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611号 2015年9月3日

プロはオイルに負けない

(今日のお話 1756文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。
夜は10月に初めてのお取引になった、
某企業様の人材開発の皆様と会食。

気付いたら、物理学などの
だいぶマニアックな話で盛り上がっていましたが、
大変勉強になりました。

10月も引き続きよろしくお願いいたします!

さて今日は、その会食の中で聞いた、
とある興味深い話を共有したいと思います。

テーマは「プロの姿勢」について。


■しばしば、

「今まで知らなかったけど、
 あの人は、こんな特技を持っていた」
 
という驚きを感じることがあります。

私の場合、ちょうど先日会食でご一緒させて頂いた、
某企業の人材開発部の課長Kさんがそうでした。

彼はある時、
ボーリングをかなりのレベルで極めていたとのこと。

どれくらいかというと全国大会にも出場し、
スコア240くらいを普通に出すレベル。
(つまり最低スペアは当たり前、というイメージ)

そんなKさんから
”ボーリングの奥深さ”を
教えて頂いたのですが、
素人の私からしたら、
ボーリングの見方が、
がらりと変わるような話でした。


■例えば、ボーリング場のオイルの話。

ボーリングのレーンは、
なんだかテカテカしていますよね。

これは、レーンを衝撃から守るためですが、
同時にボールの滑りをよくし、
「摩擦」を減らす効果があります。

レーンは60フィートの長さ。
そして一般的には、手前から42フィートまで
オイルをひくのが標準だそう。

ですからピン手前では
オイルがなくなります。

そこで急に”摩擦”が発生するため、
プロボウラーの投げた球は、
急激にピン直前でカーブします。

この現象もオイルの有無が影響している、
というわけです。

しかも、加えて言うと、
この「オイルの塗り方」は、
ボーリング場のオーナーによって違ったりするそう。

ちょっと長めにオイルが塗られているとか、
厚めに塗られている、とか。

その上、試合で何回も投げていると、
ボールに付いたオイルが周りに広がり、
通常オイルを塗っていないところでも、
摩擦が少なくなり、曲がらなくなったりする。

対戦プレーヤーの一投ごとに、
そのオイルの具合は少しずつ変わり、
そんな微妙な中で、確実にストライクを出す、
ヘッドピンを倒す軌道を取らねばならない。

それが「ボウリング」というスポーツなのだ。

Kさんは、そう語ります。
(それ以外にもいっぱいありましたが、深すぎるので割愛いたします苦笑) 


■そして、こんな状況で、
プロボウラーは戦うわけです。

プロボウラーは、
自分ではどうしようもできない、
「見えないオイルとの戦い」
を繰り広げます。

もし自分だったら、
「そんな細かいオイルの動きなんて、見てられない」
と早々に匙を投げることでしょう。

しかし、プロは違います。

自分ではどうしようもない、
「オイルの具合」の中で、
ベストのパフォーマンスを発揮しようとします。

例えば、

・オイルの具合に対応できるよう、20~30球ボールを用意する
・オイルの具合に影響されない投球法の練習をする
・オイルが塗られていないコースをとる。
・相手の軌道を読み、オイルの変化を予測する
など。

そして、ここで私が思ったことが
(今日のお伝えいしたい教訓です)

『どうしようもない」と思う状況でも、
 最大限のパフォーマンスを発揮するよう、
 自分が出来る行動をし続けるのが「プロ」』

と呼べるのではないか、
そう感じたのです。

「オイルが今日はなんかいつもと違うから、、、」
と愚痴っても、
試合に勝てるわけではない。

「7つの習慣」風に言えば、
オイルの具合は、

”自分が影響できないこと(=『関心の輪』)”
です。

「オイルが今日はいい状態じゃない。
 でもその中で、出来ることをやろう」

そうして、球を20~30球用意したり、
変化に対応できる技術を身につけたりすることは、

”自分が影響を与えられること(=『影響の輪』)”
です。

そして、どちらの姿勢の方が、
より優秀な選手なのかは、
言うまでもないことだと思います。


■ボーリングだけでなく、
仕事でも他のスポーツでも、

「いや、こんな状況じゃ無理でしょ」
とつい思ってしまう状況は、多々あるもの。

でも、そんな中でも、

【自分の影響できること(=影響の輪)に集中する】

という姿勢を持つことは、
より良い結果を追求する上で、大切な条件ではないか、
そのように思った次第です。

プロはオイルなんかに負けません。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 できると決断しなさい。
方法などは後から見つければいいのだ。

リンカーン""""

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