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2600号 2021年4月3日

メルマガ2600号を送り続けて、”最も鍛えられた能力”を考えた

(本日のお話 2253文字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日、金曜日は10件の組織開発インタビュー。

個人的な話ですが本日にて、
メルマガ「2600号」となりました!

2013年3月からスタートし、
途中からは土日も配信し始めて早7年。

1日も休むことなく続けてこられたのも
ひとえに応援いただける皆さまのお陰です。

お読みいただいている方、
そしてメッセージをいただける方、
本当にありがとうございます!



さて「キリ番」を記念して

”発信をし続けることで得られること”

について、改めて考えてみました。

今日はその気付きと学びについて、
皆さまにご共有させて頂ければと思います。

(私の内面の吐露が中心となりますが、、、

ご興味がある方は、以下
お付き合いいただけますと幸いです)

それでは早速参りましょう!

タイトルは、

【 メルマガ2600号を送り続けて、”最も鍛えられた能力”を考えた 】

それでは、どうぞ。

■正直に告白しますと、

メルマガを休まず
書き続けることは

「ぶっちゃけ大変」

でございます。

自分で決めて配信していますが、
賛否両論ありますし(汗)、

ネタが枯渇していきますし、

日々油断した毎日を過ごすと、
その弛緩がそのまま文章に出ちゃいますし。

■書くこと自体は、

1000号越えたくらいから
完全に習慣化はしました。

しかし、2600号越える今でも
日々発信をするたびに葛藤が起こります。

「全然良いことが書けないぞ。。。」

「このメルマガで
読者の皆さんに有益な情報や感情を、
お渡しできているのだろうか」

と、ここ1ヶ月は
特にもがいておりました。

■とはいえ、
メルマガのコンセプトは

「学びと挑戦を通じて
皆さまの1日を5%元気にする」

と掲げております。

ゆえに配信する際も、

・元気になる内容をお届けしよう
・皆さまの学びになる内容を届けよう

と思い、書き始めるわけです。

■ただ、更こ本音を吐露してしまうと、
(キリ番なので!)

メルマガを配信すればするほど、

自分が経験を重ねるほど、

「自分の言っていることって、
マジで、浅いよな(トホホ)」

と自ら書いて、
自ら打ちひしがれる頻度は、

回を重ねるごとに
増えていっている感じがします。

書けば書くほど、積み重なる苦渋。

、、、

と、こんなことを書くと、

「うーん、じゃあ
なんで書いてんの?」

となりそう。

しかし、それでも書き続けるのは

”得られるものが
それ以上にあるから”

以外にありません。

■得られるものとは、一体何か?

一言で言えば、

『成長の証』

です。

もう少し具体的に言うと、

【世界の複雑さを理解し、言葉にする力】

を手に入れること。

これこそが「成長の証」であると
感じているのです。

■例えば、初期の5年くらい前の
メルマガだったら

「目標は大事です!」

とシンプルに
言い切れていました。

確かに、ある側面ではそうなのです。
目標を持つことは、実に重要。

ただ、実際に色んな人と出会い、
語っていくと

目標を明確に掲げていないけれど

自分の価値基準に沿って、
その瞬間瞬間、臨機応変かつ

一生懸命生ききる方が、
成果を上げやすい人

がいることを知ります。

そうすると、

「目標をとにかく書き出すんだ!」

だけでは通用しないパターンも
見えてくるわけです。

その人の価値観、強み、興味、仕組み。

他の要因もちらついてくるのです。

■知らないうちは、
純粋に、単純化して言い切れます。

方程式のXやYなどの
変数が少なく、計算もしやすいときは
解を出すことも難しくはない。

それは、シンプルだからです。

しかし、視座が上がって、
様々な視点からの情報が入ると、

実に多くのことが
複雑に絡まり合うことを知り、

「その答えは◯◯です!」

と言い切ることができなくなる。

それは役職が、

若手→中堅→係長→課長→部長→役員

と上がるにつれて、

タテヨコナナメの様々な立場や
意見の違いが見えてくるがゆえ、

意思決定が難しくなる様子に
似ています。

■複雑なことを理解した上で、
その上で単純化して伝えることと、

一側面しか見ておらず
ただ単純化して伝えることの間には

万里の隔たりがあります。

複雑な状況や気持ちを、
言葉として説明するためには

・省察する力

・概念化する力

・言葉に表す表現の力

が必要です。

自分の考えも、

言葉に表して
小さな起承転結の物語にするのは

意外と大変な作業です。

■しかし、この

”思考を言葉にして、
誰かの役に立つように発信する”

ことを繰り返し続けると、
上記の3つの力が鍛えられていきます。

そうすると習慣が変わる。

・自分が日々経験したことを、
即座にタグ付けするようになる。

・学びと経験を実践可能な教訓に
変換する力が身につく。

・誰かから聞いた話・読んだ話について
自分の言葉で言い換え、モノにしやすくなる

そしてそれらの一粒一粒を積み重ねていくと、

【世界の複雑さを理解し、言葉にする力】

が手に入ります。

そうすると、

人間関係、仕事の仕方、
自分の幸せの定義を含め、

世の中のルールがもっと細かく
もっと深く見えるようになる。

これこそが、

”(苦渋の)メルマガ配信2600号を経て、得られたもの”

であると感じます。

■誰かと比べたり、
まとまりがない言葉で書き連ねて

自ら恥ずかしくなることもあります。

ただ発信を辞めず
自分の思考と向き合い
言葉にすることを諦めないことは、

【世界の複雑さを理解し、言葉にする力】

を鍛えるプロセスです。

■それはメルマガでも
ブログでも、日記でも、
Twitterでも、You Tubeでもよい。

たゆまぬ内省のプロセスを
歩み続ける習慣

が自分自身を押し上げ、
世界の幅を理解するための
貴重なアクションなのだ、

そんなことを思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

何が本当に自分の利益であるかを知ることは
容易ではない。

ウィンストン・チャーチル(イギリスの政治家/1874-1965)

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