メールマガジン バックナンバー

1596号 2018年6月30日

「軽で迎えに行きます」という”すれ違い”から考える、コミュニケーションのあり方

(本日のお話 2123文字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日は、お昼から
鹿児島県 徳之島に移動。

7月1日に開催される
トライアスロンに参加するためです。

、、、しかしながら、
台風7号が発生し、7月1日に、
おそらく直撃することが判明。

スイムは中止になってしまいましたが、
バイク、ランニング、楽しみたいと思います。

唯一の懸念点は、極真空手のダメージで、
まだ脚が腫れっぱなしということですが(汗)、
ベストを尽くしたいと思います。



さて、本日のお話です。

徳之島に到着した時の話で、
「コミュニケーション」の難しさについて
改めて思うことがありました。

今日はそのお話について、
思うところを(ゆるーく)お伝えできればと思います。

タイトルは、


【「軽で迎えに行きます」という”すれ違い”から考える、コミュニケーションのあり方】。


それでは、どうぞ。


■鹿児島県 徳之島。

人口27,000人。

島を一周すると約80キロの、
奄美地方に所属する島です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E4%B9%8B%E5%B3%B6

鹿児島というより、
むしろ沖縄に場所も近く、
非常にゆるーい雰囲気がする、
大変、魅力的な島。

そんな島に、昨日到着をしました。


■旅行会社を通じてとったチケットには、

”リゾートホテル○○より到着口に迎えに行きます”

とチケットに書いてありましたが、
空港には誰もおらず、電話をしてみると、

「あー、紀藤さんね。
 出てスグのビーアンドジーに受付したら
 電話くれたら迎えに行きますからね」

とのこと。


(ん?ビーアンドジー?
 そこはどこだ?)


と、まず思います。


とりあえず「わかりました」と伝え、
近くの人に聞いてみると、
島の大きな海運倉庫みたいなところであることが判明。

「スグそこだからね!」

と道のおじさんに言われ、
そのまま道沿いを歩いていくと、

”天城町B&Gセンター”

と呼ばれるものがありました。

それなりに距離があって、
まあ近いと言えば近いけど、
そうでもないと言えば、そうでもないよな、、、

とも思いました。


そこで思ったことは、

(島の人にとっての、

 ・ビーアンドジー、
 ・そこ、あそこ、
 ・スグ近く
 
 と、”わかる前提”で言われても、
 結構わからないものだよな、、、)

ということでした。


■そして、その後、
トライアスロンのレースの受付をした後、
例の”リゾートホテル”に連絡します。

すると、ホテルのお母さんらしき人が、

「じゃあ、迎えにいきますから
 駐車場の前で待っていてくださいね!
 ちなみに荷物はどれくらいありますか?」

と回答。

だいたい、大きな荷物2つくらいです。
と答えます。

そして、到着を待ちます。



、、、しかし、30分待てども来ず。


その後、電話してみると、

「あれ、先行ったのですけど、
 誰もいなかったですよ、、、」

と。

そして、

「じゃあ、もう一度行きますからね、
 ”軽”でむかいますので」

とのことでまた待ちます。


■”軽自動車”はたくさんくるのですが
その中にそれらしき人は見当たらず。

そしてまたもや30分程たち、
電話してみます。

すると、

「あれー、おかしいですね。
 先もいなかったとお父さんから
 言われたんですけどね、、、」

両者の間に、なんとなーく
イヤな空気が流れます。



すれ違い過ぎているので、

・軽
・スグ迎えに行く

とゆるく聞いていたところを、
どんな車で、誰が、どんな人が迎えに来るのか、

などを確認して、また少し待つと、
ようやく合流できたのでした。


■そして、宿について、
色々聞いてみると、


・”軽”とは「軽トラック」のことだった

 → 対して私は「軽自動車」だと思っていた

・探す人の特徴を、”男性が1人 荷物を2つ持っている人”、
 と思われていた。

 → こちらは、私と妻2名だった。
   荷物は大きいバックは2つだが、
   受付で荷物をもらい追加で2つ増えていた。

という事が判明。

そして、こちらも

・特に細かく、車の番号など確認していなかった

から、このようなすれ違いが起きたんですね、

などと宿のお母さんと話をして、
一件落着、となったのでした。


やり取りによる不信感から、

「感じが悪い宿なんじゃないか、、、」

と勝手に想像を膨らましていましたが、
実際にあってみると、笑顔の素敵な宿の人たちで、

”確認せず、期待を勝手に膨らませて、
 早合点してしまったこちらも悪かったな、、、”

と反省をしたのでした。


■そして思ったこと。

それは、

”相手と自分の「言葉の意味」というのは、
 全くもって違う”

ことを、知っておくことが大事だよな、
ということ。


・「軽」は「軽自動車」なのか「軽トラック」なのか。

・「駐車場”前”」は、どこから見て「前」なのか。

、、、

新入社員でならうような、

”自分にとっての当たり前”

を”相手に当たり前”としてはいけない、
という話かもしれません。


が、(少なくとも私は)、
普段からかなり意識していないと、
全く出来ないんだなあ、

とはっとさせられたのでした。




と、いうことで、
基礎的な話ではありますが、


【「軽で迎えに行きます」という”すれ違い”から学んだ
 コミュニケーションのあり方】

として、

・”そこ、あそこ、前”という「相対的な言葉」や

・”軽”のような、解釈の余地のある「意味が広い言葉」

には十分気をつけて、
明確なコミュニケーションをしていきたいものだな、


と徳之島にて、思った次第。


まあ、久しぶりのお休みなので、
そんなゆるゆるしたのも全く問題なしですが、
ふと思ったので、ご共有でございました。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。


========================
<本日の名言>

他人を責める前に許す余地がないかどうか
考えるべきだ

ゲオリグ・リビデンベルグ

=========================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す