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3340号 2023年4月16日

今週の一冊『この1冊ですべてわかる 新版 マネジメントの基本』

(本日のお話 2548字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日土曜日は、家族とのお出かけ。

また夜はコーチング仲間との懇親会。
大学院の卒業祝いも兼ねて開催をしてくれました。

こういったつながりもありがたい限りです。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。

今週の一冊は

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『この1冊ですべてわかる 新版 マネジメントの基本』

手塚 貞治 (編集), 浅川 秀之 (著), 安東 守央 (著), 岡田 匡史 (著), 吉田 賢哉 (著)
/日本実業出版社

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です。

■「マネジメント」とは、
幅が広い言葉です。

かつ、何をすればよいのか、
色んな本も出ているし、
色んな考え方もあります。

心理的安全性、
1on1、
目標管理、
チームビルディング、、、

それらのアクションは、
いつ、どんな場合に必要なのか?

そして、具体的に
どうすればよいのか?

それらはまとまっているようで、
体系化されていないようにも思われます。

■そんな中で、本著書は、

マネジメントを
以下の5つのパターンに分けて
検討をしていきます。

**

(1)メンバーのマネジメント:{チームリーダーの視点}

(2)部署のマネジメント:{ミドルマネジャーの視点}

(3)部署間のマネジメント:{プロジェクトリーダーの視点}

(4)会社全体のマネジメント:{経営スタッフの視点}

(5)会社全体のマネジメント:{経営者の視点}

※詳しくはこちらのメルマガもご参照ください。
↓↓
『マネジメント」とはなにか? ーマネジメントの5つの視点ー』
https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/4470460/

**

上記のそれぞれについて、
学術的な研究に基づいた

・マネジメントの定義と特徴をまとめ

・問題を解決するための
マネジメント×リーダーシップの具体的な行動

・状況に応じたコミュニケーションの実践例

について述べられます。

■特にわかりやすいのは、

上記の(1)~(5)まで、

必要な考え方と行動が
10項目くらいにわけられて、

それぞれ2~4ページくらいで
端的に解説されているのが特徴です。

例えば、

(1)メンバーのマネジメント:{チームリーダーの視点}

では、こんな単元でまとめられていきます。

・メンバーマネジメントは
特に「対人関係を意識したマネジメント」が重要

・「指示する」リーダーシップと
「任せる」リーダーシップ を使い分ける

・「3つのタイプのアサーション」を使う
ーアグレッシブ(リーダー中心的)
ーノンアサーティブ(メンバーを尊重)
ーアサーティブ(リーダーとメンバー共に大切に)

・チーム内によい雰囲気をつくるために必要な
「心理的安全性」の作り方

・メンバーとのコミュニケーション機会を創出する
「1on1ミーティング」の実践

等々

でまとめられています。

■他方、

(2)部署のマネジメント:{ミドルマネジャーの視点}

の項目では、

以下3つの項目が必要になるとし

1,部署に向けられた期待を理解し、期待達成に必要な活動を考える
2,部署のメンバーの活動を活性化する
3,経営層と業務の最前線で働く部署のメンバーを繋ぐ

具体的なアクションとして、

・経営層の期待に基づいて「目標を設定」する

・部署内の「役割分担」を行う。
ー短期と中長期のバランスを配慮する

・「進捗を把握」する
ー目標に近づいている度合いを測る指標を用意する

・行動を促す「統制・支援」をする
ーアメとムチの使い分けの統制や支援を行う

・活動の「評価」を行う

等々

でまとめられていきます。

■その他には、

(3)部署間のマネジメント:{プロジェクトリーダーの視点}

では、

・目標とマイルストーン
・ファシリテーション
・場の設計

などになりますし、

(5)会社全体のマネジメント:{経営者の視点}

では、

・リーダーシップ
・事業の目的の設定
・投資の方向性の設定
・変革をマネジメントする

等々でまとめられます。

■それぞれがわかりやすく、
ポイントがまとめられているため、

様々なシチューエーションにおいて、
必要とされるであろう

「マネジメントの基本」

としての考え方・行動の補助線として、
自らが行うべき指針を示してくれます。

あるいは、

マネジメントの中で
不足していることをセルフチェックすることも
可能になるように思います。

■こうしたリーダーシップや
マネジメントは、

”70%が経験からの学び”

などと言われるように、

実際はやってみないと
当然ながらわからないものです。

ただ、やるにあたっても

”参照枠”や”補助線”

は過去の先人たちが
実践し、それを理論として
一般化したものもあるのですから、
そうしたものを使わない手はありません。

そして本書はそれらを
5つの視点から整理をされた書籍である、
そのように思います。

以下、著書の紹介です。

(ここから)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ベストセラー『経営戦略の基本』の執筆陣による姉妹書『マネジメントの基本』が、
DXの導入、ESGへの関心の高まり、コロナ禍など、
企業社会の激しい変化を踏まえて新版化。

企業活動で求められる「マネジメント」を、
チームリーダー、ミドルマネジャー、
プロジェクトリーダー、経営スタッフ、経営者の
5つの階層別に解説。

心理的安全性の高め方、1on1ミーティング、
PDCAの回し方、権限委譲など実践的な手法が満載!

※Amazon本の紹介より
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ここまで)

マネジメントについて
整理をしたい方にお勧めの一冊でございます。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<今週の一冊>

『この1冊ですべてわかる 新版 マネジメントの基本』

手塚 貞治 (編集), 浅川 秀之 (著), 安東 守央 (著), 岡田 匡史 (著), 吉田 賢哉 (著)

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