メールマガジン バックナンバー

1327号 2017年10月2日

結果がどうこうという話は、なんだかんだいって、
結局は”「志」のあるなし”に帰結する”

(本日のお話 2881文字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。

昨日夜、久しぶりに運動(テニス)をしました。

なかなかの疲労感を感じたのですが、
同時にエネルギーが湧き上がる感覚が。

心と体は、密接に関わっているのだろうな、と思いつつ。

そして、今月末のフルマラソン(with妻&友人)に向けて、
時間を見つけて、トレーニングしていきたいと思います。


改めて、常に「目標」を掲げ、前のめりで攻めてこそ、
生きている実感が生まれます。(私の場合)

高いところを見据えるからこそ、
高いところに行くことができるのだと信じて。



さて、本日のお話です。

タイトルは、


【結果がどうこうという話は、なんだかんだいって、
 結局は”「志」のあるなし”に帰結する】


それでは、どうぞ。

■企業は、社員に成果を期待します。

そして、思うのですが、極端な話、
乱暴に言ってしまうと、


”めちゃめちゃ会社に貢献する人、業績を上げる人”


というのは、

=======================

1,「志」があるかどうか

2,圧倒的当事者意識を持っているかどうか

========================

この2つに、集約されると思っています。

マナー、ビジネススキル、
ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、
プレゼンテーション力、ヒアリング力、

確かにこれらのことは大事。


でも、誤解を恐れず言うのであれば、
こんなこと、「枝葉」でしかない、

そう感じます。


■人間は、「自動車」みたいなもの。

いくらいいパーツ(タイヤ、ホイール)
いくらいい頭脳(システム、制御装置)
やるときゃ、やれる勢い(エンジン)

があっても、

『そもそものエネルギーの源(ガソリン、燃料)』=「志」

がなければ、走れるはずもない。

『そもそも走ろうという自意識(ドライバー感)』=「当事者意識」

がなければ、人任せの乗客意識になるだけ。



だからこそ、

「この仕事を通じて、どうしていきたいのか」
という『志』であると思うし、

「自動車を動かしていくのは、自分なのだ」という、
『当事者意識』が、

絶対的に必要である、と思うのです。


■先日、私の仲間が、
自らの「志」に従い、ある会社に転職をしました。

その彼は、元コンサル出身で
かつ、その頭脳も優れている人物。

そんな彼が、その転職先のプロジェクトで
「圧倒的な成果を出している」
という報告を、facebookで先日目にしました。


それは、もちろん彼の頭脳もあるけれど、
決め手になったこと、

すなわち、

”人の心を動かし巻き込んだ”ことは、
「志」や「圧倒的当事者意識」である、

と私は強く感じましたし、
実際そうである、と確信するような内容でした。


それくらい、「結果」というのは、

「本質・根」(=志、当事者意識)

という部分に深く、深く根付いている、
私はそう感じてなりません。


■しかし、現実はどうか。

特に、新入社員を考えた時、どうか。

幸いにも、学生時代から社会人にかけて、
部活、クラス、その他の活動で、

そういった
『志』または『当事者意識』
が醸成されるきっかけがあればよいです。


しかし、多くの場合、
日本の教育の問題もありつつ、

”皆がそうやっているから”

という思考に支配され、自動的に、
何か深い疑問を持つこともなく、
中学、高校、大学、就職へと、繰り上がってきた、

という人も、間違いなくいます。

むしろ、多数かもしれません。



そして、就職活動の時に、

「自己分析?わけわかんねー」

となる。

自分の道が見えない。
「志」なんてことも、考えたことがない。

そんな人、やはりいるし、多いのです。


■ある程度、ビジネスの経験、
人生の経験が長くなってくると、
必要不可欠な存在が、

『志』や『当事者意識』のような「根」の部分

にこそあると、見えてくるものです。


もちろん、気づかない人もいます。

気づく、気づかないは、タイミングの問題。

それは「縁」といってしまえば、
それで終わる話かもしれない。


しかし、


“「志」って大事なのかもしれない」と気付き始めること”


が第一歩であり、
チャンスだと思うのです。

だからこそ、特に、柔軟な若いうちに、
『志』『当事者意識』という根の部分
基礎の礎、エネルギー自動装填の方法、

これらの大切さに対する気付きを与えてあげること、

このことが大事だと思うのです。

【本日の名言】 ある真実を教えることよりも、
いつも真実を見出すには、
どうしなければならないかを教えることが問題なのだ。

ジャン=ジャック・ルソー”

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