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1968号 2019年7月11日

生産性UPのためには、「自分の取扱説明書」を理解すること

(本日のお話 1954字/読了時間2分半)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は、2件のアポイント。

また、

『目標管理の教科書』
『黒字化せよ!出向社長最期の勝負』

などの著書を書かれている”企業の目標管理のプロフェッショナル”である、
五十嵐英憲さんと打ち合わせでした。

いつも学びを与えてくれる諸先輩方がいるのは、
大変心強いなと感じます。

ならびに夜は、「ストレングスコーチ仲間」との会食(飲み会)。
これまた雑談の中から、いろいろなことを学ばせてもらいました。

改めて「人」からは学ぶものがなんと多いことか。



さて、本日のお話です。

先にも上げましたが、私は、
「ストレングス・ファインダー」と言う、
自分自身の強みを知るためのコーチの資格を持っており、
それを使った研修も行っています。

昨日、コーチ仲間とお話をする中で、

”「自分の強み」を知ること”

は大変有用だなぁと感じましたので、
本日はそこでの気づきについて、
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【生産性UPのためには、「自分の取扱説明書」を理解すること】


それでは、どうぞ。


■先日行った「生産性向上研修」。

生産性向上のためには、
いろいろな方法があるなと言うことを、
改めて自分自身でも感じました。

例えば、効率化を図るためには、
ハード面での工夫などは有名なものでしょう。

・Dropboxとかエバーノートなど使ってまとめたり

・ユーザ辞書を活用したり

・ショートカットキーを覚えたり

・ PowerPointの効率的な操作方法覚えたり

・メールの便利な署名を用意したり、

・便利なスマフォアプリをインストールしたり、

・音声入力を覚えたり、


、、、というような、”小さな小さな工夫”を、
少しずつ薄紙のように積み重ねていくとその些細な工夫は大きくなります。

そして、より短い時間で同じ行動ができるようになるわけです。
そうすれば「生産性UP」となる。

非常にシンプルな話です。


■おそらく、そんなデジタルツールの扱い方については、
工夫されている方もたくさんいらっしゃるでしょう。

そしてどんどん時代と共に取り入れていくことも、
大事なことなのでしょう。

しかし、もう一つ”生産性を高める”ために、
とても大切な視点があると感じています。


それが何かと言うと、


【「自分の勝ちパターン」を明確に理解すること】


なのです。


人には誰しもが、

”思考の癖”とか”やりやすいパターン”

あるのです。


■例えば、米調査会社ギャラップ社が開発した、
自己分析アセスメント『ストレングス・ファインダー』によると、
私(紀藤)には『コミュニケーション』という資質があります。

これは、「ものを伝える才能」。

特に私の場合、
「喋っているとどんどんアイディアが膨らむ」
という特徴をもちます。


研修の企画でも、1人で考え込んでいても、
なかなか先に進まないのですが、

誰かに「壁打ちの壁」になってもらい、

「こうした方がいいんじゃなかろうか」
「ああしたほうがいいんじゃなかろうか」

と自分の思考をぶつぶつ言葉にして吐き出していくと、
勝手に、アイディアが広がり、思考が整理されていき
研修のシナリオも固まっていく、、、

そんな”傾向がある”ことを知りました。
だから今は、意識的に妻にその「壁」をやってもらっています。


■しかし、それが全員に当てはまるとは限らないのです。

逆に、「コミュニケーション」とは別に
『内省』という資質を持つ人もいます。

これは「1人脳内会議」の才能。

自分の中で色んな登場人物が会議を進め、
1人で練りに練って話を進めていくほうが得意です。

この才能を持っている方曰く、

「ひとりでじっくり考える時間があったほうが、
 良いアイデアが練れて、生産性が高まる」

とのこと。

つまり。
”「自分の得意なやり方」は人によって違うもの”

であり、

”「自分の得意なやり方」を認識し、意識して活用する”

ことが、生産性を考える上でも、
大変重要ではないか、と思うわけです。


■人は同じような見た目で、
考えたり、しゃべったり、
ツールを使うことができるものです。

しかし、おんなじ人間でも、

・「しゃべること」が得意な人もいれば
・「1人で考えること」が得意な人もいれば、
・「分析的に考えること」が得意な人、

もいるのです。

人それぞれ、「自分の頭の働き方のパターン」があるし、
「自分の勝ちパターン/負けパターン」があるのです。

そして、これらの自分の特徴を、
自分自身で明確に理解しているか、
そして、意図的に活用しているかどうか。

実はこれがあるかないかによって、
日々の仕事の進めやすさ、進めるスピードが
圧倒的に変わってくると感じるのです。


■物には正しい使い方、取扱説明書があるように、
自分にとっても「自分の取り扱い説明書」があるもの。

ゆえに、

【「自分の取扱説明書」を明確に理解すること】
 そして、意図的に活用すること。

それが、

”自分の生産性を劇的かつ、心地よく高めてくれる”

そんなことを改めて感じた次第です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

一つのことが万人にあてはまりはしない。
めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ。

ゲーテ(ドイツの劇作家 1749-1832)
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