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1853号 2019年3月15日

自分の意見を通し、現状を変革するための「超必殺技理論」

(本日のお話 2236字/読了時間2分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は6件の個別コーチング。
また夜は、経営者の方20名程の交流会に参加。

これまで「経営者の会」なるものに足を運ぶ機会はありませんでしたが、
色々なビジネスをしている方とお話を聞き、
圧倒的な視野の拡がりを感じております。
これからも、積極的に足を運びたいと思います。



さて、本日のお話です。

新しいことをしようとするとき、
また何かを成し遂げようとするとき、
多くの場合「意見を通す力」が必要になります。

そしてそのために、とても重要だと思うことがあるな、と思いました。
今日はこの話について、ぜひ皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、

【自分の意見を通し、現状を変革するための「超必殺技理論」】

それでは、どうぞ。


■コーチングを行っているときに、
しばしば頂く相談があります。

それが(特に組織において)

”意見を通そうと、提案をするのだけれども
全然聞く耳を持ってもらえない”

と言う話。



自分が提案した内容は、とても魅力的。
ロジカルで、アイディアも素晴らしい(と思う)。
しかし、それを伝えようとしても一向に伝わらない。

伝わらないので、検討もしてもらえないし、フィードバックもない。

あるいは、誰かに改善を求めたりしても、
一向に相手はやり方を変える気配がない。

このような、

「伝えてるけど伝わらない現象」

というのは、組織において、
かなり頻発しているように見受けられます。

酷な言い方ですが、すなわち言ってしまえば、
「影響力がない」状態とも言えるかもしれません。


■ではこの状態を、どうすれば打破することができるのでしょうか。

この「影響力がない」状況を、
どのようにすれば「影響力を持ち、周りを変える」ことができるのか。

この問いを考えた時に、それは、
テレビゲームの「格闘ゲーム」で言う、

【超必殺技の理論】

から学べるな、と思ったのです。


■少しマニアックな話になるので、
ゲームをやらない方は、ご容赦&ご想像ください。

おそらく30代40代の方(特に男性)はご経験があると思うのですが、
20年ほど前に「ストリートファイター2(通称スト2)」と言う格闘ゲームが流行りました。

そして、その「格闘ゲーム(通称:格ゲー)は進化し続けました。
今ではかなり多くの種類ができましたが、その格ゲーの中の鉄板の要素として、

『超必殺技』

というものが存在しています。

更に更にマニアックになりますが
それらの「超必殺技」の名称は、パンチ、キックではなく

・真空波動拳
・真空竜巻旋風脚
・昇龍烈破

みたいに、なんだか迫力がある、スゴイ技です。

実際、決まれば本当にすごくて、
「超必殺技」を発動させ、相手に叩き込むことができれば、
一気に相手のゲージを減らし、逆転し、相手を倒すことができる、

そんな夢のような技なのです。

(※気になる方はググってみてください → 昇龍裂破)


■しかしながら、この「超必殺技」。

いつでも使えるわけではありません。
”ある条件”が整っていれば、発動する事はできないのです。

その条件とは、

「(超必殺技のための)スコアゲージを貯めること」

です。

スコアゲージは、”小さな攻撃や防御”のたびに貯まります。

パンチ、防御、キック、
パンチ、パンチ、キック、キック、防御
防御、防御、パンチ、…

そんな「弱いけれど小さな技」を繰り出し続けると、
少しずつ「超必殺技ゲージ」が貯まってゆく。

そして、そのゲージが最大限に高まってパワーゲージが光り始めた時、
ようやく『超必殺技』を、放つ準備が整うようになるのです。

そして、コマンドを入力し、相手に叩き込めれば
一気に戦況を巻き返し「KO」することもできる。

それが、『超必殺技』なのです。


■、、、と、つい熱く語ってしまいましたが、
このお話から何が言いたいかと言うと。

要は、

『”小さな積み重ね”がなければ、「超必殺技」は打てない』

ということなのです。

そしてそして、この「超必殺技」の仕組み。
ゲームだけでなく、現実世界でも全く同じだと思っているのです。


例えば、組織において、
「今、この状況を変えたい」と強く思っていたとします。
その気持ちは、本当に素晴らしいものです。

ですが、

・「現状を打破する抜本的な改革」を提案しても (=「超必殺技」の提案)、

・それまでの積み重ねによる「信頼の蓄積」(=パワーゲージの蓄積)

がなければ、その提案は通ることはない。
、、、というか、場合によっては聞く耳すら持ってもらえない。

いわば「超必殺技」コマンドを入力したけど、
発動させることすらできない、ということが起こるわけです。


■それは、「パワーゲージ」が溜まっていないから。

例えば「実績を残す」というパワーゲージを溜めなければ、
その超必殺技は発動しようと思っても発動せず、
ただただ、空を切るだけになってしまうのです。

そして、厳しいですが、それが現実なのです。

『「何を言うか」ではなく、「誰が」言うか』

という名言がありますが、本当にその通り。

いくらその提案がよくとも、組織における力学では
「実績を残してきたかどうか」が発言権に直結したりするのです。

そこに加えて、更に別の「パワーゲージ」として、

・上司からの応援
・同僚の支持
・社内での存在感(プレゼンス)
・提案のロジック
・関係各所への根回し
・先行事例の紹介

など、あらゆる手を尽くして「パワーゲージの蓄積」をし続け、
そのゲージが光り輝いた状態で提案を発動させるから、
「超必殺技」が届き、インパクトを与えることができるのです。


パワーゲージとは『信頼と実績』です。

それがなければ、
いくらいいことを言っても、
いくら組織やチームや、社会のためになるようなことを言っても、
それが形になる事は無い、ということ。

厳しいですが、やっぱりそうなのだな、
とよくよく思うのです。

■今を変えよう、現状を変えよう。

そう願う気持ちは本当に素晴らしい。
しかし、それを形にするためには、同時に険しい。

そのことを知る必要がありますし、
周りを巻き込み「超必殺技」のような変革を起こそうと意気込むのであれば、

「まず結果を出すこと」
「結果を出し続けること」

そして、「信頼と実績」を得ること。
これらのことが必要であると思います。


そして、そのようなゲージが溜まった人が、

・最後に、覚悟を持って、リスクを取り、
・自分の被弾も覚悟の上、飛び込み「超必殺技」を発動する

ことで「超必殺技」が相手に叩き込まれ、
一気に戦況を変えることができるのです。


結局は、自分次第。

行っても伝わないのであれば、
もしかすると、「信頼と実績のゲージ」が、
溜まっていないのかもしれません。

周りを動かすために、自分が変わり続ける。
そんな視点を持つことが重要なのではなかろうか、

そう思った次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆さまにとって、素晴らしい1日になりますように。

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<本日の名言>

黒い猫でも、白い猫でも
ネズミを捕るのが良い猫だ。

鄧小平
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