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4443号 2026年4月25日

「育児ガイドライン」を、妻と私とAIで一緒に作って気付いたこと

(本日のお話 1968字/読了時間4分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は4件のアポイント。
また夜から高校のリーダーシップの授業の打ち合わせ等でした。
私自身、こうした全20回の授業設計は初でものすごく手探りですが、大学生の頼もしいアシスタントの2人のおかげで、良い感じで進められております。
ここからが本番になりますので、しっかりと設計して進めていきたいと思います。



さて、本日のお話です。

私事ですが最近、息子(5歳)の主張がますます強くなってきております。

元々、発達がゆっくり(-1歳くらい)の息子で、現在も週3回、療育に通っています。体幹が弱くまっすぐ座ることが苦手、指先の使い方がゆっくりでボタンを留められない、などです。

それらも子どもの特性の一つ。ゆえに、あまり気にしていなかったものの、「…とはいえ来年は小学生になるので、関わり方を考えたほうがよさそうだね」と、妻と話をしていました。
そこで、今の時代ならではの試みとして「妻と私 & 生成AI(Claude)」で3者間対話をしながら、「家族のルールづくり」をしたのですが、この内容がすこぶる良かったので、今日はそんなお話をしてみたいと思います。
個人的なお話ではありますが、よろしければお目通しくださいませ。それでは、どうぞ。

■私と妻とAIと「育児ガイドライン」を作ってみた

土曜日の10~12時に「育児ガイドラインづくり」の時間を、妻と設定しました。目的は、以下の2点です。

1.なんとなくで動いていた曖昧なルールを改めて明確にする
2.発達心理学の観点も含めて、どういう関わり方が望ましいのか検討する

しばしば「お金・仕事・子育てなどの領域は、夫婦間の価値観のズレが表出しやすい」と言われますが、ここに生成AIをファシリテーターとして設けることで、合意形成がしやすくなるだろう、という狙いです。

ダイニングテーブルに私と妻が集まり、そして真ん中にノートPCを用意する。そして、音声入力で対話を吹き込みながら、それぞれ議題を詰めていくという流れです。

たとえば、療育後のご褒美の与え方、ゴネたときの具体的な対応の仕方、おやつのルールづくりなど、AIの知見を借りながら具体化していきました。

そして、合計2時間の対話の記録を、「育児ガイドライン 完全版」としてまとめてもらったところ、以下のような12章立ての冊子になりました。

(ここから)
ーーーーーーーーーー
<紀藤家 育児ガイドライン 完全版>
はじめに - この文書の目的
第1章 - 息子さんの発達特性と基本的な理解
第2章 - 育児の基本原則(一貫性・共感・自己効力感・褒め方・安全基地)
第3章 - 登園・保育園に関するルールと対応
第4章 - ゴネ・抵抗への統一対応フロー
第5章 - 日常のルーティン設計(朝・夜・食事・歯磨き・動画・睡眠)
第6章 - 食べ物・おやつ・お菓子のルール
第7章 - 外出・ご褒美のルール(地下鉄博物館・週末設計含む)
第8章 - 片付け・身辺自立のルール
第9章 - 特定の行動への対応(ニヤニヤ行動・お風呂・シャワー)
第10章 - 社会情動の発達と子育ての考え方
第11章 - 夫婦の合意事項と運用
第12章 - 専門家連携と今後の見通し
おわりに - 今週・今月始めること
ーーーーーーーーーー
(ここまで)

そして、これらの対話の20ページほどの記録を、NotebookLMにてスライドにしたり、動画にしたりして、具体的な制作物として残すことができるのも便利です。

■重要なのは「両親の一貫性」だった

この対話の中での気付きは色々あったのですが、最も大事で、かつ我々夫婦の課題として明らかになったのが「両親の一貫性」でした。

妻がNGと出したことを夫(自分)がOKとしてしまう。
たとえば、妻がお風呂に入るよ!といっているときに、私が子どもと遊んでしまう、などです。

そして、息子がそれに対して強く「ゴネる」ことで折れてしまうと、息子の世界に、望ましくない世界観(=ゴネればなんとかなる)を学習させてしまっている可能性が高まりました。

なんとなく意識していたものの、実際の事実を元に話を深めていく中で、息子の特性もあるかもしれないけれど、それ以上に親である我々の関わり方に問題があったのだ…そんなことに気づく時間でした。

■まとめ:「合意できること」が一番大事

本当は一緒に調べたりしながら、じっくり決めたほうがいいのかもしれません。ただ、それぞれの価値観・考え方がある中で、一つの話に合意をしていくのは、なかなか難しいことも事実。

その中で、「発達心理学」「学習理論」などに精通している「エルダー(賢者)としての役割」をAIに持たせることで、最も対話において重要な「合意」に近づきやすくなるというのは、実に有用なことだと感じます。

実際、できたものは当たり前のものかもしれません。ただ、それでも「こういうときは、こうする」と合意に至れたことが何より良かったな、と思った次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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