今週の一冊『最小のインプットで最大の結果を出す ずるい勉強法』
(本日のお話 2660字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日火曜日は、立教大学の大学生向けのリーダーシッププログラムの授業でした。
今年から、協力いただけるクライアント企業の方もご一緒いただけて、
ますます楽しくなっております。
また、お昼は大学の先生であり、ランナー仲間とお食事でした。
ランニングの超絶マニアックな話をして盛り上がっておりました。
こうした話ができることも有り難い限りです。
GWで少し時間ができているので、まだ準備が出来ていなかったこと(高校の授業やテスト作成など)を
何とか終わらせていきたいと思っている次第です。
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さて、本日のお話です。
本日は最近読んだ本をご紹介する「今週の一冊」をお届けします。
今回ご紹介する一冊はこちらです。
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『最小のインプットで最大の結果を出す ずるい勉強法』
谷口恵子(著)
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数多くの「アウトプット本」が出ている中で、個人的にものすごく共感する本でした。
そして、たとえ自信がない、能力がないと感じてしまう人ほど、「これさえやっておけば、成果は最大化する」と確信する本でもありました。
読みやすく、すぐに実践できる、とても実用的な本でもあります。
ということで、早速中身をみてまいりましょう!
■「自分でもできそう」と思わせてくれる本
まず本書の著者である谷口恵子さんは、英語学習コーチ、AI活用コーチ、ChatGPT・AI活用コミュニティの代表など、実に多彩な肩書きをお持ちの方です。
谷口さんは、いわゆる「猛勉強」はほとんどせず、工夫と楽しさを武器に東京大学文科一類に合格。その後、東京大学大学院にて教育工学・学習科学を専攻し、修士号を取得されています。
現在も、Udemy・ストアカ・Schooなどを通じて多くの学習者を支援し、『すごい英会話』『AI英語革命』『AI仕事革命』など著書も多数。英語教育の専門家としても広く知られている方。
ちなみに、個人的な話ですが、谷口さんは、私と同じく立教大学経営学部の兼任講師仲間です。その人柄も知っているのですが、こんなに多彩な活躍をされており、素晴らしい知識・経験を持たれているのにも関わらず、その印象は「先生とか専門家」とは全く違います。等身大で自然体で、エネルギーに溢れた「隣で励ましてくれるような人」のイメージ。
そんな「タニケイさん」こと谷口恵子さんの前向きな語り口で、「自分にもできそう!」と思わせてくれて、一気に読めてしまう本です。
■本書のポイント「学びはシェアせよ」
本書が伝えている核心は、シンプルにまとめると以下の3つです。
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<本書のポイント>
⑴学んだことを素早くシェアする
⑵自分の新しい肩書きを意識した発信をする
⑶情報の価値が最大化できるシェアの形を選ぶ
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本書はまず、こんな問いかけから始まります。 学生時代には定期テストという「アウトプットの場」があった。でも社会に出ると、その場がなくなる。
インプットはしている。でも、それを外に出す機会がない。 そのまま積み重ねても、学びは眠ったままになってしまう。
そうして「インプットはしているのに、アウトプットをしていない」→「アウトプットを自らしないから評価をされない」。
このようなループに陥っている人が、意外と多いのではないか、ということ。
よって、「10学んだら10、そのままシェアしていく」。 完璧な形でなくていいし、ちょっとした一言でもよい。
学んだことを周りに発信し続けることで、信頼が積まれ、チャンスが巡ってくる。そう本書は語ります。
加えて、アウトプットを意識することで、それが内部記憶として蓄積されていき自らの知識や知恵という「人生の本棚」が豊かになっていく。
加えて、「どう伝えれば伝わるか」という能力が育っていく。
学びは、シェアしてはじめて本当の意味で「自分のもの」になるのだと、改めて感じさせてくれます。
■黄金ループ「学び→見える化→シェア→成果」
では、具体的にどう動けばいいのか。本書では以下のような4ステップが示されています。
◯ステップ1:学ぶ
・小さな気づきでOKです。SNSで刺さった言葉、ふと印象に残ったこと。そういう「小さな学び」を拾い上げるところから始まります。
◯ステップ2:見える化する
・気付いたことを、スマホでメモする、写真を撮る、ChatGPTに入力する。形にして記録することで、「本棚に並べた本」のように、必要なときに取り出せるようになります。
◯ステップ3:シェアする
・見える化しただけでは、そこにアクセスできる人しかいません。欲しそうな人に届けやすい形でシェアすることで、情報の価値が一気に跳ね上がります。そして、学びをシェアする人は評価されていきます。それは、なぜかというと「多くの人はシェアしない」からです。少し動いただけで、頭ひとつ抜け出せると本書は述べています。
◯ステップ4:成果
・シェアすると、チャンスが動き出します。「その話を聞かせてほしい」「相談に乗ってほしい」。そういう声が集まってくる。印象的だったのが「成果は努力の量と必ずしも比例しない。いかに見える化し、人にシェアしたかが成果を左右する」という言葉でした。
その他にも、これを形にするために「24時間以内に必ず1回はシェアする」「得た瞬間の熱量を言葉にする」「即シェアする」など、
学びを息を吸うように取り込み、気軽にアウトプットし続ける人の意識と習慣が、具体的に描かれているのも、実践しやすいと感じました。
■まとめと感想
まず、本書のインパクトワードでもある「ずるい」とは、「学びとはインプットを遮二無二頑張るのではなく、軽やかに気軽にアウトプットすること」であると理解をした一冊でした。
その上で、私なりに共感したこと、また今後につなげたいと思ったことをまとめます。
◯「学びをシェアする」だけで、人生は切り開ける
手前味噌ながら、「学びをシェアする」ということは、このnoteや、10年以上続けてきたメルマガでやってきたことだな、とあらためて感じました。
私は、決して頭の回転が速いわけでも、スペック的に知性が高いわけでもありません。でも、そんな自分でも、学んだことを地道にシェアし続けてきたことで、自分の中にアーカイブが積み重なってきました。
そして、自分より視座が高い、人生の先輩などからすれば、「泥臭く頑張っとるなあ」くらいだったかもしれませんが、そうした「誰かを応援したくなる」ということも、確かにあったように思います(年齢がそれを許してくれていた側面も含めて)。
それによって、起業後も仕事に困ることはなかったですし、ありがたいことに8年たった今も、様々な仕事のチャレンジの機会をいただけています。
まとめると、著書から共感したところは「学びをアウトプットすることで機会が生まれる」こと。もう、共感しかありません。
◯軽やかに「気軽にシェア」すること
一方で、「まだできていなかったな」と感じたのが、「より幅広いシェア」です。noteで書くだけなら、気軽にできますが、「X」などの拡散力があるものには、どこかで抵抗感を覚えていました。
「シェアするなら、良質な情報でなければいけない」。そんな気持ちがあったのかもしれません。そして、それが自分の発信を窮屈にしていたかもしれない、そんなことも思いました。しかし、本書が教えてくれるのは、「とにかく手数を打つこと」と「自由に遊びながらアウトプットを楽しんでよい」というスタンスでした。
肩書も自由でいい。名乗ったもの勝ち。
やってみて、違うと思ったら方向を変えればよい。
完成度より、熱量。整った形より、今この瞬間の気づき。
そうした「軽やかさ」が学びには必要なのだ、そんなことを著者のタニケイさんの語り口で感じさせられる一冊である、そんなことを思った次第です。
学びをアップデートしたい方に、ぜひおすすめしたい一冊です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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