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1131号 2017年3月20日

”当たり前の基準”とは、体験によって書き換えられる

(今日のお話 1556字/読了時間1分半)
■こんにちは。紀藤です。

三連休の最終日は、
昨日のテニススクールのメンバーとの飲み会で、
しこたまお酒を飲んでしまったので、

「デトックスをしよう!」
ということで、12時からランニング。


私は東京都北区に住んでいるので、荒川がすぐ隣にあります。

再来月、野辺山ウルトラマラソン100キロが控えているため、
その練習のため、少し厳し目に鍛えておこう、と30キロ走る予定でした。

が、走っていたら、
だんだん気分が高揚してきて、
気がつけば、結構遠くまで言ってしまい、
家についたときには、42キロ走ってしまいました。

結果、フルマラソンでした。

応援もいなければ、
タイムも残るものではないですが、
妙な達成感があり、
なかなか良い1日になりました。


さて、今日は、
マラソンにちなんだお話を、
少しご紹介させて頂きつつ、


「”当たり前の基準”とは、体験によって書き換えられる」


というタイトルで、
思うところをご共有させて頂きたいと思います。

それでは、どうぞ。

■いつからか、
ランニングはブームになり、
私の周りにも相当数走る人がいるようになりました。

きっと、メルマガを読んでいただいている皆さまも、
「ラン」がお好きな方、結構いらっしゃるかと思います。


ふと思いかえしてみれば、
初めて私がフルマラソンを走った時は、

「42キロなんて、人が走る距離じゃないし!」

と思っていました。


だから、当初は
ひいひいいいながら、なんとか6時間くらいで完走。

走り終わった後は、
家にかえるのも一苦労なくらい、
疲労困憊しておりました。


しかし、その後、
フルマラソンに何回か出るうちに、

「まあ、42キロはなんとか走れるよね」

となり、記録も4時間以内で走れるようになりました。


その後、昨年、
神奈川県の三浦半島を一周するという、
”100キロウルトラマラソン”を完走してからは、


「42キロは、練習で走れる距離」


というように、段々と
レベルアップしていったように感じています。


もちろん、これは、
「スゴいでしょ!」とか、そういう話ではなくて、


ある程度の期間、走っている人は
みんな口を揃えて同じことをいうのです。


『一回やっちゃえば、まあ、普通だよね』

と。


■思うのですが、

「こんなこと、絶対ムリ!」

というのは、それをしたことがないから、
イメージができないから、そう思うだけであること、
ままあるのではないかと思うのです。


しかし、一度トライしてみると、
考え方はガラリと変わるものです。


当然、経験によってもそうですが、
そこで出会う人によっても、
考え方が変えられたりするのです。


例えば、

「100キロウルトラマラソンなんて、誰が出るの?」
「どんな猛者たちが集合しているのか?」

なんて思っていましたが、

実際走っているのは

・多分70歳くらいのおじいちゃん
・割と若そうな女性(全身ピンクのコスチューム)
・カールおじさんのような、麦わら帽子を被ったおじさん

など、見た感じ、
普通の人が割とでていたのです。


つまり、やってみて、
経験してみると、

『あれ、意外とそんなもんなのね』

という発見があるということ。


■難しそう

自分にできるかな。


こういった

「精神的なバイアス」
「色メガネ」

は、もちろんランニングだけでなく、
あらゆるところに存在していると思います。


・難しそうな仕事、
・自分の力量を越えているように思えるプロジェクト、
・スゴい人との対話、ディスカッション
・大規模な営業の提案



「それってムリじゃね?」と
思えるようなことも、
ちょっとやってみと、”意外とできる”ということがあります。


「”当たり前の基準”とは、体験によって書き換えられる」


のです。

そして、少しでもその可能性があるのであれば。

ぜひ、自らの可能性を広げるためにも、
挑戦をし、体験を求めることがよいのではなかろうか、


そんなことを思った次第です


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

【本日の名言】 自分に何ができるかは、
自分以外の者にはわからない。
いや、自分でもやってみるまでは
わからないものだ。

ラルフ・ワルド・エマーソン”

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