メールマガジン バックナンバー

2396号 2020年9月11日

「漁師 ラカンパネラ」の動画を見て、ピアノを衝動買いした話

(本日のお話  2534字/読了時間4分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は朝から1件のシステムコーチング。

2件のアポイント、
また夕方から『7つの習慣』の
社内ファシリテーターオンライン養成講座の開催。

それに続けて、夜からも
システムコーチングの実施でした。

もうひと頑張り!

駆け抜けます。



また先日のイベント

「【オンライン交流会】オンライン対話の可能性とは?
〜コロナ時代の神ツール『Miro』を体験してみる〜」

のレポートをアップいたしました。
https://www.c-courage.co.jp/event/meetup-miro-20200908/

次回は【10月5日(月)15〜17時】で開催します。

オンラインコラボレーションツール『MIRO』を
体験してみたい!という方はぜひこちらから
お申し込みくださいませ。

一緒にMIROを使って遊びましょう!

https://peatix.com/event/1628826/view



さて、本日のお話です。

先日、ふと思い立って
電子ピアノを購入しました。

今日はその購入した背景になった
とある番組のご紹介を
皆様にさせていただければと思います。

タイトルは

【「漁師 ラカンパネラ」の動画を見て、ピアノを衝動買いした話】

それでは、どうぞ。

■先日、YouTubeで、
何気なくとある動画を見つけました。

それは、

「パチンコの趣味しかなかった漁師おじさんが、
50歳を超えてピアノを始めて、ラ・カンパネラを弾いた」

という話。

※まず、『漁師 ラ・カンパネラ』で検索して、
YouTubeの関連動画を見てみて下さい。
参考:https://www.youtube.com/watch?v=5jribFOthfI&t=3s

本当にびっくりします。

■ちなみに、内容としては
以下のような話です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

佐賀の海苔漁師である徳永さん。

家業の海苔の漁をひたすらしますが、
パチンコにハマり、70万円を2ヶ月で
使い果たします。

そして、妻の財布に
手を出すようになりました。

ただ、それがバレて、
つくづく情けなくなった徳永さんは、
パチンコをやめます。

パチンコをやめると、
4〜8月、海苔の漁がない時期はヒマです。

その時に、何気なく見ていたテレビで
世界で活躍するピアニスト フジコ・ヘミング氏が、
「ラ・カンパネラ」という曲を弾いていたのを見ます「。

ちなみに、このラ・カンパネラという曲は、
フランツ・リスト作曲の、超難曲と言われる作品。

ただ、徳永さんはこれを見て、
「この曲を弾きたい!」
と思いました。

当然、楽譜も読めず、楽器の経験もなく、
ピアノも習ったことも触ったこともない。

当時の年齢は52歳。

そこから毎日8時間の練習を
独学で7年間続け、見事、
ラ・カンパネラをマスターしました。

そして、地上波テレビの
『さんまの夢叶えたろか』の番組で、
フジコ・ヘミングさんの前で
演奏を披露しました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

というお話。

(ここから先は、
動画を見ていただかないとイマイチ
臨場感が伝わらないと思うのですが、
続けさせていただきます)

■私が何気なくこの動画を見た時、

「ありえない…」

と思いました。

私も昔ピアノを習っていたので
フジコ・ヘミングの『ラ・カンパネラ』は、
知っていました。

ただ、本当に超絶難しく、

あれは雲の上の人が弾くもの、
一部の天才が弾けるものであり
一般の人には無理である、

と思っていました。

そして、多くのピアノを弾く人も
同じように思っている方、
少なくないのではないか、と思うほどです。

■しかし、徳永さん(59歳)は

一般的な

”「自分には無理」というバイアスを、
ことごとくぶち壊してくれた”

こと。

人ができないと思う理由は、
いくつかあります。

そして、その代表的なものは、

「この年じゃもう無理だよ…(年齢でムリ)」

「元々音感もないし…(才能がないからムリ)」

「やったことがないから無理…(経験がないからムリ)」

「周りに先生とかいないから無理…(機会がないからムリ)」

など。

確かにそう言われると、
それもあるかもね…

と思えなくもない。

だから多くの場合、
心惹かれるものがあっても、

「挑戦してみようかな」という想いは、
浮かんだ瞬間に、すぐに消え、
なかったことになります。

「やってみたい」「でもムリか」

そんな無意識の言語を回して
自己完結していく、

それが大人になるということかもしれません。

■ただ、徳永さんは、

「この年じゃもう無理だよ」
→ 徳永さん、52歳でスタート

「元々音感もないし」
→ 徳永さん、家業は漁師。
音楽が好きだったわけでもなさそう。

「やったことがないから無理」
→ 徳永さん、当然ピアノやったことない。

「周りに先生とかいないから無理」
→ 徳永さん、独学でマスター

ということで、

上記の「出来ない理由」を、
ことごとくぶち壊してくれます。

そしてそれは、

世の中の可能性を諦めたくない
全ての人に対する励ましのメッセージを
届けてくれているように思うのです。

■とはいえ、
これだけのことをする
何か違いがあるはず。

「では何が他の人と違っているのか」

と考えた時に、多分それは、

『純粋さと素直さ』

ではないかと思わされます。

子供のような素直さ。

何に心を震わせる、
ピュアな心を持っている。

斜に構えるわけでもなく、
やってみたいことはやってみたい。

そう言える気持ちがあるかないかが、
実は一番大きなことなのでは、

と思います。

■大人になると「現実」を知ります。

夢を語っても、

それが利害ある様々な人の間で挟まれ、
必ずしも、自分が思うようにいかないこと、
学んでいきます。

夢や理想を語った分だけ、
できなかったときの衝撃も大きい。

人はどれだけ年齢を重ねようとも、
心の中に柔らかい部分は持っていて、

ゆえに、自分を守るべく
”現実的”になっていきます。

それはある意味自然なこと。
だから責められるものでもありません。

でも、それを繰り返しすぎて、

何かに感動できなくなったり、

心震わせる感性が
錆びついてしまったり、

本当はやりたいと思っても、
その瞬間に否定をしてしまうのは、

やはり寂しいことなのでしょう。

■そういう意味でも、

「何かをやってみたい」

と思う心や、純粋さは
忘れないようにしたいと私は思いますし、

そうしていたほうが
毎日もカラフルで、楽しくいられる、

そのようにも思います。

■、、、とそんなことに
思い切り感化されて、先日ピアノを
衝動的に買ったのでした。
(我ながら単純)

それ以外にも、ピアノを買った
仕事上の功利的理由もあるのですが、
それはまたの機会にお伝えできればと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

===============================
<本日の名言>

われわれは、賢明になるためには、
まず馬鹿にならなければならない。
己を導くには、まず盲目にならなければならない。

モンテーニュ(フランスの思想家/1533-1592)

===============================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す