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2329号 2020年7月6日

「悩むって、考えてないの」(by 本田翼)の投稿から思うこと

(本日のお話 1980字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、朝から
某役員の方をお招きして
オンライン勉強会の開催。

また昼からはシステムコーチング(受ける方)。
その他、読書と、研修の企画でした。

色々動き始めた感覚がしてきて
楽しくなってまいりました。



さて、本日のお話です。

先日「悩む」ということについて
妻が面白い記事を教えてくれました。

今日はそのお話について
気づきをご共有させていただきます。

タイトルは、

【 「悩むって、考えてないの」(by 本田翼)の投稿 から思うこと 】

それでは、どうぞ。

■先日のお話。

「最近色々悩むわー」

と悶々と考えていた時に、
妻が「こんなんあるよ」と、Twitterの
面白い記事を紹介してくれました。

以下、共有された記事です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
”本田翼と『イシューから始めよ』が同じこと言ってる”

https://twitter.com/hoku5ai/status/1277772736614416385?s=21
(引用:ツイッター)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

■みていただければわかりますが、
ネタですね。

可愛らしい人が言うと、
なんでもネタになりますね(笑)

しかし、よくよく考えると、
本当にその通りだな、とも思います。

”「悩む」と「考える」は違う”。

実は、結構多くの方が、
この「悩む」と「考える」の間に落ちて
無為に自分を傷つける時間にしてしまっている、、、

と私には思えます。

(、、、と私自身に対しても言っています)

■上記リンクでも共有されていますが
ビジネス書で異例の30万部突破の

『イシューからはじめよ — 知的生産の「シンプルな本質」』
(著:安宅和人)

では

「悩むと考えるの違い」を
以下のように説明しています。

(以下、本書より参照)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

◯「悩む」=

「答えが出ない」という前提のもとに、
「考えるフリ」をすること

◯「考える」=

「答えが出る」という前提のもとに、
建設的に考えを組み立てること

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

とのこと。

■「悩む」とは、
答えが出ない前提の元に、
考えるフリをしているのだ。

だそう。

厳しいですね。

…でもこれ、言い得て妙です。

■これは私の解釈ですが

「悩む」とは、
”答えが出ない”事を考える状況ではありますが、

もう少し因数分解してみると
具体的に以下のシチューションで
起こるように思いました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<「悩む」のズブズブパターン>

1)自分では影響が与えられないことを気に病むとき

2)動けば変わるかもしれないが、怖くて一歩踏み出せないとき

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

■まず「悩む」の1つ目。

1)自分では影響が与えられないことを気に病む

は、

”他人の性格や、政治、市場の状況
生まれや遺伝的なものなど変えられないものに対して、
愚痴っぽくなる、マイナスの意識を向けてしまう”

とき。

「7つの習慣」で言う、

”関心の輪に意識を向けてしまう”
(第1の習慣 主体的である)

というやつですね。

ただ、変えられないことに
悶々とするのは、残念ながら時間の無駄のようです。

自分が影響を与えられる
「影響の輪」に意識を向けること、ですね。

■2つ目の「悩む」のパターン。

2)動けば変わるかもしれないが、怖くて一歩踏み出せない

というケース。

これ、よくあります。

行こか行くまいか、迷う。

踏み出したら失敗するのでは、
もっと悪くなるのでは、と怖れる。

そして、身動きが取れなくなってしまう。

■真剣に考えるがゆえの
”怖さ”かもしれませんが、

ある程度悩んだら、
もうそこから先は動いてみるしか無い。

やったことがないから
なんとなく怖い、

という未知への恐怖もあるでしょう。

ただ、腹を括って、
傷つくかも、失敗するかも、
と思いながらも前に進むしかない。

好きな人に告白してみないと、
付き合える可能性も生まれない、
という少年少女の恋心に似ています。

■と、こんなことを書いているのは、

「悩みのパターンに自覚的になる」

ことが、まず最初に悩みのループから抜け出る
第いぽになると考えているからです。

自分の思考の中に、

”1)自分では影響が与えられないことを気に病む ”

ことや

”2)動けば変わるかもしれないが、怖くて一歩踏み出せない ”

の兆候があるならば、
「悩み」のサイクルに足を踏み入れているのかも、
と思うと、抜け出ることもしやすくなるものです。

■そして、自覚をできたならば、
次に、どうすればよいか?

「考える」とは何を表すのか?

これはもう、
「どうすれば成功確率が少しでも上がるのか?」
と考えたことを、

『アウトプットすること』

だと思っています。

手を動かす、足を動かす。

頭の中で「自分に問う」だけでなく、

・紙に書き出してみる、
・思いついたことをパソコンに打ち込む
・本を読んで調べてみる
・周りに発信する、巻き込む
・具体的な調査などアクションをする

など、

頭の中だけでなく、
現実世界で行動を起こすこと。

それが、

”考える”

行為ではないかと。

■『イシューから始めよ』では、

◯「考える」=

「答えが出る」という前提のもとに、
”建設的に考えを組み立てる”こと

といいますが、
建設的とは「作ること」なので、
何か形にすることだと思えます。

■、、、と、つらつらと思うことを
ひたすら書き綴ってしまいましたが、

悩みのループに嵌った時は、
そんな状況に自覚的になること

そして

『とにかく動くべし』。

やってみないと何事もわからない。
「考える」は動詞である。

そんなことを、自戒を込めて
改めて思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

人生は自転車のようなものだ。
倒れないようにするには走らなければならない。

アルベルト・アインシュタイン(ドイツの物理学者/1879-1955)

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