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383号 2014年9月28日

優しさの勘違い

■おはようございます。紀藤です。

今日は愛知に来ています。

通信機器の不良により、
こんな時間になってしまいました。(←言い訳)

インターネットが必須になっているなと、
痛感する今日この頃。

インターネットと言えば、
最近、日経新聞電子版(PC有料版)で、
記事を見ることが多いのですが、
非常に便利ですね。

読んだときに、
「関連記事はこちらです」
と、どんどんと繋がりがある記事を紹介してくれるので、
全体感が掴めて、効率的に情報収集ができます。

ぜひ、ご興味があれば、お試しくださいませ。


■日経新聞でも、
他のメディアでもそうですが、

「女性活躍推進」

という言葉は、本当に、毎日のように聞きます。

日経新聞電子版で検索しても、
1日に3つくらいの関連記事は少なくとも
見受けられました。

その中で、興味深い記事がありましたので、
今日はそちらを一つ、ご紹介したいと思います。


■神戸大学教授・平野光俊氏が言われる

【”優しさの勘違い”をなくせ】

というお話です。


【”優しさの勘違い”が女性のキャリアを停滞させる】
               神戸大学教授・平野光俊氏

―「こんなきつい仕事を与えては女性がかわいそう」
―「これでは女性が泣くかもしれない」
―「会社を辞めてしまうかもしれない」
―「女性を昇進させると縁遠くなり不幸になるかもしれない」
などなどの、
男性上司の余計なお世話と優しさの勘違いで、
男性にはチャレンジングな成長を実感できるような仕事を与えるのに、
女性には成長実感が乏しい簡単な仕事を与え続けてはいないか。

「結婚や出産後は退職して家事・育児に専念することが女性にとっての幸せだ」
という固定観念と、
「出産を経て退職した女性は大変そうだから責任のある仕事はさせない」
というパターナリズムが男性側にあり、
その

【優しさの勘違い】(パターナリズム)

を反映した「両立支援」と「職域限定」によって
女性のキャリアを停滞させてきたのではないか。

(後略)


■いつの時代からかは判りませんが、
平野教授が言われるような「固定観念」(女性は〇〇)という考え方は、
多かれ少なかれ、存在することは事実ではないでしょうか。

女性に影響を与える男性上司の”優しさの勘違い”という【考え方】により、
女性にキャリアアップの機会を与えないという【行動】につながり、
そしてそれが今日の”女性管理職がいない”という【結果】に繋がっている。


■「7つの習慣」では、

【See-Do-Getサイクル】

と呼ばれる考え方が出てきます。

これは、【ものの見方・考え方】(See=パラダイム)が
【行動】(Do)に影響を与え、
行動が【結果】(Get)に影響を与える、
という不変の原則を表した考え方です。

つまり、さかのぼってみれば、
【結果】に影響を与えている元となっているものは、
【ものの見方・考え方(パラダイム)】
である、とも言えるわけです。


■「女性活躍推進への取り組み」というと、
何か特別なアクションや制度面での取り組みを変えなければ、
という話にもなるかと思いますが、
平野教授が指摘したように、
元々の原因が
「男性の固定観念(パラダイム)」
にあるとするならば、
その部分への意識改革をすることも、
避けては通れないのでしょう。

「何が正しい」
という明確な答えなどはありませんし、
考え方も人それぞれ。

”優しさの勘違い”にしても、
ひとつの考え方にしかすぎません。

ですが、時代は変わり、
求められることも変わってくる中で、
私達自身も、自ら「意識改革」を起こせるよう
自助努力をすることが大切なのかもしれませんね。

今日は少し真面目なお話でした。


今日も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 次世代のパラダイム(枠組み)に早くから気付くためには、
多くの反証を切り捨てなければならない。
そして、古いパラダイムに打ち勝つことを確信しなければならない。

                 トーマス・クーン

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