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1859号 2019年3月21日

最もコスパが高い「究極の自己投資活動」とは、「◯◯」を書き出すこと

(本日のお話 2903字/読了時間4分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
ならびに、エンジニア向け「7つの習慣」を実施しているパートナー企業の、
社内講師のトレーニングのサポートに行ってまいりました。

また、夜は事務作業、ならびに、
「究極の自己投資活動」など。



さて、本日のお話です。

上述でお伝えした「究極の自己投資活動」についてですが、
「投資対効果が最も高い(と私が思っている)自己投資活動」があります。

昨日この活動を4時間ほどかけて行いましたが、
非常に有意義な時間だったな、と感じています。

今日はこの活動について、思うところと気づきを、
皆さまにご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【最もコスパが高い「究極の自己投資活動」は、◯◯を書き出すこと】


それでは、どうぞ。



■「コスパ」(=コストパフォーマンス)はとても大事です。

コスパというと、なんだか安っぽく聞こえてしまいますが、要するに、

”使ったお金よりの割に、お得感がある”

あらゆる行為であり、
「投資対効果が高いこと」
と言い換える事もできるかと思います。


例えば、N株式投資、投資信託など、
NISAの登場で諸々一般にも馴染みが出てきた「金融の投資」もそうですね。

”いくら投資したら、いくらリターンがあるか”

という考えが「投資をする」ことを考えた時、
とても重要な判断材料になりますし、

「できるだけ少ない投資額で、大きなリターンを狙える」のが、
最も効率がよい投資である、というのは今更お伝えすることもない話かと思います。


■さて、こんな文脈を経た上で
「自己投資」について、考えてみたいと思います。


「自己投資」とは、要するに、
「自分という資源への投資」ということ。


「自己投資」というと、

・頑張っている人の一部の特別な行為
・自己啓発
・リア充
・意識高い系

、、、などなど、

「ちょっと意識が高い、誰かのもの」

という印象を、なんとなく、
世間一般では持たれているように感じるのは、
私だけでしょうか。。。


■しかしながら、価値を生産するのは、
「人間」であり、「自分自身」であり、

・知識やスキル、
・人間関係、
・肉体、健康
・メンタル、

それらのものを磨くことで、
自分の市場価値を高めていくことができるわけで、
仕事と人生における重要なことであることは、否定できないでしょう。

それらの「自己投資」が生産性を高め、
価値を生み出すことは、感覚的には誰しもがわかっていると思うのです。


しかしながら、「企業の人材投資」という文脈でいうと、
欧米は売上の約1%を「人材育成」に投資する一方、
日本はその売上の1%をも投資している企業はほぼ皆無だそう。

欧米は社会で経験を積んだ後、自分の力量を高めるため、
1000万、2000万自己投資して有名大学のMBAなどを取得し、
その後、大きく収入を高めるということが行われている一方、

日本ではそのようなことは、
企業から学びの機会を与えられない限り、
かなり稀なケースといえるようです。

欧米ではMBAを取得すれば、平均年収倍増しうる「実力社会」である一方、
日本ではMBAを取得しても、リターンが見込みづらい社会の構造であり
(未だ年功序列、そうでなくとも飛び級などはない等)

「人材への投資」
「自己投資」

についても、まだまだ注目度は高くない、
そう言わざるを得ないようにも思えます。

ゆえに、”先進国7カ国の中で生産性が最も低い”、
と言う結果にいるのかもしれません。


■、、、と少し脇道にそれてしまいましたが、
いずれにせよ大切な、「自己投資」。

MBA以外にも、英語、ライザップ、中小企業診断士、
その他専門的な資格取得、、、

いろんな「自己投資」があるでしょうが、
いずれも当然ながら「投資」なので、


”お金と時間がかかる”


ものです。

本を買うのも、塾に行くのも、
資格取得の学校に行くのも、MBAも、
当然、お金と時間がかかるのです。

学びもタダではない、ということ。

ですから、欲を言えば、

”「人生にもたらす最大のインパクト」を与えつつ、
 「お金も時間もさしてかからない」という活動”

