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2267号 2020年5月5日

妻(パートナー)との違いを認め、尊び、感謝できるようになるプロセス(その1)

(本日のお話 2258字/読了時間4分)



■こんにちは。紀藤です。

昨日は朝から15キロのランニング。

その他1冊の読書を経て、
ストレングス・ファインダーの先輩と
夜はZOOM飲み会でした。
(Tさんありがとうございました!)



さて、本日のお話です。

私は最も重要かつ、参考にしている相談相手が、
パートナーである「妻」です。


いつも感謝はしているのですが、
いつからか、

”その違いに尊び、感謝する”

ことがリアルにできるようになって(きた気がして)います。


その理由を考えた時に、
答えは主に、


1)「ストレングス・ファインダー」による相互理解
 
2)「コーチング」を使った対話の質向上


にある、
と感じております。


このコロナ禍の中
「関係性の問題」に直面をしている
パートナー、ご家族の方もいらっしゃるようですので

本日は「良好な関係性構築のポイント」について、
私と妻の話を元に、皆さまにお伝えさせていただきたいと思います。


タイトルは、



【妻(パートナー)との違いを認め、尊び、感謝できるようになるプロセス(その1)】



それでは、どうぞ。






■私にもし「これは誇れる」というものが
あるとするならば、このメルマガでも度々登場する


「妻との関係性」


かと。



■プライベートでも
飽きることなく一緒にいられること、

仕事のパートナーとしても、
GWもお互いに仕事をやりつつも、
楽しく、笑いながら日々を過ごせていること、
このことは、私がわずかながら誇れることだろう

と思っております。


ゆえに、GWの軟禁状態でも
実は幸福度は大変高く、

それにはこの”妻との関係性の良さ”が、
背景にあることは間違いありません。

(のろけのように聞こえたらスミマセン汗)



■妻自身の陽気な気質や緩さが
自分をホッとさせてくれるところもままありますが、

同時に


『良好な関係性を築くにあたって、
 お互いに工夫をしていること』


があるのも事実。


これは多くの方にとって、
汎用的なプロセスでもあると思うので、
ご紹介したいと思っております。



■まず今日ご紹介したい1つの手法は、


『ストレングス・ファインダーによる相互理解』


です。


私の会社がストレングス・ファインダーを
個人や組織に提供していることもあり、

私も妻もストレングス・ファインダーの内容を、
お互いに『共通言語』として持っています。


そのプロセスの中で、
何か意見の違いがある度に、


・お互いの「強み」の違い
・「こだわり」の違い
・「喜びポイント」の違い


という価値観の違いを
ストレングス・ファインダーのテストの結果に照らし合わせて、
語り合っています。



■例えば、


「俺の”最上志向”によって、
 「もっともっと」と求めてしまうのかも」(自分)

「私の”調和性”と”共感性”により、
 キツい言い方だと逆に仕事を楽しめないんだよね」(妻)


みたいに。


ポイントは、
ストレングス・ファインダーの信者になれ、
とかいう話ではなく、

“わかりやすい記号(テスト結果)に落として、
それをタグにして、お互いの価値観を語り合うというプロセス“

が大事なのです。



■そうやって、

「あっ、今なにかすれ違ったな」

と思った時に、

”ことあるごとに相互理解をし合う“ことを
「ストレングス・ファインダーという共通言語」を使って、
習慣のように相互理解をし合うこと。

それが

“お互いの関係性を良好に保つための工夫の一つ“

かと思います。



■加えて言うならば、
ストレングス・ファインダーは

「自分が正解と思わないようにする」

ことにも役立ちます。

人は、つい自分こそが正しいと思うもの。

特に力が強いほう(理屈や感情のパワーが強いほう)が
そのときは押しに押して一時的に勝つ、

というのが近い距離感だとよくあります。

ただ、そうやって一時的にどちらかが矛を収めた風に見えても
一方的に押されて自分の意見を押さえた感じた側は、
どこかで”感情的なしこり・もやもや”が残るもの。

それは蓄積していくと、
どこかで噴出する震源地になりかねません。



■「ストレングス・ファインダー」を学ぶと
自分の資質だけが正しいのではなく、

『”自分が持っていない資質がもたらす価値”を学べる』

のです。


例えば妻の

「調和性」「共感性」が高いことは、
”人の気持ちがわかる”ことが強みである、

と私は知っています。


例えばホームページ作成も、
私が語ってしまうと、ついアツくなりがちで、
「せねば」的なメッセージになり、一般的な方との乖離を生みがちなところ、

妻の視点が入ることでより柔らかい、
一般向けのメッセージになることを、
自分でも理解しています。



■そうすると、


”「ストレングス・ファインダー」を通じて、
 お互いの相違点と、それぞれの強み”


を理解することができて、
違いに感謝できるようになります。


そして、ちょっと照れくさくとも、

「相手の気持ちがわかる感性、素晴らしいね!」

と口に出して相手に伝えると、
悪い気はしないので正のループが回り始め、
良い関係性がますます構築されていく。。。

そうやって

「ストレングス・ファインダーを良い関係性構築に活用することができる」

と私は考えています。



■もちろん、人間対人間は複雑です。

”関係性”だけでなく、
”個人が抱えている課題”も関わってくるし、
感情的な問題もあるので、これだけやっておけば完璧、
ということはありません。


それでも、よりよい関係を築くために、
ストレングス・ファインダーは、
一つの効果的な手法にはなり得るだろう、

そのように思っている次第です。



■また、今日の話を機能させる上で

「コーチングの技法」

が前提として実は極めて重要なので、
パート2として「コーチングを関係性に役立たせる」をテーマに
明日に続けたいと思います。


本日もお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>

人々が孤独なのは、橋を架ける代わりに壁を築いているからである。
ジェセフ・フォート・ニュートン(米国の牧師/1876-1950)

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