メールマガジン バックナンバー

2280号 2020年5月18日

『7つの習慣』を読んだことがない方が、中田敦彦氏の「YouTube大学」を見るべき3つの理由

(本日のお話 2900字/読了時間4分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、友人の人事を中心に
「7つの習慣勉強会」の開催でした。

その他、読書や散歩など。

在宅勤務で体幹が弱くなってしまい
腰を痛めて散歩止まりです(汗)





さて、本日のお話です。

昨日「7つの習慣勉強会」を開催したのですが
その事前準備の一環で、知る人ぞ知る

『YouTube大学』
(オリエンタルラジオの中田敦彦さんがやっている動画コンテンツ)

にて「7つの習慣」が
合計4回にわたって収録されており
参考までに視聴してみました。


すると、、、
びっくりするくらい面白く、
かつわかりやすい。

感動すら覚えました。


今日は「7つの習慣」を読んだことがない方に、
(あるいは買ったものの挫折してしまった方に)

『YouTube大学』の「7つの習慣」が素晴らしい理由を、
私なりの見解を元にご紹介させていただきたいと思います。


タイトルは、



【『7つの習慣』を読んだことがない方が、中田敦彦氏の「YouTube大学」を見るべき3つの理由】



それでは、どうぞ。





■タイトルから誤解されそうですが、

先にお伝えすると、
私(紀藤)はオリラジ中田さんを
特に推しているわけではございません。


あまりテレビを見ないし
(というかそもそも家にテレビがない)、

これまでもそんなに笑った記憶もなく
(中田さん、すみません汗)

よってタイトルで取り上げている
YouTube大学の中田敦彦さんに
熱い思いがある、と言うわけではございません。



■、、、しかし、です。

今回「YouTube大学の7つの習慣」を拝聴して、
彼の才能はとてもすばらしい!と心から思いました。

これほど要点を抑えて「7つの習慣」を
楽しく伝えることができる能力。

尊敬の念を覚えました。



そして、それは
まだ「7つの習慣」を読まれていない方にとって
(あるいは挫折した方にとって)

”起死回生の(?)チャンス”

でもあると思いました。




■以下、

「YouTube大学の『7つの習慣』をお勧めしたい3つの理由」

としてまとめてみました。

ちょっと長いですが、
ご参考いただければと思います。




■まず1つ目。


『1)「7つの習慣」で抑えたいポイントを、絞っていること』


です。



私自身、フランクリン・コヴィーの社員として
「7つの習慣」の研修に何度も立ち会い、
受講者の様子を見て参りました。

最初に

「7つの習慣、知っている方?」と聞くと
80%くらいの人は手を上げるのですが、

「7つの習慣、最後まで読んだことがある方?」と聞くと
残数は5~10%ほどになり、
途中で討ち死に(挫折)した方の割合の多さに

「7つの習慣を知っているけれども
 最後まで読了した人は極めて少ない」

という事実を感じていました。



■では、何故最後まで読めないのでしょうか?


、、、その理由はいくつかありますが、
まず1つは、”抽象度が高い”ことが上げられます。

深い本は、その深さゆえ、
具体的なスキル・ノウハウを超えた原則的な話になるため、
どうしても抽象度が高くなります。

ゆえに、抽象と具体を行き来できる
経験と知的体力がなければ読み解くことが難しい。



■そして、もう1つ。

書籍の中でメッセージが並列に書かれている中で、

”「7つの習慣」の中で、特にココが重要!
 というポイントがわかりづらい”

ということかと。

もちろん、全部大事なのですが、
それでも実際、『7つの習慣』の内容には

・特に重要なフレームワーク
・特に使える概念

がやっぱり、あると感じます。



■例えば、

「第2の習慣 終わりを思い描くことから始める」などは、
全体の中でも極めて重要ですし、

「第3の習慣 最優先事項を優先する」の
『時間管理のマトリクス』のフレームなどは、
ものすごく汎用性が高い考え方です。


あるいはまた各習慣の”要素感のつながり”も、
読んだだけではわからないものですが
やっぱり存在しているのです。



■そんな中で、YouTube大学では、


”ホワイトボード3枚の文量に集約”

