でした。
初めての営業。
右も左もわからない。
恥をかきながら、
名刺の渡し方から覚えていく。
汗をかきながら、電話をかける。
お客さんに怒られながら、
上司に怒られながら、
”知らない社会のルール”を覚えていく。
周りは自分より、出来る人ばかり。
レベル50くらいの人に囲まれるなか、
レベル1の自分がチームに入る。
そして、できなくて恥ずかしくなる。
時に惨めになる。
それでも、諦めずに
レベル2、3、4、、、、と、
少しずつ自分のレベルを上げる。
「ゼロ」からちょっとずつ
積み上げていく。
、、、
このことは、本当に恐ろしいことだし、
ものすごく「勇気」がいることだな、
と私は思うのです。
■そして、改めて思うこと。
それは、
これから人生100年時代と呼ばれる中・
生き抜く力、
勝ち続ける力、
自分の人生を作り上げる究極の力、
というのは
『今のポジション、権利、
すべて失ったとしても、ゼロから戦える覚悟』
があるかどうか、
ではなかろうか、、、
そのように感じたのです。
これからの時代、環境変化により、
突然仕事がなくなることもあるかもしれません。
いわば、途中まで登った崖で、
最後の最後まで上り詰めたとき
ふいに突き落とされ、
また”ゼロ”からチャレンジするかもしれない。
そんなとき、
その事実を受け止める勇気があるか。
そして「ゼロからスタートする覚悟」を持てるかどうか。
もしその事が心の軸としてあるのであれば、
きっとそれは、
”究極の「無形資産」”
になりうるのだろう、
そのように思います。
だからこそ、
【「リセットする勇気」があれば、いつからでも逆転はできる】
といえる、そのように思う次第です。
自戒を込めて。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
勇気とは、恐怖心を頂いていないことではなく、
恐怖心を抱いていても行動する度胸があることだ。
アレクサンダー・ロックハート
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