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1545号 2018年5月10日

ランニングもビジネスも「回復期間」があってこその、ベストパフォーマンスである

(本日のお話 1852文字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。

ならびに夜は、
来週末の野辺山100キロ ウルトラマラソンに向けて、
最後の追い込み練習として、

・22キロのランニング、そして
・ムエタイジムで1時間練習

をしてまいりました。

ハーフマラソン→ムエタイジムは、
はじめてやりましたが、本当にヘトヘトになりました。

でも、またやろうと思います(笑)



さて、本日のお話です。

先程、「ウルトラマラソンに向けて、最後の追い込みをした」
とお伝えいたしました。

あと11日後ですが、
多分、しっかり練習するのは、昨日が最後。

それは

「回復期間」を見越して、

です。


そして、昨日走りながら、

”「回復期間」を考えることが、
 長期的な結果を出す上でいかに重要か”、

ということを考えておりました。

今日はそのお話について、
思うところを皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【ランニングもビジネスも、
「回復期間」があってこその、ベストパフォーマンスである】


それでは、どうぞ。


◼︎スポーツをやられた方であれば
なんとなくわかると思うのですが、

肉体の成長というものは、

「破壊と創造」

の繰り返しで生まれます。


肉体を追い込み、
筋繊維を「破壊」する、

その後、

超回復(傷ついた筋肉は、通常を超えて筋肉が大きく成長します)を経て、
より質の高い肉体へと進化を遂げる、
すなわち「創造」がなされる。


これを上手に繰り返すことで、
己の肉体が向上していく。


これが基本ルールとなります。


■ですから、ランニングにおいても、


・長距離やスピード練習として走り込む。

・脚を追い込み「脚の筋肉」を壊す。

・回復を待ち、また限界を超え、脚を追い込む。



そして、ここでのポイントは、


「破壊した後は、”回復させる”ために、時間が必要」


というところ。

壊れた状態の筋肉で走り込みをしても、
ダメージが蓄積しているので、
あまり効果的ではないのです。


特に、
マラソンのレース本番前の2週間などは、

「追い込み練習は避けるべし」

と言われます。


なぜならば、

回復していない状況で無理して走っても、
結局、スタミナが持たないから。

前半はふつうに走れても、
回復しきっていない傷ついた筋肉は、

多くの場合、後半力が持たずにペースが落ち、
そして、良い結果を出すことができないのです。


だから、特に「レース本番」は、
”練習後の回復期間”を十分に持って、


『回復しているベストコンディション』


で臨まねばならないのです。

これがセオリーである、

などと言われるのでした。


◼︎、、、と、
マラソン話を続けておりますが、
このことについて、強く思うことがあるのです。


実はこの”「回復期間」の大切さ”の考えは、
私たちが日々取り組んでいる、
ビジネスにも、大いに通ずると思うのです。



少し前にこういう話を聞きました。


「自分は、朝4時まで飲んでも、
 絶対に朝9時には会社に行くんですよ
 結構フラフラですけどね笑」


そう、誇らしげに語られている人がいました。


その人が、フラフラ、と言っていたのが、
どの程度のレベルかはわかりません。



しかし、ふと思ったのが、

”朝4時まで朝9時にきて、
 日中100パーセント駆け抜けられる”

のであれば問題ないのですが、

もしも、朝9時に出社したものの、
疲れがとれず、ぼんやりする、すなわち

「ただ来ているだけ」

なんてなっていたとしたら、どうか。

または、前半がんばれたものの、
午後からスタミナ切れ。

30分で終わる仕事が2時間も3時間もかかる、
となっていたら、どうか?


と思ったのです。



■自分の仕事で良い結果を、
今日も生み出すために来ていたはずなのに、
回復していないから、途中リタイヤ、

となったとしたら、
それはまるで、


『走り込みすぎて、
 回復できないままレース本番に出場。
 途中で力尽きる(そして結果がでない)』


という、

”回復”を甘く見て失敗した、
イケてないマラソンレース

と変わらないみたいなものではないか、

と思ったのです。



■もちろん、仕事にはいろいろなリズムがあります。

だから必ずしも、
回復しきれない時もあるでしょう

しかしながら、
1日1日が本番であると想定すれば。


毎日しかるべき回復期間を設けて、
1日走りきれるだけの状態にすること。


そして、そのために、
日々計画することが、

「働き方改革」と言われるように、

”働いた時間 < 成果”

を求められる昨今、
大事なことではなかろうか、

そのように思うのです。



人によって「回復」がどれくらい必要なのか、
どうすれば「回復」の質が上がるのか、

そういったことを踏まえて、
日々の計画を立てることが重要だろうな、

と思った次第です。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

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<本日の名言>

もっと早く終わるように、少し休め。

ジョージ・ハーバード

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