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2016号 2019年8月27日

「伸び悩み」を感じた時の、手っ取り早いブレイクスルーの方法

(本日のお話 2028字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は、朝から5キロのランニング。
また1件のアポイント。

夜からはNewsPicksアカデミアの、
『自走する組織の作り方』というゼミに参加してまいりました。
(ここでの学びについては、また後日!)



さて、本日のお話です。

私事ですが約1ヶ月前に、177キロマラソンを走ってから、
全く運動していませんでした。
(というより、風邪が治らず走れなかった汗)

そんな中、昨日は1ヶ月ぶりにランニングをしました。

すると、不思議な体と心の変化を感じるとともに、
ある”気づき”がありましたので、本日はそのお話について、
皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【「伸び悩み」を感じた時の、手っ取り早いブレイクスルーの方法】


それでは、どうぞ。


■『プラトー』という言葉があります。

これは、あるスポーツなどで
「一時的な停滞状態」のことを指します。


例えば、テニスでもサッカーでも空手でも、
初めてしばらくは、すごく「伸びている」と感じるのですが、
ある程度やっていると、「伸び悩む時期」に差し掛かります。

一向に上手くなる兆候もない。
実際そのまま、同じようなレベルでウロウロする。

これはスポーツだけでなく、
英語の勉強でも、ひいては仕事のスキルでも
同じような「伸び悩み」は、起こるように思います。

そして、伸びないと、悩むのです。
(皆さまも、こういう体験、ありますよね)


■さて、ではこの「伸び悩み」の時期、
いかに乗り越えていけばよいのでしょうか。

この問いのヒントについて、
昨日のランニング中に、ふと思うことがあったのです。


ちょっとマニアックな私の体験談ですが、お付き合いください。

1ヶ月半前177キロを走って以来、
運動をほぼほぼせず、かつ夏休みを挟みましたので、
食べたり飲んだりして、お腹周りもカワイイ(みにくい)感じになってしまいました。

当然、体重も、体脂肪率も、
177キロの大会前より高い。

当然、走る時に「体の重さ」を感じても良いはず。


、、、がしかし、不思議なことに、
なぜだか、久しぶりに走った身体が、
たるんだ体のわりに、やけに軽く感じたのでした。

ただの偶然かもしれない。

でも、その時に、理由を探しに思考を巡らせた時、
ふとよぎった考えが、やたら腹落ちをしたのでした。

その考えとは、

『”177キロという未知の距離を走ったという「脳裏に刻まれた成功体験」が、
 自分の中にブレイクスルーを引き起こしたのだろう』

という感覚です。

身体ではなく、「心理的なブレイクスルー」です。


■人の身体的構造から考えて、
30時間かけて177キロ走ったからといって、
急に何か筋肉が劇的に増大するものでありません。

「筋肉」は、一旦壊して再生し、また壊して再生し、、、
そんなサイクルを繰り返して筋肉が肥大しきますから
1日や2日で、筋肉が急にデカくなるという事はないのです。

、、、とすると起こったのは
やっぱり「内面のブレイクスルー」しかない。

これは感覚の話ですが、でも事実。
確かにそう感じたのです。


■しかも忘れていたのですが、実はこの体験、

「これまでに何度も起こり続けているブレイクスルー」

であり、加えて私だけではなく、
ランニング仲間の多くが語る、誰しもに当てはまること、なのです。

ランニングを始めた人は、必ずこう言います。

「最初は5キロなんて絶対に走れなかった。
 でも一度5キロ走れた時は、自信がついて、
 ”新たなステージ”に行った感覚がした。」

「次に、初めて10キロ走ってみると、また世界が変わって見えた。
 これまで感じていた5キロが短く感じるようになった」

そして、実際、軽く走れるようになったりする。

「20キロ走ったら、10キロなんて短いと感じました」

「40キロフルマラソンを走れたら、
 10キロランニングなんて、普通です」

その後も、100キロ走れると、40キロが短く感じ、
と意味不明なところまで続くのですが、それは置いておいても、

「内面で起こる変化(ブレイクスルー)」の構造は、
同じことの繰り返しなのです。


■そして、このトリガーとなっているものは、

『できるかどうかわからないことを(半ば無理やり)やってみた時、
 「心理的ブレイクスルー」が起こる』

こととなり、それが自信を生み、感覚にまで影響を与える
ということでしょう。


■そして、上記を実現するには、

「心理的ブレイクスルーを引き起こす、集中的な時間&挑戦」

が必要になってくるわけです。


勇気を持ってそのハードルを越えてみる。
ある一瞬、ある1日、ある1週間、集中的に本気でやってみる。

すると、意外とできてしまったりする。

そしてそれがきっかけで
心理的ブレイクスルーが起き、感覚が変わり、
新たなステージに行ける。

人生の航路が変わっていく。

そんなことだって、あり得るわけです。


■人には、もちろん肉体的や能力的に足りないゆえ、
超えられない壁が実際にあります。

でも、同時に、

”「できるかどうかわからないからやらない」という心理的抵抗感”

で勝手に壁を設けていることもあるものです。


だから、とにかくやってみる。
心理的抵抗感があろうが、やると決める。
そして、集中的に時間を投下する。

そんな姿勢が、


【「伸び悩み」を感じた時の、手っ取り早いブレイクスルーの方法】


になるのではなかろうか、と思ったのでした。

私がお世話になっていたテニスのコーチ曰く、
「テニスがうまくなりたければ、1週間合宿にこもれば一発」とのこと。
でも、そんなものです。

177キロ2日かけて走ったら、
人から馬に変化した気がしました。
走ることは移動手段なんだ、くらいの感覚になります。

人は意外とすぐに変わるのです。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

事を成し遂げる秘訣は、
一時に、ただ一事をなすにあり。

エイブラハム・リンカーン(第16代米国大統領/1809~1865)
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