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1759号 2018年12月11日

トライアスロン「鉄人レース」への参加が、人生にもたらす価値を考える

(本日のお話 2654字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は1件のアポイント。
また、社内ミーティング。

夜は、講師としての先輩でもあり、
ランニングの友人でもある方と共に、
研修企画についての打ち合わせなど。



さて、本日のお話です。

特別企画としてお送りする予定だった

"日本の歴史をたどる旅 ~『日本国紀』から学ぶ~”

シリーズについてですが、明日より、
別枠のブログ形式(メルマガではなく)で発信いたします。

私は『永遠の0』や『海賊と呼ばれた男』など、
歴史をストーリーとして語る百田尚樹さんの本は、とても好きです。

そして、今回ご紹介してる

『日本国紀』

も、大好き。
 
とはいえ、どんな話も100%正解ということはなく、
賛否両論あるのも、重々承知しております。

、、、という文脈も加味して、

”ご興味がある方は読んでいただきたい”

というスタンスで、
ブログ形式で展開して参りたいと思っております。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!





さて、本日のお話です。

私事ですが2019年6月、

『アイアンマンレース』

なるものに出ることにいたしました。

『アイアンマンレース』とは、
”トライアスロン”の一番長いロングレースのこと。

具体的には、

スイム 3.8km
バイク 180.2km
ラン  42.2km

という総距離226.2kmを走破するレース。

完走すれば「鉄人」の称号をもらえる、
そんなトライアスロン大会です。


最近、仕事が忙しいから、、、

という言い訳で、殆ど走らなくなってしまいましたが、
これを2019年の挑戦として、
チャレンジしてまいりたいと思います。


そして、多くの方は、
「なぜわざわざそんなこと、、、」と思うのではないか、
と客観的に思っておりますので、本日は

「なぜ、アイアンマンレースに出場を決めたのか?」

という理由とともに、思うところ、
考えていることを、皆さまにご共有させて頂きたいと思います。


タイトルは、


【トライアスロン「鉄人レース」への参加が、人生にもたらす価値を考える】。


それでは、どうぞ。



■フルマラソン(42km)。

ウルトラマラソン(100km)。

トライアスロン(226km)。


これらに参加している人は、
「変な人」と思われることが、多いようです。

私もよく、「変」と言われます。



ただ、その感覚、わかるのです。

私も、8年くらい前、
フルマラソンを走ったこともないときは、

「フルマラソンなんて走る人は、
 頭のネジがどこか壊れているに違いない」

と思っていました。

「休みに、なぜわざわざ走る?」

「なぜ、お金を払って辛い思いをする?」

、、、そう、思った記憶があります。


■しかし、今では、
はるばる鹿児島の奄美大島まで、
仲間の経営者と共に、

「トライアスロンのレース」

に行くようにまでなりました。


そして、それは、
リラックスのための休み行事ではなく、
私の中では「人生の一大イベント」と思っています。

実際、どんな研修より、
「研修」としての効能、を果たすと思うほど。


、、、なんて書くと、
またまた「普通とは違う感覚だ」と、
皆さまにひかれてしまいそうなのですが、

真面目な話、本当に、
「チャレンジングな運動」というのは


”取り組むべき、れっきとした根拠”


がある、そう言えるのです。


■それは、なぜか?

私なりの結論をお伝えすると、
それは、私達は多かれ少なかれ、

”「成長感」を覚えたいから”

なのです。


心理学者・アブハム・マズローは

『マズローの欲求段階説』

という、大変有名な説を打ち出しました。

これは、

”「低次の欲求」から人は満たそうとする。
 満たされると「高次の欲求」へと推移していく”

という話。

■例えば、「低の次欲求」は、

・生理的欲求(食べたい、寝たい)
・安全欲求(雨風をしのぎたい、健康でいたい)
・社会的欲求(仲間がほしい、所属したい)

というもの。
生きる上で、根源的な話です。

そして、今の世の中、
なんだかんだで多くの人は、満たされているようです。

そして、これが満たされると
「高次の欲求」として次の欲求が生まれる。

・尊厳欲求(他者から認められたい、尊敬されたい)

を覚えるようになる。

そして、欲求の最終段階では、


・『自己実現欲求』(=自分の能力を引き出したい)


となる、というのです。


■そして、今の物質的に満たされた時代。

そこには、

「自己実現欲求」

に移行しつつあり、
自己の成長感を大切にしたい、
そう思う人が増えている、

と言われています。

もちろん、100人中100人がそう思うとは限らない。

でもやっぱり、「成長感」を感じたい、
と思う気持ちは誰しもにあるのではないか、
そのように思います。


■しかし、一方。

”『自己実現』(自分の能力を引き出す)感覚を覚える”

ことには、時間がかかる。

特に、仕事においては、
「成長感」というのは、実はなかなか感じられなかったりする。

総合力を試される仕事では
その能力は、薄紙を積み重ねるように変化していくもの。

だから、「劇的な成長」みたいなものは、
ある意味、特殊な環境でないと、感じられないこともある。

あるいは、組織の役割で年齢が上になり、
次の世代にポストを譲る必要がある、というときもあるかもしれない。

そんな環境下で、「成長感」を感じるのは難しい、、、

ということもあるかもしれません。



■しかし、こと「運動」は違うのです。

例えば、ランニング。
3ヶ月、ある程度走れば、

”必ず”「成長」します。

関節など弱い、身体的に難しい、
という場合は別にして、

ランニングは、
何歳からでも、やりさえすれば

”必ず「結果が出る」”

のです。


短期間で、かつ、
汗をかいた分だけ、
自分に負けなかった分だけ、
前に進むことができる。

「練習は嘘をつかない」という究極の行為。

それが、

『運動のチャレンジ』

なのです。


■そして、仮に、自信がない人が、
「フルマラソン」を完走できたら、
その人の内的な世界は、ガラリと変わります。


(絶対無理だと思っていたフルマラソン、
 走り切ることが出来た、、、)


そう思えると、「自己効力感」が高まります。
そして、不思議なことに、

”自己効力感に「転移」が起こる”

のです。

すなわち「やればできる」という感覚が、
ランニングだけでなく、別のこと、すなわち、

・人間関係
・生活習慣の改善
・仕事における取り組み方

などに「乗り移る(転移する)」と言われます。


ゆえに、


”チャレンジングな運動に取り組むことには価値がある”


そう、思うのです。


■人は、「思い込み」の生き物です。

「自分なんかダメだ、、、」と思っていたら、
やっぱりエネルギーは出ないし、

「自分はやれば出来る!」と思えたら、
エネルギーも、挑戦する意欲も湧いてくる。

単純な精神論のようですが、
”気持ち”というのは、全ての原動力。

車でいう、エンジンみたいなものです。


だからこそ、より、

「やればできる」

というスタンスを強化することができたら、
もっともっと前に進もう、と思えるし、

ゆえに、「運動のチャレンジ」(特にランニング)は、
素晴らしいものである、

私はそう思っています。


そして、私自身も、それらの学びを、
より高いレベルで皆さまにも共有すべく、
「アイアンマンレース」に取り組もう、

そう、ビビりながら思っております。


■と、いうことで、

【 トライアスロン「鉄人レース」への参加が、人生にもたらす価値を考える 】

と、それは、


『「自己効力感」を得ること。
 そして、自己効力感の転移によって、「人生をより豊かにする」こと』


そんなことを思った次第。


あと半年。

私も、がんばります!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今週も皆さまにとって、素晴らしい1日になりますように。


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<本日の名言>

些細なことに不正直な者は、
大事に際しても同じことをする。

「新約聖書」ルカによる福音書

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