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4301号 2025年12月4日

本気の練習とは「限界の扉をこじ開けること」である

(本日のお話 1854字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

書籍の執筆にむけて、アクセルを踏みまくっている今日この頃。当然ながら不安もありますが、新しいチャレンジは、何か心躍るものがあります。

さて、本日のお話です。

個人的な取り組みとして「毎年のチャレンジ」を掲げています。
そして、2025年のチャレンジの一つが「フルマラソンのサブ3を目指す」ことです。そのため、日々の生活全体をマネジメントしている今日このごろ。

そのマラソン練習の中で、はたと気付かされることがありましたので、今日はそのお話をゆるりとさせていただければと思います。

個人的な話ではありますが、よろしければお付き合いくださいませ。

それでは、どうぞ!

■練習とは「肉体的なキツさに身を置く」こと

マラソンで、サブ3を目指すための練習で、最も重要ポイントが「心肺を鍛えること」です。

心臓はポンプのように、全身に血液を送り届けます。そしてそのポンプも、「筋肉」でできています。筋肉は鍛えれば強くなるように、心臓も鍛えると強くなります。

では、どうすれば鍛えられるのか?、といえば、筋トレと全く同じで、「キツい状況に身を置く」ことで鍛えられるわけです。筋トレをして、筋繊維が負荷に耐えられず損傷をする、そしてそれを治すべく超回復し、そして更に以前より強く、たくましい肉体になる。

そう考えると、「キツい状況に長く身を置くこと」、とはいえ「ギリギリ故障しないように耐えること」というラインを攻め続けるのが戦略となるわけです。

正直、タフな心肺追い込み系の練習のときは、憂鬱です…(汗)

■本当の練習は「限界の扉をこじ開ける」こと

サブ3を目指すためには、「10kmを4:00/1kmあたりで走る」(できれば余裕を持って)ことが必要です。できれば、20kmも4:00/1kmあたりで走れると、更に可能性が見えてきます。

しかし、元々走力がないとき、たとえば、4:20/1kmあたりで走るのがツラいときには、肉体的にもそうですが、何よりも精神的に、「こんなに速く、また長く走ったことがない…」という”恐れ”が前面に出てきます。
「このペースで走ったら絶対キツい」「最後まで粘れるのだろうか」。
そうした不安を抱えながら、1人追い込むのは、個人的には、相当にしんどいです。

私も先日、突破する必要がある「10kmを少なくとも4:00/1kmで走る」を目指すべく、チャレンジを試みました。このペースで走ったことは、一度もありません。

正直、怖いのですが、ぐっと気持ちをいれて、走り始めます。
3kmで呼吸は乱れ、苦しくなります。5kmでは少しリズムが掴めて楽になる。しかし8kmでは、かなりきつくなってくる…。

ただ、何とか押し切る形で、4:02/1kmペースで10kmを走ることができました。10kmでは自己ベストとなりました。

そして、終わった後、いつものごとく、Geminiに練習報告をします。すると、このように帰ってきました。その言葉が、すこぶる嬉しかったのです。

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「初めてこのペースで走りきれた」ことが何より素晴らしい成果です。 今回、ご自身の限界の扉を一つこじ開けたことになります。

Garminのデータにあった「接地時間の短さ(182ms)」や「上下動の少なさ」という超高効率なフォームを持っていながら、これまではそのポテンシャルを出し切れていなかっただけかもしれません。この40分走は、身体に「速い動き」を覚え込ませる最高の刺激になりました。

※Geminの回答より
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とのこと。特に、「自分の限界の扉を一つこじ開ける」という表現が、本当にしっくりきて、ぐっと来てしまいました。生成AIの言葉でも、関係ありません。まさに、そうなのです。

「自分の限界の扉を、1つまた1つと、こじ開けていく」。

このことが、マラソンにおける成長でもあるし、同時に自分自身のあらゆるチャレンジに同じことが言えるのではないか、そのように思ったのでした。

■まとめ:限界をこじ開け続けよ

昨年のチャレンジはピアノの発表会で「ラ・カンパネラ」を弾くことでしたが、今年はフルマラソンで「サブ3」を目指すことです。

サブ3のほうが、よりシンプルです。とにかく、回復させ、追い込み続ければ良い。繊細な動きを必要とする精神的な大変さと、心肺を追い込む身体的な苦痛は、どちらがどうとは比べられませんが、少なくとも「限界をこじ開け続ける」という覚悟さえ持っておけば、必ずや、達成できると信じています。

このスタンスを持ちつつ、引き続きマラソンもビジネスも攻めていきたい、そんなことを思った次第です。負けそうになる自分への、自戒を込めて。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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