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1647号 2018年8月20日

『カメラを止めるな!』の上田監督から学ぶ、「継続した熱量は未来を変える」という話

(本日のお話 2865字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日より、
本日から実施の『7つの習慣』の実施立会のため、
博多に来ております。

そして昨晩は、今、口コミで
爆発的に拡がっているという映画、


『カメラを止めるな!』
http://kametome.net/index.html

を妻とともに、
観に行ってまいりました。



製作費200万円、
完全な無名の監督が、無名のキャストを集めて、
そして立ち上げたというこの作品、

その評判の高さから、全国に爆発的に
拡がっているという、映画史を塗り替えるような作品、

そんな評価であると書かれていました。

、、、


■ですが、実は、一番、
個人的に度肝を抜かれたことがあります。


それは実は、この監督。

私の旧友であった、ということ。


物凄い親しいわけではないです。
ただ、10年ほど前、一時期、
確かに一緒に遊んでいた友人でした。

そして、その当時そこには、
まだ私が出会ったばかりの妻も一緒にいました。


ですから、私と妻、共にポスターを見て、
そして監督の名前を見て、

「あの慎くん?!」

と、共に驚いたのが数日前。


そして昨日映画を妻とともにみて、
その面白さと、そして当時からの彼の歩みに想いをはせ、
更に感動を覚えたのでした。




10年前。彼が、
熱く語っていた話は、

「宇宙一の映画監督になる」

という話でした。


そしてそれを現実にすべく、
確実に歩んでいることを、
間近で見せてもらい、心から震えました。

今日はそんな話から思ったことを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。

(あくまでも、私の個人的視点です)


タイトルは、


【『カメラを止めるな!』の上田監督から学ぶ、
 「継続した想いは未来を変える」という話】


それでは、どうぞ。



■10年ほど前、高円寺に、

「こころ躍るカフェ」

という25歳前後の仲間でつくった、
イベントカフェがありました。

毎週、何かしらのイベントを行う、
というコンセプトで運営していて、

たこ焼きパーティーやら
デザインイベントやら、
カードゲーム大会やら、

若者ならではの楽しげな集まりを行っていました。

当時、流行っていたmixiで
人が人を呼び、集まっていました。


そして、私もその中の、
主要メンバーでした。

余談ですが、そこで
私と妻は出会いました。



■そのカフェでは、当時、


「夢はあるけど、金はない」

「夢はあるけど、現実味はない」


そんな”フリーター”が、
たくさんいました。


熱い想いを語るけど、何も持っていない、
正直、リアリティもない。

そんな人は結構多かったです。


そして、その中の1人が、
先述の「慎くん」こと、上田慎一郎氏でした。

当時24歳くらい。



■彼は、自費出版で、
自分の小説を出したところでした。

そんな動きをブログで全部公開していたので、

「2ちゃんねる」

では”熱いけど現実が伴っていないヤツ”ということで、
かなり叩かれていました。

いわゆる炎上です。


それでもポリシーを曲げず、
まだ当時、撮影なんて
ほとんどやったこともないはずなのに、


『宇宙一の映画監督になる!』


とひたすら言っていたのを覚えています。

正直、当時は、

「そういう人はよくいるよね」

くらいだったので、
その当時の私は、彼のことを

「アツいことを語る大勢のうちの1人」

としか思っていませんでした。


■そして、時が過ぎました。

数年後、「こころ躍るカフェ」もなくなり、
それぞれが、それぞれの道に進んでいきました。


それから、ずっと、
彼が何をしているのか
10年間知ることはありませんでした。


しかし、今回このような形で、
彼の名を、改めて目にして、
本当に、本当に驚いたのでした。

こんな小説みたいなことが、
本当にあるなんて、、、

そう思いました。


言葉にすると薄っぺらくなりそうですが、


”思考は現実化する”


