メールマガジン バックナンバー

516号 2015年4月15日

”""万能感”に気を付ける""

■おはようございます。紀藤です。

先日も「7つの習慣」公開セミナー2日目。

リーガロイヤルホテルで終日仕事をしておりました。

普段、ホテルのソファで終日お仕事・・・
ということはあまりないのですが、この2日間は特別。

・・といいますのも、今回は
ご縁を持たせて頂いた10数社の人事に関わる方が
ご担当者様、部長様、取締役の方まで、
「7つの習慣」研修のご検討のために、
貴重な2日間を割いてご参加頂いていたためでした。
(皆さまご参加頂き、誠にありがとうございました!)


■そんな中、セミナーに参加頂いた、
とある外資系メーカーの人事マネージャーの方より
「7つの習慣」について面白いご共有を頂きました。

先日、別の会社の人事の方との
情報交換の中で、「7つの習慣」にまつわるお話が出たそうです。
(別の会社の人事の方は、
1年前「7つの習慣」研修をご導入頂いたとのこと。)

テーマは、「ストレスマネジメント」に
「7つの習慣」が使える、というお話だったそうです。



「7つの習慣」は弊社でも昨年全員で受講しました。

〇〇様のおっしゃられたように、
刺激を受けてストレスを感じて落ち込ませているのは
相手ではなく自分でやっていることに気付く、
というのはまさにその通りですね。


テキストで確認すると、
第一の習慣の「主体性を発揮する」のところで、
刺激と反応の間には選択の自由があり、

「自覚」、「想像力」、「良心」、「自由意志」

の4つが代表的な性質として挙げられています。

昨年研修を受講したときには、

”ストレスに対する選択の自由”

という文脈では考えなかったために見過ごしていました。

あらためて7つの習慣の汎用性に感じ入るところ大です。



■この人事の方が仰る通り、

”「7つの習慣」は汎用性がある”

という事実。

まさしく「7つの習慣」を表していると思います。

私達が大切だ、と思っている部分について、

「その通り!」と的を射たご感想を頂き、

嬉しくなってしまいました。

実は、「7つの習慣」をベースにした、
ストレスマネジメントに関する研修もございます。

■さて、研修が終わると、
どんな研修にもいえることですが、

<テンションが上がる>

という現象が起きますね。

「こんなこともできそう」
「あんなこともできそう」
「まだまだ自分には可能性あると思えた!」
「明日から、頑張るぞ!」

熱い思いがほとばしり、
あふれ出てしまう人もいます。

このこと自体は決して悪いことではありません。

ただ、「気を付けなければならないこと」があるのです。


■もちろん、
全員が全員そういうわけではないですが、
例えば、ある参加者が、
研修で「テンションが上がりすぎた」とします。

それで”万能感”(=何でもできる!と思う)
を得たとします。

セミナーに行く

「なんかできる気がしてきた。いけそう。いや、いける!
俺は何でもできる!!」

現実に戻る。障害だらけの毎日。
打ちひしがれる日々。

「やっぱり俺(私)には無理だ…。」

「いやいや、やる気にならなきゃダメだ。」

またセミナーに行く

「なんかできる気がしてきた。いけそう。いや、いける!!」

現実に戻る。障害だらけの毎日。越えられず、撃沈。

セミナーに行き、元気をもらう

「なんかできる気がしてきた。いけそう。いや、いける!
俺は何でもできる!!」

以下繰り返し


もしかすると、
このような危険性をはらんでいるのではないか、
と思うのです。

(というよりも、私の周りでも、実際にこういう人がいます)


■しかし、このような状態を繰り返して、
現実が何も変わっていないとしたら、

「自己啓発セミナー中毒」

になってしまっている、
とも言えるでしょう。

これは私の考えかもしれませんが、
研修やセミナーは、あくまでも

”現実”

を良くするもの。

だから、”現実”で上手くいかないことの慰め、
漠然としたやる気になるだけであれば、
真の目的を果たしていない、と思います。

しかしながら、研修・セミナーで、
幸か不幸か「テンションが上がりすぎる」状態になると、
無意識のうちに、

【なんかいけそうな万能感】
(=成功することが簡単に思えてくる)

を得てしまい、現実とのギャップを
生む傾向にあるように思います。


■先ほども申し上げましたが、
別に「いけそう!」と思う事自体は、
悪いことでは全くありません。

ただ、コロンビア大学の心理学博士のハイディ博士は、
1点「気を付けなければならないことがある」といいます。

それは、

【”「成功すること」を楽観視すること” と
”「障害」を楽観視すること” は全く別物である】

と認識せねばならない、ということだそう。


■これは具体的にどういうことでしょうか。

少しわかりやすくするために、
ある実験のお話を紹介させてください。

こんな実験があります。

ダイエットをしようとしている人達がいます。

この方たちにある質問をします。

Q"

【本日の名言】 ”甘いものを我慢する”のが「ツライ」と思いますか?

この質問に対して、

”A,非常にツライ”と「障害を悲観的(現実的)に考えた人」と、

”B,簡単なことである” と答えた人がいたそうです。

さて、ダイエットに成功したのはどちらでしょうか?

”甘いものを我慢する”のは簡単、と思った方が
ダイエットに成功したでしょうか?
それとも”非常にツライ”と思った方が、
成功したのでしょうか?


答えは、”A 非常にツライ”と思った方が、
Bに比べ、平均11キロも多くダイエットの成功した、とのこと。


■つまり、この実験からわかることは、
「目標を達成できる!」と信じるのは大事だけど、

【”起りうる障害”は現実的に考えないと、目標達成できない】

といえるわけです。

先ほどの話をここから解釈すると、
「テンションが上がりすぎる」ということは、
”すぐに何でも変えられる気がする(=障害を甘く見積もってしまう)”
という心理になっているということ。

すると、”現実の障害という壁”に打ちひしがれ、
一瞬の花火のごとく意気消沈してしまう。

理想と現実のギャップを突き付けられ、
反動としての無力感を感じ、
そして、何もしようと思えなくなってしまう・・・

極端な話かもしれませんが、
実際にそのような状態に陥っている人はいますし、
誰にでも起こりうる話なのではないか、
とも思うのです。


■研修・セミナーで元気になるのは大事。

でも、一番大事なのは、

【学んだことを、”厳しい現実の中”で、どう実践し続けるか】

です。

結局、偉大なゴールも、
厳しい現実の中での、地道な行動の積み重ねでしかありません。

だからこそ、研修でぐぐっと盛り上がった気持ちは、

”一瞬で燃えつきる薪”ではなく、
”熱を溜めて燃え続ける炭火”のように、
想いを醸成しながらも、
現実的な視点を持ち、小さな行動し続けること、
が重要なのでしょう。

盛り上がりすぎないよう、
着実に進んでまいりましょう。


最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。",誰でもある時期、情熱的になることはある。
ある人は30分間熱中できるし、
ある人は30日間続く。
しかし人生の成功者は30年間情熱が続く人である。

エドワード・B・バトラー"

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す