して、

”大事なフレームワークや、言葉を凝縮し、
 これが重要!ということにフォーカスしている”

のです。

これが素晴らしい。

その絞られたポイントも、
「7つの習慣の研修」で語られているところと、
近似していると、私は感じます。


骨格がわかると、本も格段に読みやすくなるのです。




■そして2つ目。


『2)「具体的な事例」が洗練されている』


こと。


まず、どういう時に
「人に伝わるか」を考えると、


”概念的な当たり前の話”
(例/主体性が大事、自分のミッションを持ちましょう、など)
は、それ単体では伝わらず、感情を伴って腹落ちすることはありません。


どういうときに
腹落ちしやすくなるかと言えば


『まるで映画を見ているかのような
 想像ができる具体的な事例を語ること』


です。



■そのためには、
「具体的なエピソード」を話し手が、

・印象深いストーリーを記憶し
・豊富なボキャブラリーと、
・身体言語(ボディーランゲージ)と、
・言葉の抑揚、表情

を掛け合わせて、
視聴者に伝える技術が必要となります。


かつ、真面目な話をずっと聞いていると疲れますので、
「適度なユーモア」が入るとより頭に入ってきます。

言うは易く行うは難しですが、
これがめちゃくちゃ難しい。

真面目さと面白さという、
字面は近いけれども全く違う要素を
絶妙なブレンドで配合できるのが職人芸。

しかし、中田さんはこのバランスが、
何とも言えないほど素晴らしい。


週に3~4冊本を読まれており
地頭もよく、豊富な語彙を持ち、
かつ芸人というユーモアセンスが編み出す

「究極の強みの発言」

とも思いました。


中田さん、すごいです。





■そして3つ目。


『3)「7つの習慣」を自分の言葉で語っている』


こと。


自分で実践し、かつ失敗した
リアルなエピソードを語っていることです。

ここに、説得力があります。



例えば、逆を考えます。

「7つの習慣読んだか?あの本はいいぞ」

と進める上司がいたとして、その方が 

・何を普段から実践していること
・やって見て難しいと感じたところ
・特に大好きなところ、そしてなぜか

などを明確に言葉として語ることができなければ
おそらくそれは「知っていても、していない」ことになります。

それは厳しく言ってしまえば、
やっていないという意味では「知らない」と同様になります。



■一方、中田さんは、

・スタッフとのエピソードで
 つい「自叙伝的な反応をしてしまった」とか、

・「ミッションを考えよ」と言われて
 売れてから真面目に考えた、とか


「本当に7つの習慣を熟読されて、
 実践されようとしたのだろうな」

と思わされるエピソードがふんだんに入っているように思いました。
(実際はわかりませんけど)


ただ、言葉の節々に、
やろうとした痕跡のようなものを
私は感じました。




■、、、と、いうのが

「YouTube大学の『7つの習慣』をお勧めしたい3つの理由」

でございます。



冒頭に「中田さん推しではないです」と言いつつ

いったいこのメルマガの中で
何度「中田さん」と連呼したかわからないほど
名前を書いてしまいました。。。


でも、この動画は本当に良いです。


既に読んだことがある方も、
気づきがある動画になっていると思いますし

何よりこんな名著なのに、
面白い(笑えるという意味で)です。

こんなことができる話者は、
日本を探してもそうそういないでしょう。


ということで、
”イチ「7つの習慣」ファン”として、
この動画は、ぜひ皆様にお勧めしたいなと思った次第です。


ご興味がある方は、

『YouTube大学 7つの習慣』

で検索してみてくださいね。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

====================
<本日の名言>

つまるところ人生に立ち向かうために
そして貢献するために使える道具は
自分自身しかない。

スティーブン・R・コヴィー
====================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す