メールマガジン バックナンバー

2336号 2020年7月13日

「先延ばし」が、自分を気持ちを痛めつける理由

(本日のお話 1388字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、
1件のシステムコーチング。

並びに、近所を散歩しつつ、
ひたすら読書でした。



さて、本日のお話です。

7つの習慣のメルマガシリーズが終わり、
通常運行モードのメルマガになり、
ちょっと楽しみです。

やっぱり思いついた時に
思ったことを書くことは
頭も整理されて、楽しいなと感じます。

今日は、週末に参加した
毎月定例の勉強会にて聞いた話より、

とても共感したことがありましたので
皆さまにその内容をご共有させてくださいませ。

タイトルは、

【「先延ばし」が、自分を気持ちを痛めつける理由】

それでは、どうぞ。

■『ツァイガルニク効果』、

という心理学用語があります。

これは

「やりかけのことが気になって仕方なくなる現象」

のことを言います。

ドラマもアニメも、
途中だと続きが気になる、
あの感覚ですね。

■ちなみに、これは
仕事のタスクなんかもそうです。

やりかけていて、
それを先延ばしにしているタスクがあった場合。

ツァイガルニク効果により、
脳内に残り続け、
常に気になり続けます。

「ああ、あの仕事まだ終わらせてないな…」

「あの、メール返してないな…」

「来週期日のレポート、まだ書いてないな…」

「作ると言っていた提案書、
まだ手をつけていないな…」

そうやって、終わらせていないタスクがあると、
脳内が休まらず、緊張感が消えることがありません。

■それが効果的に働いていればよいのですが、

「先送りグセ」が習慣のようになっており、

先送りにしたものを、
更に先送りにして、

常にダムのように
膨大にタスクが溜まっていると、

”ただ、脳内にタスクが存在しているだけで
認知が奪われ続けていく”

ことになります。

■ドラクエ、のようなロールプレイングゲームで、

歩くだけで体力が奪われていく
「毒の沼地」のような場所がありますが、

タスクは脳内に置いておき続けるだけで
あたかも毒の沼地を歩くかのごとく、

自分の精神を疲弊させ、痛めつけるのです。

(この感覚、きっと分かる方にはわかるはず)

■先送りや溜めるのが癖になっていると、

”無意識の精神的な疲弊”
”知らず奪われている認知”

に気づかずに、

段々と重くなったPCを、
なんか効率的じゃない、、、と
ストレスを感じながら使い続ける状況になります。

■ゆえに、今日できることは今日やる。

次から次に
タスクは増えていくのですから、
それは溜めずに処理をする。

それが、精神衛生上、
健やかに仕事をする上で
とても大事なことだろう、

と改めて思う次第。

同時に、アイデアの熟成が必要な
足が長いプロジェクトなどは、

「あえてやりかけにして記憶に留め、
考え続けるように仕向ける」

というのもありかな、と思います。

脳内を上手く使うこと、
とても大事ですね!

※ちなみに、今週木曜日に、
今日の話にも繋がるような「生産性」について
オンライン座談会を行います。

ぜひご興味がある方、色々と語らいましょう!
お申し込みはこちらからどうぞ
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【(無料)オンライン座談会】テレワークでの生産性向上のヒントとは?
〜withコロナの働き方を考える〜

◯日時:2020年7月16日(木)19:30-21:00
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◯参加費:無料
◯お申し込み:https://courage-event.peatix.com/view
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最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

愚か者が一番後回しにすることを、
賢人はただちに実行する。
どちらもやることは同じ。違うのはタイミングだけだ。

バルタサル・グラシアン(17世紀スペインの哲学者、神学者)

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