が最も効率が良く、「究極の自己投資活動」である、
と思うわけです。


■では、その行動とは、一体何か。

何が一番コスパの良い、
効率のよい「自己投資活動」なのか。

これを考えた時に、自分自身の経験からも、
また私の人生の先輩、経営者の師匠も口をそろえて言う、
真っ先に浮かんだ、「究極の自己投資活動」があるのです。

それが、そう、


【「目標」を紙に書き出すこと】


です。

正直、今更このメルマガの読者の皆さまに、
改めてお伝えするのもはばかられるほど、
ものすごく、言われすぎており、極めて当たり前のこと。

いろんな自己啓発本、ビジネス書、偉い人、、、
数多の場所でいくつもいくつも言われているので、
声高に語るのは、ちょっと恥ずかしさすら覚えます。
(手垢がつきすぎた言葉であるため)

でもでも、本当にそうだと思うのです。


「目標」を紙に書き出す。


このことがもたらすインパクトは、
甚大であると感じています。


■なぜ、そう断言ができるのか。

その理由の一つに、”脳科学的”な話があります。
「目標を紙に書き出す」と

『毎日の、”無意識の意思決定プロセス”に影響を与えるから』


なのです。

「意思決定」と言うと、
転職とか結婚とか、大きな買い物などをイメージしそうですが、
何もそれだけではありません。

・今日どの服を着ていくのか、も意思決定ですし
・コンビニに入るか入らないか、も意思決定ですし
・お昼にどのお弁当を買うのか、も意思決定ですし
・SNSのアプリを開くかどうか、も意思決定ですし、
・メールを今返すか後で返すか、も意思決定です。


そのような”無意識の意思決定”が、
1日に約2万回もあると言われています。

そして、その”無意識の意思決定”において、

・コンビニの雑誌コーナーで、どの雑誌に視線を止めるか
・本屋さんの本のタイトルでどれに惹かれるか
・ネットの動画でどれを開くか(学びか娯楽か)
・英語の勉強をするかTikTokを見るか
・二度寝するか、頑張って起きて勉強するか

、、、

などなど日々の行動は、
無意識”に、知らず知らずのうちに決定されるのです。


■ここで、もし「目標設定」がなく、
のんべんだらりと生活をしていれば、

ぼんやりなりたい姿に憧れていても、
目標が具現化されていないため、
日常に転がっている目標に向かうためのヒントも、
見過ごしてしまうことになります。

あらゆる選択において、あっちへウロウロこっちウロウロ、となる。

しかし、一度、


【「目標」を紙に書き出して具現化する】


ことができれば、そこに不思議な引力、磁力が発生し、
”無意識の行動”がそちらにひっぱられる、

という現象が起こるのです。


■「TOEIC900点取る」という目標を掲げたら、
”英語学習はこれだ!”と語る電車の中吊り広告に目が行くでしょうし、

「いくつになってもキレイでいる」という目標を掲げたら、
”美白・美容の広告”に目が行くようになるでしょう。

「営業で1位をとる!」となったら、
そのためのチャンス(商談チャンス)も見逃さず、
なんとか獲得するように意識が働くことになるでしょう。

ゆえに、自分自身の、

365日24時間稼働をしている”無意識の行動”が、
目標によって定義される、

ということが起こるのです。

■そのためにかかる時間は、
2~3時間をとって書き出せば、
しばらくはそれでよいのです。

お金も、時間もかからない。

ゆえに、

【「目標」を紙に書き出すことは、「コスパの高い究極の自己投資活動」である】


そのように思うのです。

古代ギリシャ時代から、

”人は思い描いた人物になる”

という格言は語られ続けてきた言われます。

、、、ということは、やっぱりそうなのでしょう。

もし眉唾で、まだやったことがない、
目標を紙に書き出すなんて考えたこともない、という方がいらっしゃったら、
(、、、というか、多分ほとんどの人がそうですが)

是非一度、騙されたと思ってやってみて頂くと、
不思議なのですが間違いなく人生が、
”そちら側”に引っ張られていく感覚を数年越しで感じるはず。

私も、7年前に書いた目標を半年ほど前に見つけて、
たいそう驚きました。

ということで、よろしければぜひお試しくださいね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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<本日の名言>

運命とは偶然の問題ではなく、選択の問題である。
それは、待つものではなく、自分の手で獲得するものである。

ウィリアム・ジェニングス・ブライアン

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