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1218号 2017年6月15日

人は、”縛り”がなければ変わることができない

(今日のお話 1698文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。


昨日は、某製薬会社の管理職の皆様に、
「リーダーシップ研修の振り返り」を
行ってまいりました。

真面目に、かつ真剣に取り組まれており、
今回の機会が、皆様の成果につながる機会になれば、
と切に願った次第です。

(企画のY様、I様はじめ、皆様、
 本当にありがとうございました!)

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。



さて、早速ですが本日の話です。

昨日の研修の最後に、
これからのリーダーシップを磨き続け、
そして行動をし続けるにあたって


『アカウンタビリティーパートナー(=説明責任を持つ相方)』


というものを、設定いたしました。

時間にしては、わずか10分程度。

しかし、私は、この設定こそが、
人の習慣を変え、結果を変えるための、
大切な『仕組み』であると感じています。


本日は私自身の体験から、
その理由をお伝えするとともに、
思うところをご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


「人は、”縛り”がなければ変わることができない」。


それでは、どうぞ。

■実は、私自身、
最近少しモヤっとしています。

それは、約一ヶ月前に行った
ウルトラマラソンが終わったタイミングで、
いろいろな別のプロジェクトや学びが、
同時に終了をしました。


これまでは、例えば活動として、


・土曜日朝9時から12時まで英語塾に参加

・土曜日夕方16時から8時までの組織コンサル養成塾

・ウルトラマラソンのための練習
 (毎週長い距離を走る)


などを行っていました。


しかし、ちょうどウルトラマラソンが終わるあたりで、
上記の諸々のプロジェクト(学びの場)が終了したのでした。


■すると、生活に変化が訪れます。


これまで1年間、土曜日は朝9時から英語塾があったので
必ず朝8時には家を出ていたのが

”ゆっくり眠れる”

ようになりました。

楽でいいや~、なんて思っていたのですが、
実際ちょっと長く寝たところで、
体が劇的に回復するわけではありません。


むしろ、ゆっくり寝ることで、
やり残した感も多くなり

自分でも気づかないうちに、
そこはかとない自尊心の毀損につながっていっている、

そのように感じたのです。


だから、最近の私は

「ちょっとリズムに乗り切れない」
「全力全身120%となれていない」

と感じている、

と自分で振り返り、
思ったのでした。


■そして改めて思ったのです。

これは”意志が弱い”
などと言う類の話ではなく、


『仕組みの問題』


である、
そう強く思うのです。


そもそも、人の意志など、
日によって変わるもの。
非常にブレが多いものなのです。


だから、常に高いモチベーションで、
高速運行をし続けようと願うのであれば、

頭をフル活用させたり、
本気にならざるを得ないような環境に
自分を置き続けたりすること。


これが、自分の「やる気」に、火をつけ続ける仕組みになり、
その仕組みが回ることで、自分の行動も促され、
そして継続的な結果につながっていきます。


■私の場合、幸か不幸か、
少なくとも1日1回は自分自身を振り返る
「メルマガ」と言う仕組みがあるため、
ボルテージは下がり過ぎはしません。

(意志の問題ではなく、「仕組み」です)

しかし、そういった
「仕組み」が全くない人であれば、
怠惰に怠惰を重ね、ずぶずぶと、やらないリズム、
甘えるリズム、行動しないリズムに支配されていく、

ということにもなりかねません。


そして、繰り返しますが、
それはその人の意志が弱い、悪い、
ということではなく、


”「仕組み」があるか無いかの問題”


なのです。


■昨日の研修で、

「アカウンタビリティーパートナー」(説明責任を持つ相棒)

の仕組みを設けるということをしている、
とお伝えいたしました。


これも、その仕組みの1つです。


”自分だけじゃなく、
 自分がやると決めたことを誰かに報告しなければならない”

それが、強制力を持ち、
実行の成功率に影響を与えるのです。



と、長々と書いてしまいましたが、
そんな理由で


【人は、”縛り”がなければ変わることができない】


と、思うのです。


意志に頼ってはいけません。

仕組みを作り続けましょう。


と、これまた改めて自分自身に
言い聞かせた次第です。


やっぱり、土曜日の朝の予定がなくなると、
やたらと寝てしまうなあ、と思いつつ。

【本日の名言】 偉業は一時的な衝動でなされるものではなく、
小さなことの積み重ねによって成し遂げられるのだ。

ファンセント・ファン・ゴッホ”

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