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1915号 2019年5月16日

高速で自らを次のステージに引き上げるためには、〇〇〇〇を意識的に生み出すこと

(本日のお話 2256字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は1件のアポイント。
並びに、研修企画のなどでした。
また夜はお仕事でお世話になっている友人と食事。



さて、早速ですが本日の話です。
昨晩友人と夜、ご飯を食べながら話をしていました。

お互い「営業」出身なのですが、

「営業って、確かに大事なスキルだけど、
 それだけだと心許ないよね」

「どうすれば、もっと自分自身が
 (社会に対して)価値のある人間になるのだろうか」

「そして世の中をサバイブする力を持ち得るのだろうか」

などと語り合っていたのでした。
(だいぶ暑苦しいです)

その中で、1つ、キーワードとなる話が出てきて、
改めて大切なことだよな、と思いましたので、
本日はそのお話を、皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【高速で自らを次のステージに引き上げるためには、〇〇〇〇を意識的に生み出すこと】


それでは、どうぞ。


■「インプットが先か、アウトプットが先か」。

これは、私の周りの「学び好きな人々」
(=セミナーとか、本を読んだりして自分を高めるのが好きな人々)
の間で、よく繰り広げられる問いです。

例えば、

”自分がチャレンジしたことがないこと
(=仕事の新しいプロジェクト、マラソン・英語なんでもいいです)

において、

インプットを先にするか、
つまり最初に、やり方をしっかりとインプットして、
準備が万全にとどまった時点で「readyゴー」とスタートするか、

あるいは、

アウトプットを先にするか、
つまり、見切り発車的に、まだ準備は万全とは言えない状況で
とにかく「やる」と言ってしまう。それから猛烈にインプットしていくのか、

この二つのどちらがいいのか、ということ。


■当然、自分の中に”インプット”がなければ、
新しいもの生み出せるはずもないし、
荒唐無稽の宣言をしても、
ただ挫折感を味わうだけに終わったり、
周りに迷惑をかけるだけになるかもしれない。


一方、”アウトプット”をしなければ、
いくら勉強しても使い所がなく、
気持ちにも火がつかず、
せっかく得た知識も、宝のもちぐされになる可能性もある。

ゆえに、

『インプットが先か、アウトプットが先か』。

というのは、難しい問いのように感じます。
(皆様は、どちらでしょうか?)


■私の場合、この問いには明確な答えがあります。

そして、本音では「絶対こっち!」という、
確信すら感じております。

それは、いかなる場合でも


【必ず、アウトプットが先】


つまり、最初に「やる!」と言い切ること
これが、極めて重要である、と思っているのです。

それは過去の偉人の話でも、
急激に成長した友人を見ても、
あるいは、自分自身の行動を振り返っても、
やっぱりそうだよな、と思ってしまうのです。


■その理由は、いくつかあります。

1つは、アウトプットの場を宣言しなければ、

”最終目標地点、ゴール地点が決まらず、
だらだらとインプットし続けることになる”

から。

明確なアウトプット先がない「使われないインプット」は、
脳が不必要なものとして、記憶の彼方に押しやってしまうもの。

「使われないインプット」をいくら繰り返しても、
穴の開いたバケツで、一生懸命、
脳の中の記憶のタンク(しかも、コレも穴が空いている)に、
何度も何度も、水を汲み入れようとするもの。

すなわち、”歩留まりが非常に悪い”のです。


■しかし、アウトプット先が決まっていると、
必然的にやるべきことが絞られます。

例えば、

「これまでやったことがない、
 新しいワークショップを成功させる」

という「アウトプット先」を決めてしまうと、何が起こるか。

すると、それを成功させるために必要な、

・自分の足りない知識
・自分の足りない経験
・まだ見ぬアイデア
・人の協力

などを、1点にめがけて集中させることになります。

ああ、このイベントをやると言ってしまった。
しかし、あれも足りないこれも足りない。
自分の知識も、能力も足りない、、、。

でも、やると言った。
(言ってしまった)

、、、

ここに、『強烈なギャップ』が生まれるのです。

すると、問いが生まれるのです。

「じゃあ、どうすればいい。
 何をすればいい、何を身につければいい?」

と。

すなわち、

「アウトプットの場を決めた」という事実と、
「インプットが足りていない」という両者の間には、

【強烈な「真空状態」】

のごときものが発生する。

そしてその「真空状態」は、
文字通り「何もない」状態なわけであり、

・強烈な不安感
・言ってしまった感
・何が何でもやり遂げなければならない感、
・インプットへの強い渇望

を生み出すのです。

しかし、その副産物として、
自らが乾いたスポンジのようになり、

どんどん吸収していこう、
絶対にインプットに取りこぼしをしない、
得たものを歩留まり高く自分の力にする、

という内的な決意、成長率へと変化するのです。


■私自身、自分の拙い経験ではありますが、
この1年間ふと振り返ると、

「やったことの80%は、やったことがないこと」

でした。

それは、負荷が大きいか少ないかで言えば
やっぱり「大きい」です。不安も、大きい。

しかしながら、その「真空状態」は
自分を高速に次のステージへ引き上げてくれるのです。

そして、おそらく、その「真空状態」を生み出し続ければ、
冒頭に、私が友人と話をしていた、

「どうすればサバイブする力量を身につけられるのか」
「どうすれば付加価値を高め、お客さんに貢献できるのか」

という問いの答えにもつながる、そう思います。

「真空状態」こそが、

自らの力量を高速で高め、
付加価値を生み出す力につながり
未来に渡ってお客様にも貢献できる、
そして、自らのサバイブする能力にも繋がる

そんな、正のスパイラルが生みだしてくれるのであろう
そのように思います。

ゆえに、

【高速で自らを次のステージに引き上げるためには、「真空状態」を意識的に生み出すこと】

そのように強く思う次第です。

最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。

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<本日の名言>

攻撃目標一点に行動を集約せよ。
むだな事はするな。

織田信長

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