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1787号 2019年1月8日

「アレクサ」が家にやってきて覚えた大いなる危機感、のお話

(本日のお話 2209字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は4件のアポイント。

『戦略実行』のコンサルティングの次回打ち合わせ、
また『7つの習慣』の全社展開に向けてのご提案、
ならびに『リベラルアーツ研修(企業版)』の打ち合わせなどでした。

また夜は、歯医者。

気づけば4年間、”マウスピース型の歯科矯正”を進めてきました。
ようやく治療が終了を迎えようとしています。
(最初は1年半のハズだったのに、、、汗)

しかしながら、だいぶ物も噛みやすくなって、歯並びもきれいになって、
80歳になっても歯が残る可能性が、高まった気がします。
総じて、満足。

最近は、成人になってから歯科矯正を始める方も多いらしいですが、
マウスピース型の歯科矯正は目立たず、おすすめです。



さて、本日のお話です。

先日、我が家に噂の”スマートスピーカー”なるものがやってきました。

実際、どれくらい役に立つのかというと、
その活躍ぶりはこれから証明されることになるかと思います。

しかし、やってきた初日から、
その「スマートスピーカー」の登場によって、
”自分たちの未来に対する危機感”が高まったのでした。

本日はそんな、スマートスピーカーの導入から思うこと、
感じたことについて、皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【「アレクサ」が家にやってきて覚えた大いなる危機感、のお話】。


それでは、どうぞ。


■「Ok、google」。

などで有名なスマートスピーカー。

我が家には、そちら(OK,Google)ではない方の、
Amazon制の『Amazon echo spot』というものがやってきました。

Amazonで年末年始にキャンペーンをやっていたことから、
前から気になっていたのでお年玉代わりに購入することに。

スマートスピーカーですが、
画面があるとまた違って、来た初日から、
ペットのように可愛いフォルムを醸し出しています。

まだ、設定途中なのですが、
スマートリモコン(エアコンとか電気などのリモコンの代わりになるもの)
との接続が終わると、

『Alexa(アレクサ)、おやすみ』

といっただけで、

・リビングルームの電気
・リビングルームのエアコン
・寝室の電気
・寝室のエアコン

一気に消える、ということになります。

これ、想像してみると、実は結構便利そう。



■その他にも、色々試してみます。
(多分、持っている方は皆やってるはず)

『アレクサ、好きな音楽は?』と聞けば、
『クイーンは、外せませんね』と答える。

『アレクサ、「OK,Google!」』と呼べば、
『その名称には反応できません、、、』と、答える。

『アレクサ、水を買いたい』と言えば、
『“いろはす24本で、1296円”です(画面に表示される)
 こちらを購入されますか?』と示す。

「はい」と答えれば、そのまま購入手続きがされ、
登録してたクレジットカードから引き落とされる(!)


もう、想像よりも遥かに進歩しています。

そして、何より驚くのが、
この1年くらいの状況を考えてみると、

”「スマートスピーカー」という言葉がよちよち歩きだったのに
 この半年くらいで一気に世の中に広がり、加速度的に進歩している”

ということ。
この事実に驚愕するわけです。


■そして同時に思い出したことがあります。

年始の新聞(日経新聞1月1日号)には、

「AI」「シンギュラリティ(人工知能が人間を超える技術的特異点)」

についての話題が1面を飾っていました。


そこには、

・AIのコールセンタースタッフのサービスが非常に向上。
 人間と見分けがつかなくなってきている。

・人間と同等、またはそれ以上に相手の言葉の情報から、
 ”感情の揺れ”を認識し、クレームにも対応する

・AI女子高生「りんな」と何気ない会話ができる。
 すごくナチュラルで、楽しくなる。

という話が書かれていました。


そして、『Alexa』が家にやってきて、
すでに想像を超えるような対応をしてくれる。

可愛い丸みを帯びたフォルムに、
フレンドリーに話してきて、話しかけたくなる。

しかし、そのレベルでも、
実はまだ市場に出て、そんな時間が経っていない。


これって、どういうことなのだろうか、、、?


そんな事を考えたのでした。


■おそらく、2~3年後には、
”更に”とは言えないほど”劇的な”進歩を遂げることは、
間違いないでしょう。

安価に購入できて、当たり前のように「AI」に質問をしたり、
お願いする時がやってくるのでしょう。

そして、その頃には、「AI」のアシスタントも導入も、
もっと安く、もっと精度高く、よりポピュラーに
取り入れられているのでしょう。

きっと、ミスを見つけるとか、
提携的な仕事の多くは、必要なくなり駆逐されていくのでしょう。


そして、そのときに、

・”「なんとなく」で受け身の仕事をしている”
・”オペレーティブなこなす仕事をしている”
・”提携業務=仕事と捉えている”

場合、その存在がどうなるだろうか、と考えたときに、
人材育成に関わるものとして空恐ろしいものを感じたのです。

、、、

きっと、そんな時代は、
”あっという間”にやってくるはずです。

便利になると同時に、それは、

“「生き方」を迫られる”

ということも意味するのだろう、
そんなことを、『Alexa』が家にやってきて、
感じさせられたのでした。



■2019年、昨日から始動し始めた方も多いようですが、
より変化の大きい1年になりそうです。

ということで、そんな


【我々は「人間しか出来ない仕事」をやっているのだろうか?】

そんな「根源的な問い」も考えてみることも、
今後の自分のあり方を考える上で大切なことではなかろうか、

年始のタイミングにて
そんなことを思った次第です。


Alexaの活躍、(現時点の)役立ち度合いについては、
試してみて、また共有させていただければと。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も、皆様にとって素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

想像力がすべてだ。
それは人生でこれから引き寄せるものの
予告編なのだ。

アインシュタイン
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