とでも言うしか無い出来事を
目の当たりにした、、、

そんな気がしました。



■10年前、彼が
書いていたブログがあります。


「2ちゃんねる」で批判されていたときに、
彼がその批判コメントについて、
返答をしている内容です。


2008年8月10日。
本ちょうど10年前の今くらいです。


(以下、引用いたします)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


俺は前に進む。

今はどんなに未熟だって、どんなにかっこ悪くたって。

どんなに傷だらけになっても、血を吹き出しながらでも、歯を食いしばって。

笑いながら前に進む。



俺は誰にもならない。

俺は俺にしか歩めないYUME THE WAYを裸足で突っ走る。

一生、丸々上田慎一郎で生き抜いちゃる。

俺の人生は誰にも渡さない。

自分を、逃がさないよう、
つぶれちゃうぐらいギュッと抱きしめながら、今日を生きてやる。

苦しみも辛さも悩みも葛藤も涙もよだれも鼻水も、
ぜんぶぜんぶまるごと抱きしめて、愛して、今日を笑って生きてやる。




もう一回だけ言う。




人生はアドベンチャーだ。

永遠に続く夏休みだ。

キラキラ光るダイヤモンドだ。

終わることなき愛の歌だ。

初恋のあの娘の風にそよぐロングヘアーだ。

冬の朝に飲む暖かいココアと白い息と小鳥のさえずりだ。

疲れた午後につまむ甘くとろけるチョコレートだ。

夏の夕立の後に吹く生あたたかい風だ。



そんな胸躍る比類なきアドベンチャー。

神様が止めたって、やめるもんですかい。



人生はステキ。

ステキすぎて目がくらむ。

失明しちまう。

そんな月並みな真実を俺がバシッとこの日本に叩きつけてやる。

夢が叶わない?社会は厳しい?

そんな埃の積もった神話、俺がアッパーカットでぶっ壊してやる。


上田慎一郎。

1984年4月7日生まれ。24歳。

A型。牡羊座。

好きな食べ物はドライカレー。雪見大福。てりやきマックバーガー。

嫌いな食べ物はミントガム。

好きな言葉は、一生青春。

将来の夢は宇宙一の映画監督。



奇跡を起こす男。



そこんとこヨロシクッ。



※引用:【push your back 映画監督上田慎一郎のブログ。】
https://ameblo.jp/beblue0407/entry-10125698111.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



■を見てみると、
彼が、10年前から一貫して言っていることが
”変わっていない”と気づきます。


彼のこれまでの軌跡を知らぬ私が、
どうこう言える筋合いではないことは百も承知。

それでも本当に凄い、と
心から思います。

成功する、しないは時の運も
もちろんあるかもしれません。

でも、

”粛々と行動し続けてきた”

”想いを絶やすことなく10年間歩み続けてきた”


ことが、今に繋がっていることは、
おそらく間違いないのだろうと思います。


■そして彼の姿をみて、
同時に思ったこと。

それは、


”言うのは簡単。
 でも、10年間、言い続けられるのか”。


”夢を語るのは簡単。
 でも、10年間、同じ夢を、
 たとえ花開かずとも、語り続けることができるのか”。


ということ。

このことを、改めて考えさせられました。


10年単位で、諦めず、
成すべきことを粛々と成し続ける。

その姿勢を教わった気がしました。



当時の「こころ踊るカフェ」の仲間も、
起業をして、自分の道、世界を粛々と拡げていますが、
私も負けぬよう、誇れるよう、
自分の道を追求していきたい、

そのように思った次第です。



■最後に、


『カメラを止めるな!』
http://kametome.net/index.html


めちゃくちゃ面白いので、
まだ観ていない方は、ぜひ見てみてください。

今までみたことがない映画であることは、
間違いありません。

ぜひ、劇場へどうぞ。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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<本日の名言>

もし人間が自分にできるすべてのことをしたなら、
自分でも、驚嘆するほどの偉業を成し遂げられる。

エジソン

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