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2218号 2020年3月17日

「自分ひとりになってもやる」という気概を持ってこそ

(本日のお話 2143字/読了時間2分半)



■おはようございます。紀藤です。

昨日はWEBにて1件のアポイント。
並びにホームページの作成、読書など。

実はここ数日、今はまだ書けないのですが、
非常に考えることがたくさんあり
駆け出しては、ふと立ち止まる、、、

ということを繰り返しております。

(このメルマガでは、駆けている時をかいているので、
 突っ走っているように見えるかもしれませんが)


頭で言い聞かせて、
心と時間で受け入れていく。

どんな悩みや痛み、葛藤も
人はその繰り返しで受け止めることしか
もしかするとできないのかもしれません。

、、、と思いつつ。





さて、本日のお話です。

最近、考えていることがあります。

それは、昔からよくよく書籍やや
諸々の事情を成し遂げた人から言われる

「自責の精神」

について。

今日はこの話について、
感じること、思うことについて
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは


【「自分ひとりになってもやる」という気概を持ってこそ】


それでは、どうぞ。






■人に任せつつ、前に進めるというのは、
とても難しいものがあります。

人は思うように動いてくれないし、
かといって、思うように力技で動かしても、
持続可能なものではありません。

(辞めちゃったり、、、とか)


正直、私自身答えが出ているものではなく
多くの、人と共に働いている諸先輩方のほうが、
このような葛藤の答えをお持ちではなかろうか、

とも思っております。



■、、、がとはいえ、1つ。

人を巻き込み、
自主的に動いてもらう上で、

「持つべき姿勢」

はあるだろうと、最近、
私自身の経験から戒めています。


その姿勢とは、


【 全て自分の物語で、
 自分に全ての責任がある】


と、心から思うこと、思おうとすること、
ここではなかろうか

と感じるのです。

(もちろん、
 「相互に信頼関係があること」が前提ですが)



■経営者の先輩や、
人事コンサルをしている先輩から
頻繁に聞く話があります。

それは
(特に中小企業においては)


「経営者が全てである」


という話。


あれやっといて、
これやっといて。

それはあなたの仕事でしょ、
自分には別の役割があるから。


権威と、給与と、立場と、
相手の責任感に訴えかけて、
表面的に動いてもらうことができたとしても、
本当に相手がコミットしていなければ、

仕事なぞ遅々として進みません。



■もしプロジェクトを持っているなら、

”率いるリーダーがどれだけ本気なのか”

はいわずもがな、
確実に影響しているだろう、
と思います。



■私の話で恐縮ですが、
特に私は妻と共に働いているので、

今の立場から、
つまりあれやこれやと依頼をすることができても、

隙間にある”自分の甘え”というのは、
要所要所で透けて見えているようです。
(お恥ずかしながら)


妻は純粋な人間なので
その自分のスタンスに音叉のように共鳴して
動いているように見えます。

その中で、もし自分が、
たとえ自分だけになったとしても、
それをやり遂げる気持ちを持って
ことに当たっているのか、、、

そんなことが問われているように
(自分の中で)思ったわけです。



■これは、私以外でも、
結構あるように思います。

人は、「皆が何かを成し遂げたい」という
影響力発揮バリバリのタイプばかりではなく、
相手への協力、貢献に燃える人もいるもの。

特に「相手の気持ちへの共感度」の高い人は、

その人が全身全霊で頑張っているか
ボロ雑巾のようになっても進もうとしているか

という部分をみて、
燃えてくれる人もいると感じます。
(が、いかがでしょう)



■誰かの役に立ちたい、とか
仲間と共に働きたい、とか
一緒に成し遂げていきたい、

と言うような「関係性」において
高いモチベーションを感じる人にとってはなおのこと


『自分が本気かどうか』


が伝わるかどうかが
極めて重要ではなかろうか

と改めて思うのでした。



■別立てて法則にもなっていませんが、
あえてまとめるどどうなるかというと、


【 全て自分の物語で、
自分に全て責任がある 】


という姿勢で、
その結果を全て受け止めることが
結果的に人を動かす一つの要因になるだろう、
と思います。




■「自分は精一杯やっている」は、
意外と”勘違いしやすい領域”です。

世界的ベストセラー『7つの習慣』では、
「第一の習慣 主体的である」において、

”自分が影響を与えられる
『影響の輪』の領域に
 意識とエネルギーを集中せよ”


といいます。

しかしこの「影響の輪」と言う言葉は、
なんとも抽象度が高く、
なんとでも解釈できてしまいます。

自分が思い悩んでいるこの時間も
「影響の輪」だよね、とか

セールスとして自分の責任を果たしているだから
「影響の輪」に働きかけているとか、

自分は自分なりの精一杯のペースで仕事をしているから
「影響の輪」に働きかけているよね、

とか。

確かに「影響の輪」かもしれないけれど、
それは自分自身の範囲を超えておらず、

ただただ「今の自分ができること」を粛々とやっているだけでは、
本当の意味では「影響の輪」は広がってはいない。

そこに「挑戦」というニュアンスがあってこそ、
だと思っております。

(だから、第2の習慣 終わりを思い描くことから始める、なんですね。
 より望ましい姿があっての「影響の輪」でないと、始まらないのです)



■もちろん、どうしようもないこともあるけれど、
それでも、どうにか出来ることも、無数にあるはず。


人は簡単に変えられない。
であれば、自分のせいで、自分が変わる。
ありとあらゆることをやってみる。


【 全て自分の物語である。
 自分に全ての責任がある】


そして、これを言い換えると、


『 「自分ひとりになってもやる」という気概を持ってこそ 』


となるでしょう。

この思考はやっぱり大事だよな、
と今しみじみ思っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>


ごく小さな穴から日光を見ることができるように、
小さな事柄が人の性格を浮き彫りにする。


サミュエル・スマイルズ(イギリスの作家・医師/1812-1904)
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