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2291号 2020年5月29日

いかなる時代でも自分を伸ばし続ける「ややハードモード」のルール

(本日のお話 2456字/読了時間4分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。

ならに夜は、毎月恒例の
学びのセミナーへの参加でした。

定期的に自分よりもずっと視座が高く
日々挑戦し続けている方と会うと、非常に刺激になります。

5月末までに、
メルマガのホームページもリニューアルされ、拠点が整います。

6月から本腰を入れて稼働して参ります。
楽しみつつ、頑張ろう。



さて、本日のお話です。

本日は、

「自分の幅を広げ続けるための、キャリア成長戦略」

ついて昨日の勉強会を通じて
気づいたことを皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、

【いかなる時代でも自分を伸ばし続ける「ややハードモード」のルール】

それでは、どうぞ。

■人が”自分の能力値の幅”を広げるためには

「今までよりも負荷がかかる挑戦」

が必要になってきます。

筋トレでも、負荷をかけないと筋肥大は起きない。

英語でも、新しい単語や文法を
脳に汗をかきながら記憶しないとインストールできない。

昨日できた事を繰り返すのではなく、
今までできなかったことに挑戦する。

その過程で人は、失敗をしながら
自分の能力を伸ばしていくことは、

皆さまも体験的に理解されていることかと思います。

■この話の世界観は、例えるならば

「ロールプレイングゲーム」

に似ています。
(FFとかドラクエとか)

ゲーム世代の方なら分かると思いますが、

すでにステージをクリアして、
ボスも倒したのに、まだそのエリアに留まるとどうなるか。

確かに楽で、敵キャラも倒しやすいかもしれません。

しかし、その場所で自分の能力が著しく伸びる事はありません。
(伸びないとは言いませんが、非常に微弱な伸び方です)

同様に、私たちの人生においても、
(仕事でも勉強でも筋トレでも)
同じことが言えるはず。

■ここでもう一つ考えたいのが、

”「どれぐらいの負荷レベル」を基本とすると、
最も効果的に自分を伸ばすことができるのか?”

という問いです。

少し抽象的な話なのですが
その答えは、

『「ややハードモード」位の目標設定で自分を駆り立てる』

ことが

自分の能力が伸長し続け、
自分自身の可能性も最大化するため

”王道の「ゲーム設定」”

でないかと思ったのです。

■最近のゲームですと、
(ゲームの話ばっかりですみません)

多くの場合は、
”やや自分よりも強い敵キャラ”が常に現れ続けるように、
ゲームができています。

なぜそうかと言うと、

「それが1番燃えるから」(つまり没入するから)

です。

基本8割勝てる。

けれどもたまに2割くらい登場してくるボスキャラは、
全力を尽くして戦わなければ戦えない。

(そしてそこで急激にレベルアップする)

この繰り返しが「燃える」のです。

そしてレベルが上がっていき、
あとはぶっちゃけ、その繰り返し。

これは基本的なゲームの世界になっていますが、
この構造がなんとも中毒性が高い。

■ここに更に「ゲーム設定」にて、
ゲームのルールを調整することもできます。

例えば、

「ややハードモード」

に設定すると、
そのヒリヒリ感はより増します。

倒される可能生も高まる一方、
周りと比較してより「己の力」が試されるようになります。

同時に、才能と気合が溢れた方であれば

「非常にハードモード」

で、365日常にやるかやられるか臨戦態勢、
120%本気で駆け抜けることもできるでしょう。

すると、ザコキャラ風のいつもいる存在にも、
常にボコボコにされて討死にする確率も高まります。

それでも「復活してリスタート」する、
心の強さと生命力、体力があれば
成長の可能性も著しくなるでしょう。

ただ、これを現実世界に当てはめると
「非常にハードモード」は、
”精神的にも肉体的にも折れる可能性が高まる”
のでリスクもやはり大きいと思われます。

■、、、と、ゲームに当てはめて
人生(特にキャリアにおける人生)を考えてみましたが、

やはり私のおすすめは、

『「ややハードモード」位の目標設定で自分を駆り立てる』

ことが、効果的なのでは、と思うのです。

常に走り続けつつも
中長期的に、継続的に現実的なキャリアを成長させる上では、

『・基本自分より強い敵がいるステージで戦う。

・7割は頑張る(やや背伸びくらい)

・3割は超気合を入れて頑張る(全力で戦うハードモード)』

くらいのプレイ環境で
「ゲーム設定」をするのが

自らを最大限伸ばす効果的な設定ではなかろうか、
と思うわけです。

■私自身(紀藤)の話ですが、

自分が起業しようと思った時も、
やはり前職の「営業一筋」ということに、
自分の能力の伸びしろを感じなくなってきたことがありました。

つまり、「ノーマルのゲーム設定」になってきました。

仕事自体は、好きでした。

しかし、仕事では達成感を感じたい。
そして、自分の能力の伸びしろも感じたい。

おそらく、そのままだったら自分が伸びなくなってくるし、
すると、3年後、5年後、後悔するだろうなと思いました。

そして当時の上司にも相談して、
ありがたき厚意と支援により、

『7つの習慣』の研修に正社員から業務委託となりつつも
関わらせ続けていただき、

新しい環境(=講師、コーチング、経営全般)にも
チャレンジする機会をいただきました。

■そしてその環境を変えたことは、私にとっての

「ややハードモード」

の「ゲーム設定」であり、挑戦であり、

そしてこの2年間で、
自分としては大きく成長できつつある、と思います。

それは超ハードモードで寝る間を惜しんで働く人たちに比べて、
対した事は無いのかもしれません。

それでも自分が自分を基準に
ご機嫌に、かつ成長の喜びを感じられながらいられる事は、
喜ばしいことだ、と思います。

そしてその秘訣は、

『(自分にとっての)「ややハードモード」を設定する』

ことにあるのです。

■人は学び、そして慣れる生き物です。

ゆえに、慣れてきたら、と思ったら
常に「ややハードモード」 の設定にすべく、
新たな目標を掲げたり、新たな環境に飛び込んだりして、

常に背筋を伸ばした背伸び状態に保つこと。

そんなややハードモードが、最終的には

【いかなる時代でも自分を伸ばし続ける】

事に繋がり、
そして自分の人生を助けてくれるのだろう、

私はそのように思っている次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>
向上心に燃えた有能で勤勉な人間には、
”ここで行き止まり”という柵は立てられない。

(ベートヴェン/ドイツの作曲家 1770-1827)

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